月鏡徒然草・10年09月

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雑記(2010年9月29日)
 消費者金融の武富士が会社更生法申請に踏み切りました。
このニュースを聞いて、私の行っていた大学の金融論助教授(今の准教授)が、
「武富士のような消費者金融は違法だ、そのうちつぶれるぞ!」
と講義で熱く語っていたのを思い出しました。
当時、武富士は日本のトップに入る企業だったので、
「本当かよ?」と思っていましたが、「そのうち」に10年以上かかったとは言え、
助教授の言う通りに武富士は破綻してしまいました。
 私は消費者金融を完全否定しませんが、
グレーゾーン金利と言う違法すれすれの金利で貸付を行い、
貸付審査が杜撰な消費者金融が日本の金融界に横行してしまうのは危険だと思っていました。
それは、消費者が必ずしも返済能力を考慮して借り受ける訳では無いからです。
勿論、消費者金融側が十分コンプライアンスを遵守していれば、
お金を借りる消費者側の責任になるのですが、
消費者金融側もコンプライアンスが徹底されていなかったので、
消費者側が気付かないうちに債務が増えてしまい、
被害が続出することになってしまいました。
こうなると消費者金融の存在自体に疑問を投げかけざるを得なくなります。
 債務者(利用者)には気の毒ですが、
今回の武富士の破綻は「金融システムにとっては良かった」のかもしれません。

 元俳優押尾被告の保釈請求が東京地裁によって却下されました。
反省の「は」の字も無い押尾被告を保釈するのは言語道断な訳で、
東京地裁の判断は適切だったと思います。
 私は裁判員では無いのではっきり書きますが、
浮気に覚醒剤に見殺しに罪のなすりつけ・・・と、
様々な罪を犯した押尾氏は男として最低だと思います。
しかも、それについて反省の色さえないのに腹が立ちます。
しかし、こんな屑な人間でも結局は芸能界に復帰してしまうのだと思います。
こんなことが芸能界で続けば、だんだん芸能界は斜陽に向かってしまうのだと思います。

 尖閣問題のせいで書けなかったのですが、
イチロー選手の10年連続200本安打達成には驚きました。
人間誰しもスランプになることはあり、
イチロー選手も当然そういうことになることはあると思うのですが、
それを見事克服して10年も大記録を継続出来るのは並大抵ではありません。
彼の精神力はそれだけ強靭なのかもしれません。
 私はイチロー選手の考え方やポリシーを是非学んでみたくなりました。
中国領土になった尖閣諸島(2010年9月26日)
 中国漁船船長釈放から1日。
こんなことになっても、日本国民は「愛国心」が無い国民なので、
一部の右翼の人間以外は特に大きな混乱も無く平穏な一日になりました。
こんな国は日本国だけだと思います。
あ、違いました、中華人民共和国日本自治区でしょうか?
 地検の判断に政府が関与しようがしまいが政府に責任があるのは間違いありません。
 政府が司法に関与すればそれこそ政府が法を強引に曲げたことになるので、
法治国家として重大な問題になるし、
逆に関与しなかったとすれば、
政府は今回の国際問題に関して何もアクションをしなかったことになります。
はっきり言ってこんなチキンな政府ならいりません。税金の無駄遣いです。
 中国はこの件に関し、賠償を求めています。
こうなるのは当然で、ここまでくると中国に非はありません。
船長釈放と言う判断は、「日本が罪のない船長を拿捕したこと」を認めることになるからです。
おそらく、弱腰の日本は「ごめんなさい。」と言ってホイホイと賠償金を払ってしまうでしょう。
レアアースの経済損失を抑えても、
それ以上の経済損失が今後発生するのは間違いありません。
 何れにしても、これで菅内閣の支持率が落ちなければ、
日本はこのまま中国の一部になってしまうのだと思います。
激激激激激激激怒(2010年9月25日)
 尖閣諸島での漁船衝突事件で拘束されていた、
中国人船長を那覇地検は釈放すると発表しました。
最悪も最悪で私は激しい怒りに駆られています。
地検がちゃんと捜査して事件性が無く釈放するのなら良いのですが、
「日本人が拘束されたから」とか「日本へのレアアースの輸出が止められたから」では
理由になるわけありません。(関連性も定かでないのに!!)
 那覇地検は大阪地検への逆風を目の当たりにして、
誤った判断をしてしまったのだと思います。
 これで日本は完全に「中国の犬」になってしまいました。
中国は今後何をやっても「ごねれば日本が譲歩する。」と学習したと思います。
これは世界の笑いもの以外でも何ものでもありません。
こんな弱腰な日本では一生北朝鮮の拉致問題などは解決しないと思います。
 ただ、お馬鹿なのは右翼の人間で、
海上保安庁に苦情を入れているアホがいます。
釈放を決定したのは海上保安庁ではありません。
どうせ苦情を入れるのなら、「那覇地検にしろ。」と言いたいです。

 今回の件に関しては悔しいですが、
全然意見が合わない石原東京都知事の考えに賛同せざるを得ません。
とうとうやっちまったか。(2010年9月23日)
 郵便不正事件に絡む虚偽有印公文書作成事件で、
上村被告の証拠FDを大阪地検の検事が不正改ざんして逮捕されると言う事件が起こりました。
 検察は「証拠のでっち上げや捏造をしない」と言うことは基本中の基本なので、
こういう事件が起きると、法治国家である日本が破滅の方向に向かってしまいます。
 検察はあくまでも被告の証拠を集め事件の全容を明らかにする仕事であり、
検察自ら犯人を仕立て上げて起訴し、有罪にさせる仕事ではありません。
証拠が集まらなければ「嫌疑不十分」で不起訴にすれば良いだけのことです。
 それを、「被告を有罪にさせることが有能な検事」のような風潮になっている大阪地検は、
異常だと言えます。
 そして、最悪なのは、村木氏の無罪判決が出た後と言うタイミングで、
村木氏を犯人視扱いしたメディアが自らの失点を相殺するため、
一斉に検察を叩いている事です。
中には検察廃止論まで唱える記者までいて、
日本はかなり危険な方向に向かっていると思います。
 この事件により検察の信用はがた落ちになり、
それを被告側が逆手にとって「検察の陰謀だ」とか「検察による冤罪だ」と言う主張をすれば、
裁判、特に裁判員制度裁判は、
判決に左右されてしまう可能性も否定出来なくなってしまいました。
 我々は兎に角感情的なメディアの報道を冷静かつ客観的に受け止めて、
大阪地検の健全化を見守るべきだと思います。

 また、この事件は肝心の「郵便不正」に関しての部分が有耶無耶になってしまいました。
私のかつての上司は、
「第三種や第四種郵便は廃止にしろ。なんでこんな安い料金で優遇するんだ。」
と、常々言っていました。
 第三種郵便は認可された雑誌や新聞などで、
文化の普及のため安い料金が設定されています。
また、第四種郵便は第三種郵便に該当するものの中で、
通信教育、目の不自由な方の点字、学術刊行物、農産物用の種や苗等、
特に文化普及や福祉、農業生産向上の意味合いが強いものが該当し、
更に安い料金で送る事が出来ます。
 当時、私はその上司を憎んでいたこともあり、
その第三種や第四種郵便が存在する目的から「この人は冷たい人間だ。」と蔑んでいましたが、
今になってやっとその上司の言っていた事が分かった気がします。
 相撲の維持員席と同じように特定の人物を優遇すると、
それを悪用する人物が必ず現れるのです。
日本郵政、日本郵便側もこの第三種や第四種郵便の見直しをした方が良いと思います。
しらけるデモ(2010年9月20日)
 尖閣諸島での漁船衝突事件に関連して中国で反日デモが盛んになっているようですね。
熱い中国人に対し、日本人はメディアや右翼以外「しらけムード」になっているのが笑えます。
私も「勝手にやっていれば?」と言うような感じです。
 だいたい尖閣諸島にしろ竹島にしろ、
二百海里問題がなければ特になんてことはない島なので、
いちいち神経質になる必要はないと思います。
 一番やってはいけないのは、日本が安易に謝罪することです。
最近、日本は異常に中国に対し恐怖心を抱いていますが、
中国はそんな凄い国な訳ではありません。
 中国はアメリカに次ぐ経済大国と言われていますが、
実際は日本企業の参入で潤っているわけなので、
日本がそっぽを向けば一気に中国はバブル崩壊してしまいます。
 逆に中国人は「自国の力で経済発展を遂げた」
と言う勘違いを直さないと痛い目に遭うと思います。
 日本側も中国に媚びることなく、毅然とした対応をとるべきだと思います。
(中国偏重外交の小沢氏は代表選に敗れたわけですし。)
やっとしたか・・・。(2010年9月17日)
 やっと政府&日銀が為替介入を行ないました。
遅すぎの面は否めませんが、全くやらないよりはマシなので、
一定の評価はしたいと思います。
しかし、これで「おしまい」ではすぐ円高が戻ると思います。
断続的な為替介入をすべきだと思います。
 それに、欧米諸国が自国の通貨安を容認しているのに、
日本が諸外国の顔色を伺って為替介入に後ろ向きになるのはおかしいと思います。
こんなことをやっているとどんどん日本の主体性はなくなり、
欧米諸国の良いようにされてしまいます。
 日本の国益のためにも手荒い療法で円高、
デフレ対策に取り組んでいただきたいと思います。
(日銀の白川総裁が辞めないと無理か??)
雑記(2010年9月15日)
 なんだかギャアギャア騒いでいた民主党代表選ですが、
結局そのまま菅首相が代表になりました。
 菅首相が良いわけではないのですが、
小沢氏が代表になり、そのまま総理大臣になるのは非常に危険だったので、
とりあえずほっとしました。
 ただ、菅首相にとってこれから修羅場になるのは間違いないと思います。
政治空白により棚上げになっていた諸問題(円高対策・普天間など)を早急に行なわないと、
支持率はどんどん下がっていくからです。
それと、代表選で落選した小沢氏の動き次第では民主党が分裂してしまう可能性があるので、
菅首相は逐次小沢氏の動向に注視しなければならないと言う、
「針の筵(むしろ)」状態が今後続くと思います。
まあ、期待せずに今後の菅首相の政策に注目したいと思います。

 音楽バンド「安全地帯」のボーカル玉置浩二氏が、
福岡のコンサートで暴言を吐くという事故が起こりました。
(熊本の方は無事終わったようですが)
玉置氏は暴言の中で「たかが7800円のチケット代で。」とか言っていました。
玉置氏にとって7800円はたいしたお金ではないのかもしれませんけど、
一般庶民にとっては大金です。それに、7800円でも沢山集まればかなりのお金になります。
売り言葉に買い言葉でそう言ってしまったのだと思いますが、
これは酷すぎるし、浅はかだと思います。
 ただ、客の野次にも問題があり、
特に「お客さまは神様だろ。」と言う主張は間違っていると思います。
「お客さまは神様」ではないのです。
そのような考えを通すと、マニュアル通りの心の通わない、
どの職員も同じような応対にどんどんなってしまうのです。
また、その言葉を重視し、一部の客を優遇すると、別の客に不利益が起きてしまいます。
要は客を不必要に奉る必要はないのです。
 とは言え、玉置氏はコンサート収入で飯を食っているわけなので、
それに応じたサービスをしなければならないのは当然だと思います。
雑記(2010年9月13日)
 俳優でタレントの谷啓氏がお亡くなりになりました。
原因が事故だけに非常に悔やまれます。
 ハナ肇とクレイジー・キャッツが全盛の頃、まだ私は生まれていなかったので、
その頃の事はよく分かりませんが、その後のソロ活動の事はよく知っています。
 コメディアンとしては「真面目に笑わせる」タイプで、
派手さこそ無いのですが、最近の芸人のような下品さや陰湿さはなく、
どちらかと言うと優雅な笑いを創りあげた人だと思います。
また、前面に出過ぎず、他人を引き立てる才能にも長けていました。
 俳優としては「出てくるとほっとする。」ような人物でした。
それは、ひょうひょうとしつつも真面目な演技と人柄がそうさせたのだと思います。
今年は谷啓氏や藤田まこと氏など、
もう二度と現れないような素朴だけど個性的な俳優が次々にお亡くなりになってしまい、
ドラマ界にぽっかり穴が開いてしまった様な気がします。

 準天頂衛星1号機「みちびき」の打ち上げに成功しました。
私は「もっと開発に時間がかかるのでは」と思っていたのですが、
案外早く成功になって良かったと思います。
 現在のGPSは米国のもので、米国意向次第ではGPSが使えなくなる懸念があります。
しかも、GPSは軍事用と一般用に分かれていて、一般の人が使えるのは一般用だけです。
一般用は軍事用に比べるとだいぶ精度が落ちてしまうので、
それだけに頼るのは非常に危険だと思っていました。
 勿論、「みちびき」だけでは24時間日本全国をカバー出来ないので、
あと少なくとも7機程度必要なのですが、
国家の基盤安定のためにもこのプロジェクトは完成して欲しいと思います。
(数上げるうちに衛星の製造コストも下がると思いますし。)

 郵便不正事件に絡む虚偽有印公文書作成で、
厚生労働省の村木厚子元局長が無罪になりました。
村木氏の場合、「罪が無い」と言うより、
善意(知らない)に基づいて「無罪」判決が出たのだと思います。
検察側は「悪意(知っている)」前提で進めてしまい、
途中で「あれ?」と思いながらも軌道修正をする勇気がなかったので、
今回、問題になってしまいました。
 ただ、あくまでも大阪地裁の判決な訳で、
メディアが一斉に検察側を叩くのは早計だと思います。
村木氏が逮捕された時、
メディアはよく調べもせず犯人視扱いしてしまった反省が生かされていません。
これで高裁、最高裁で逆転有罪になった場合、メディアはどう責任をとるのでしょうか?
 あくまでも判決が確定するまでは客観的に報道するべきだと思います。
 なお、この事件に絡んで鈴木宗男議員は「検察による冤罪説」を高らかに言っていますが、
村木氏は「善意」なのに対し、鈴木氏の場合「悪意」(しかも判決が確定)なので、
「冤罪」と言う主張が通る訳ありません。
雑記(2010年9月11日)
 日本振興銀行の経営破綻。・・・ま、当然でしょう。
いい加減な経営を続けていた銀行を立て直すのは到底無理があったのです。
 今回、ペイオフが発動され、
1000万円とその利息を超える分が払い戻せない可能性があるのですが、
ペイオフが解禁になってからもう随分経過しているので(5年くらい経過していると思います)、
ちゃんと資産管理をしている預金者なら既に各銀行に資産を分散して預けています。
今回、ペイオフにひっかかる預金者は(冷たいようですが)自業自得としか言いようがなく、
同情の余地がありません。
こんな杜撰な銀行を見抜けなかった責任が預金者にはあります。

 新司法試験の合格者が減っているようです。
各メディアや専門家は法科大学院や受験者の質の低下を挙げているのですが、
それが一番の原因とは言えないと思います。
 日本は法治国家とは言え、あまりに法律が乱立していて、
政治家さえも法律を十分に把握していないと思います。
(はっきりいって憲法9条なんたらかんたらは数ある法律のうちのたった1条に過ぎないわけで、
それだけを議論に挙げるのは政治家として稚拙だと思います。)
しかも、法律は誤解の無いよう、独特な言い回しがあり、理解や解釈が難しい面も否めません。
 私は恥ずかしながら憲法でさえも十分に理解していません。
ましてや六法になると、はっきり言って「全部の理解は不可能」です。
(民法は1000条以上もあるので、削除条文も多いとは言え、無理です。)
 司法試験は六法だけ理解すれば良い訳ではなく、
付随する特別法も頭に叩き込まなければならないので、
「法律マニア」の領域でないと合格は難しいと思います。
 人間の頭だけを頼りにするのではなく、法律のデータベース化が必要だと思います。
雑記(2010年9月9日)
 新党大地代表の鈴木宗男議員が受託収賄罪などで実刑が確定し、
収監されることになりました。
 私は「まだやっていたの?この裁判!?」と思いました。
「ムネオ・ハウス」とか「鈴木踏切」だとか騒がれていたのはもう10年近く昔だったと思います。
鈴木氏は盛んに無罪を主張し、「検察の陰謀による冤罪だ。」とか言っていますが、
大体そういうことを言う人間は、ほぼ確実に「クロ」で間違いありません。
要は、無罪を主張出来る根拠がなく、
形勢が不利なので無茶苦茶な「陰謀」説をでっち上げるわけです。
(娘を「犯罪者の娘にしたくない」とか言っていますが、彼の娘はもういい年齢で、
父親が収監されようが何されようが関係ないと思います。)
 ただ、鈴木宗男議員は氷山の一角で、まだまだ闇の代議士は沢山いると思います。
(あえて名前は挙げませんが・・・。)
こんな一部の人間に便宜を図るような公平性のない政治をする政治家は、
どんどん失職するべきだと思います。

 小沢氏の代表選出馬で「無利子国債」が話題になっています。
無利子国債は利子が付かない代わりに相続税を免除するものです。
今まで、相続税対策でよく採られるのが「生前贈与」で、
年間110万円までの贈与までは贈与税がかからないので、
毎年毎年110万円を子の口座に振り込んでいた人が結構いました。
(110万円を超えると相続税より税率の高い贈与税がかかります。)
 相続税は税率が非常に高く、遺族の負担が結構重いものになっています。
動産はともかく、不動産関係は「相続税」の負担を避けるために、
泣く泣く先祖伝来の土地を手放す人もいます。
 富裕層は相続税を払う余裕があるのに対し、一般労働者は相続税を払う余裕が無いので、
相続税の犠牲になっていた面は否めないと思います。
 もし、無利子国債が出来たら、そういった人にとって朗報になると思います。
ただ、慎重に考えなければならないのは、「国の借金が約900兆円あることです。」
国が破綻したら国債がパーになる可能性も全くないとは言えません。
なので、無利子国債ばかりに振り向けるのではなく、
従来の生前贈与などを絡めた方が確実だと思います。
 それと、生命保険は必ず「死亡保険金受取人」を指定しておかないと、
遺族に相続税でなく贈与税が発生します。
結構昔の保険はそこら辺があやふやなので、
自分の加入している生命保険の受取人欄を今一度確認しておいた方が良いです。
雑記(2010年9月5日)
 東京都板橋区の帝京大学付属病院で「多剤耐性アシネトバクター」と言う細菌が繁殖して、
9人の方がお亡くなりになったのですが、
同病院は4ヶ月近く保健所に細菌繁殖の報告をしませんでした。
細菌は一度繁殖するとどんどん広がる恐れがあるので、報告が遅れることによって、
他の医療機関の対策が遅れ、結果として被害が拡大する事になってしまいます。
 そんなことにならないよう、報告は直ぐに行なうべきなのですが、
それを怠った帝京大学付属病院は、人の命を預かる病院として最低な行為だと言えます。
 ただ、帝京大学付属病院の報告の遅れに関しては、
同病院自体の問題だけではないと思います。
 よく、「ホウレンソウ」とか言いますが、
どの会社や組織もこれが完全に機能しているところはありません。
 下層の人間は、上層の人間に報告することにより、怒られたり、
懲戒処分を受けたりする可能性が高くなるので、極力隠そうと言う心理が働きます。
 一方、上層の人間も、公に公表する事により組織の信用が失墜して、
自分の管理責任問題に発展していく恐れがあるので、こちらも隠そうと言う心理が働きます。
 日本という国は「ミス」に関して批判者側がよく理解しないまま闇雲に叩く傾向があります。
特にメディアはその組織を潰すまで徹底的に攻撃しようとするので、
「ミス」を公表した事によって取り返しの付かないことになる可能性があるのです。
こういった日本特有の土壌を無くさない限り、
あらゆるミスが闇雲にされるのだと思います。

 「角界は暴力団の排除が出来たので、
NHKの大相撲中継が復活し、懸賞金も復活する事になりました。めでたしめでたし。(完)」
 あの〜・・・、どうでも良いことですが、陳腐な茶番劇は止めて頂きたいと思います。
暴力団が排除出来たかどうかなど確実に分かっていませんし、
こんな短期間で角界の自浄が出来る訳ありません。
 NHKも、懸賞金を出している会社も、「1場所」だけ形式的に辞退した後、
次の場所からなんだかんだ言って復活させるシナリオが最初から出来ていたのです。
 メディアもこれ以上角界を叩くと、懸賞金を出している会社から批難が出て、
自社の広告料収入に響くので、
こじつけるかのようにこの問題を解決したことにしてしまいました。
 中継復活が決まった時の放駒理事長の軽薄なガッツポーズは、
この問題に対して日本相撲協会が真剣に取り組んでいないことを暗に示していると思います。

月鏡徒然草・10年07月/08月

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