月鏡徒然草・10年03月〜04月

雑記(2010年4月25日)
 いやあ、先日から原因不明の肩痛に見舞われてここの更新が開いてしまいました。
なので、ちょっと色々書きたい事があり、長文になってしまいました。申し訳ございません。

 最近思う事なのですが、日本銀行の白川総裁、お辞めいただいた方が良いと思います。
可もなく不可もない総裁なのでメディアの槍玉にあげられることがないのですが、
彼は日本の経済状況を認識していないような気がします。
白川総裁はバブル期のような好景気の時は良い総裁なのですが、
不景気な現在では、彼の慎重さ(悪く言えば及び腰)がどうしても無策に繋がってしまいます。
 彼は大胆な政策をして日本経済が混乱し、
自身の責任論に発展することを恐れているのです。
しかし、仮にも中央銀行の総裁なのだから、
きちんとしたリーダーシップをとっていただきたいと思います。
 デフレ対策に関してはインフレになることを恐れているのですが、
仮に貨幣の流通量を1兆円増やしても日本のデフレ状態は脱却しないと思います。
(国の借金の金額はそれをはるかに凌駕しています。)
ましてやお札が紙切れになる、ハイパーインフレなど日本の経済社会では、
兆を超えて京単位の資金を流通させないと無理だと思います。
逆に言えばそれだけ日本のデフレ状態は深刻だと言う事です。

 ゆうちょ銀行の限度額引き上げですが、
他の銀行の「民業圧迫」と言う時代錯誤な主張はやめていただきたいと思います。
小泉元首相の陰謀とは言え、ゆうちょ銀行は民営化された訳なのだから、
他の銀行と同じ民間企業なのです。限度額引き上げは当然だと思います。
それに、ゆうちょ銀行が限度額を引き上げても、
そんなに他の銀行の経営が悪化するとは思えません。
元々郵便貯金利用客が限度額をオーバーした場合、大抵国債か投資信託、簡易保険、
場合によっては振替口座と言う利息の付かない口座にまわしていたりしていたので、
それらが単に郵便貯金にまわるだけだと思います。
殆どの人は利率やサービスなどを考えて銀行を選ぶと思うし、
いちいち銀行の預金をおろしてゆうちょ銀行に持っていく人もあまりいないと思います。
(郵便貯金がそんなに魅力的な商品だとは思わない。)
ただ、国債の購入は減ると思うので、国の方は国債の発行を抑えるなどの政策をしなければ、
財源確保が難しくなると思います。

 田辺三菱製薬の厚生労働省からの行政処分についてですが、
まあ、何と言いますか、会社と言うものはなかなか更生しないものだと感じました。
今回の処分は、
同製薬会社の子会社「バイファ」が試験データを改ざんしたことによるものですが、
バイファは元々悪名高き製薬会社「ミドリ十字」だった会社です。
 ミドリ十字と言えば薬害エイズ問題が挙げられます。
ミドリ十字の非加熱製剤のせいでエイズに感染し、
人生を狂わされてしまった人はかなりいます。
当時、「エイズは正常でない性的接触をしなければ感染しない」と誤解されていたので、
薬害エイズ被害者の方々は周囲から相当白い目でみられていました。
それでも被害者の方々が立ち上がり、ミドリ十字を追及することが出来たのですが、
今でもその体質は脈々と受け継がれていた訳です。
これでは、被害者の方々は憤まんやるかたないと思います。
 バイファ(ミドリ十字)のデータ改ざんは、
人の命を助ける製薬会社あるまじき卑劣な行為だと思います。
三度こんなことが繰り返されないよう、こんな組織は解体してもらいたいと思います。
NTTの暴走?(2010年4月9日)
 今日、私のgooメールアカウントにメールが送られているかどうかチェックするため
ログインしたのですが、どうも接続が悪く、しかも、一部のメールが文字化けしていたので、
「原因は何なんだろう?」とネットで調べていたら、
出るわ出るわgooメールリニューアルに対する怒りの声が・・・。
 gooメールは今月の最初にリニューアルをしたのですが、
今までより多機能になり、メニューがゴテゴテになって使いにくくなったこと、
JavaScript多用で表示が重くなったこと、
広告がメール内容の表示領域を狭めていることなど、
多くの問題点が重なって多くのユーザーの反感をかったようです。
 私はgooメールをメインに使っているわけでもないし、
リニューアル初期には不具合が付き物だし、いちいち意見するのも好きではないので、
しばし静観しているのですが、
メインで使っているユーザーは仕事やプライベートで実害が出ているので、
半狂的になって、goo運営のNTTレゾナント(NTTグループ会社)や、
gooメールのスポンサーに意見を言っているようです。
 ユーザーの言動にも行き過ぎな面があると思うのですが、
gooメール側の対応も誠実さが無いように見えます。
 それどころか、gooのトップページのニュース欄には、
「ネット中傷、接続業者も開示義務」と言うトピックスを載せて、
暗に文句を言うユーザーに脅しをかけているようです。
 ユーザーは気付いていないのかもしれませんが、
NTT、まあNTTに限らず、JR、JT、JP、NHKなどもそうなのですが、
何れも絶対的な権力を行使できるインフラや販売特権を持っています。
JRは鉄道路線、JTは塩やたばこなどの販売(かつては専売だった)、JPは信書の配達、
NHKは放送通信網がそれにあたり、NTTは電話(回)線がそれにあたります。
「現在は携帯電話主流なので、電話線なんて大したこと無いんじゃない?」
と思っている方が多いと思うのですが、
NTTドコモに限らず、auもソフトバンクモバイルも、
携帯電話から発した通話やメールの電波は、各所にあるPHSアンテナで受信し、
そこからは「NTTの電話線」を通って相手方のいるエリアのPHSアンテナに送信しています。
これは、個人個人の携帯電話で届く電波の範囲に限度があるからです。
(無理に電波を強くする<電界強度を上げる>と電波法違反になります。)
auやソフトバンクモバイルはNTT東日本や西日本に回線使用料を払っています。
そのため、NTTドコモに契約してなくても携帯電話を使っている限り、
NTTグループの会社にお金を間接的に払っている事になります。
 そんな訳でNTTグループはgooメールのユーザーが離れても痛しかゆしなのです。
違う会社のメールに乗り換えても、ネットの中継回線はNTTがほぼ独占しているため、
NTTグループのどこかしらにお金が流れるからです。
とは言え、NTTを管轄する総務省から業務の改善を促されたらさすがに困ると思うので、
あまり高飛車な態度や不誠実な態度をとり続けるのは良くないと思うのですが・・・。
雑記(2010年4月8日)
 先日からくも膜下出血で入院していた、巨人の木村拓也コーチがお亡くなりになりました。
37歳ではあまりにも若すぎるし、これから巨人のコーチとして活躍が期待されていただけに、
非常に残念で悔やみきれません。(巨人ファンではないとは言え・・・。)
ご冥福をお祈り申し上げます。
 私は今まで「くも膜下出血は年齢の高い方がなるもの」と勘違いしていたのですが、
どうやら、若い人でも結構なるようです。
一度くも膜下出血になると、50%近い確率で即死か数日後に死亡してしまうほど致死率が高く、
一命を取り留めても、後遺症が出る可能性が高い恐ろしい病気です。
 私と木村コーチとは然程年齢が離れてなく、普段から頭痛に悩まされているだけに、
他人事ではいられません。先天性な面では検査くらいしか出来ないのですが、
普段から食生活(塩分、コレステロール、アルコール等)や生活習慣、
ストレスをためないよう工夫しなければならないと痛感しました。

 埼玉県入間郡三芳町のペット葬儀業者が、
飯能市の正丸峠にペットの死骸を投棄すると言う酷い事件が起こりました。
ニュースで「タウンページ内に宣伝広告を出している。」と報道していたので、
私のうちのエリア内と言うこともあり、調べてみたら、
1ページまるまる使って宣伝広告を出していました。
これだけ大きい宣伝広告をタウンページでしていると、
この業者を信用して葬儀を依頼してしまうと思います。
(良純さん、タウンページ信用できませんね?)
 ペット葬儀業者の犯人は、ペットの死体を「ゴミ」としか考えていなかったのでしょうが、
飼い主にとっては大切な家族であった訳で、
こんな葬り方をされてはいたたまれないと思います。
(もし、うちの猫がこんなことされたら、激しく憤ります。)
この業者の他にも悪質なペット葬儀業者はいると思うので、
厳しく取り締まっていただきたいと思います。
まさか捕まるとは。(2010年3月28日)
 中国の冷凍ギョーザ中毒事件で、まさか犯人が逮捕されるとは思いませんでした。
中国の事だからこのまま有耶無耶にしてしまうのだろうと予想していたので、
これは意外でした。
あの事件以来、中国製冷凍食品の日本輸出が低下しているので、
中国当局も本腰を入れて捜査せざるを得なかったのだと思います。
(私も中国製の食品は買わないようにしています。)
 まだ事件の全容は解明されていませんが、
報道では容疑者が会社に不満を持って農薬を注入したと報じられています。
それにしても、「会社の待遇が悪いから。」と言って毒を注入されたらたまりません。
一人の勝手で短絡的な行動で罪のない消費者が犠牲になるのです。
憤りを通り越して何も言えません。

 しかし、こういった事件は中国に限らず、不況の日本でも十分起こりえるので、
食品会社は一層の管理強化をしていただきたいと思います。 
雑記(2010年3月21日)
 先週は徒然草が追加出来なかったので、ちょっと話題がさかのぼります。
先週は私にとって嬉しい話題と腹立たしい話題がありました。

 先ず、腹立たしい話題は沢尻エリカとか言うクソ女優が復帰したことです。
なんでこんな最悪な人間が芸能界に簡単に復活出来てしまうのか不思議で仕方ありません。
普通のサラリーマンだったら解雇されたら復活は先ずありえません。
芸能界のゆるゆるな体質に辟易します。
 沢尻氏の復活を喜んでいる低能なアナウンサーもいましたが、
こんな人間の復活を喜んでいるようなアナウンサーは番組を降板していただきたいと思います。
彼女は特に美人でもなく、演技も下手なのに何で持ち上げるのでしょうか?
やはり「彼女は金になる」からだと思います。
「沢尻金製造機」にハイエナのごとく群がる我利我利亡者が鬱陶しいです。
これだから日本の芸能界は斜陽に向かっていくのです。

 嬉しい話題はクロマグロの禁輸案がワシントン条約締約国会議で否決された事です。
私は、「日本が欧米諸国にヘコヘコして、自分の主張もせず、むざむざ可決される」
と思っていたので、否決のニュースには驚きました。
(オリンピックのメダル獲得のニュースより嬉しいです。)
トヨタ自動車のリコール問題もそうですが、
日本は欧米諸国なんかに低姿勢でいる必要性は全くないと思います。
日本の国益が損なわれるのなら徹底的に戦うべきです。
 クロマグロの禁輸問題は、
提案したモナコの王子がテロリストのシーシェパードと癒着していたと言う事実もあります。
禁輸案が可決されたら、こういったテロリストに屈することになります。
環境問題と環境問題を都合の良いように利用したテロリストのテロ行為を
混同してはいけません。
欧米諸国もこのことに気付き、猛省するべきです。
クジラは反捕鯨団体に利用されている。(2010年3月13日)
 自称・反捕鯨団体シーシェパードメンバーの船長が逮捕されました。
ま、こんな社会のダニとも言えるテロリストは厳しく取り締まるべきであり、
逮捕は当然だと思います。
 最近、クジラだけでなく、クロマグロとかイルカとか色々と日本が叩かれているのですが、
叩いている環境団体とやらは日本人がいくらクジラを獲ろうと何しようと構わないのです。
逆に日本が「クジラのことを考えて調査捕鯨は止めます。」とか言ったらかえって困るのです。
 問題はクジラとかイルカなどではありません。
クジラやイルカなどはただ利用されているだけなのです。
 シーシェパードのような環境を謳ったテロ団体の真の目的は「金」であり
彼らが日本に対してテロ行為を行う事によって、
大きな組織から資金を得られる仕組みになっています。
その資金の提供元は国単位もしくはそれに準ずる大きな組織であり、
そこにも利益が入るので、
シーシェパードのようなテロ団体に資金が流れるのを止めることが出来ないのです。

 一番の問題は日本の「ごめんなさい外交」だと思います。
日本はとにかく打たれ弱く、打たれると確たる証拠もないのに謝罪をしてしまい、
慰謝料や補償金を払ってしまう事です。
日本がこんな外交を続ければ世界各国も、
「日本を叩けば金が貰える。」と言う考えになってしまうのです。
日本は国が破綻しかけています。こんなくだらないことに予算を使っている時ではありません。
政府は「金はない。捕鯨は続ける。」と強くつっぱねるべきです。

 私が小中学生の時の社会科で「従軍慰安婦」と言うものを習いました。
習った当時は朝鮮や中国の女性を強姦目的で強制連行した日本軍を、
「酷い。」と苛立ったものです。
しかし、それは結局捏造だった訳で、調査の結果、強制連行の事実もなかったので、
現在の社会科の教科書には「従軍慰安婦」の項目は載っていません。
要は朝鮮や中国、それに便乗した日本の左派団体の金銭目的のでっち上げだった訳です。

 とにかく政府やメディアはもっと他国の金目的の捏造主張だということを強調するべきです。
絶対こういう主張に対して謝罪をするべきではないし、補償金などを支払ってはいけません。
アングラサイトもいよいよ開放か?(2010年3月3日)
 とうとうアンダーグラウンドサイトのミクシィが招待制をやめて登録制にしました。
本来はもう少し早くする予定だったのですが、
従来の利用者の反発等があったのでだいぶ遅れての移行になりました。
まあ、登録制移行は当たり前だと思います。
インターネットは一部の人の閉鎖的な溜まり場ではないのですから。
 ミクシィが登録制に踏み切ったのは、アクセスの減少で広告単価が下がったからです。
ミクシィのアカウントは増えているのですが、
ログインして利用する人の人口は2〜3年前のピークから下がり続けています。
それに最近は手軽なツイッターの台頭で、ミクシィ離れが顕著だったことも起因しています。
 実際、招待制と言っても殆ど形骸化していて、
招待状を公然とばら撒いているユーザーも沢山いました。
また、閉鎖的なことで犯罪の温床にもなっていたことは否めません。

 登録制にはなったのですが、
携帯電話の番号を登録する必要があり
(同一人物が複数のアカウントを取得し、自作自演のマイミク登録をしないようにするため。)
また、ユーザー同士の繋がりが一定期間無いと、アカウントが取り消されるなど、
手間がかかることや時間的余裕が無いことなどが敬遠に繋がり、
ミクシィ側が意図しているほど(まともな)ユーザーは増えないと思います。

 インターネットは元々見知らぬ人の繋がりを持つ場であって、
ミクシィのように態々その繋がりをルール化して形だけの友情とか交流を推奨しても、
全く意味は無いと思います。
ネットをやる人は皆、オンラインになると、
一人でディスプレイを見ているだけの孤独な人間なのですから。
雑記(2010年3月2日)
 あれだけ「メダル、メダル」「金、金」言っていたバンクーバー冬季五輪も、
惨憺たる結果で幕を閉じました。
ヤフージャパンも恥ずかしいのか、
早々にトップページからバンクーバー冬季五輪特集ページのリンクを切ってしまいました。
 私も日本人だし、日本の選手を応援したかったのですが、
「白けて」応援する気になれませんでした。
複合とかジャンプとかでメダルを獲得していた頃の「日本」のような感動を感じないのです。
おそらく私と同じ考えの日本人は少なくないと思います。
これは、メディアがいけないのだと思います。
メディアがやる前から騒ぎすぎて(メディアだけが騒いで)、
くだらなくて質の低い最近のバラエティ番組のように見えてしまったことが原因だと思います。
 例えばフィギュアスケート女子では、
浅田真央、浅田真央、キム・ヨナ、キム・ヨナと、2人のことばかり取り上げて、
他の選手やフィギュアスケート自体の魅力を伝える事は殆どしなかったので、
「フィギュアスケートの見所ってそれだけか。」と感じた人が多いと思います。
私個人の私見では、完璧な演技で金メダルのキム・ヨナ選手や、
貪欲で驕りのあった浅田真央選手の銀メダルよりも、
母の死を乗り越えて銅メダルを獲得した、
カナダのジョアニー・ロシェット選手の方が余程感動的でした。
 スポーツって必ずしも「優勝」とか「メダル」だけが感動を与えるのではなく、
それを競技する選手の真剣さとか気迫とか誠実さとかうまく言えませんけど、
そういうのが重要なのだと思います。

 チリ地震の関係で日本にも津波や大津波の警報が発令されたのですが、
避難勧告に従って避難した住民は数パーセントしかいなかったそうです。
避難勧告に従わず、津波にのまれて死ぬのはその人の勝手なので構わないのですが、
気象庁、政府、メディアの伝え方にも問題があったと思います。
 気象庁が「念には念を入れて」と、
津波の予測を過大に想定したはかえって逆効果だったと思います。
予測の過大想定をあまりにしすぎると、
「また今度も予測よりたいした事ないだろう。」と高をくくる住民が出てしまうからです。
津波予測の過大想定や誤差の範囲を出来るだけ少なくするのが今後の課題だと思います。
 政府は鳩山首相がなんか会見していましたけど・・・、
まあ、こんな支持率の低い政府が真顔で言っても誰も真剣にとらえないと思います・・・。
つまり、もう「政府に関してはどうしようもない」と言う事です。
 メディアは津波警報の地域の表示を逐次していたのですが、
実際の津波の恐ろしさなどをもっと真剣に教えるべきだったと思います。
前のチリ地震の教訓・・・とか言っている専門家もいましたが、
前のチリ地震は50年前で、当時のことを覚えている人は60歳代以上になります。
なので、若い世代に関しては殆ど知らないと思います。
(私も生まれていなかったので知りません。)
北海道南西沖地震の奥尻の津波で甚大な被害が出たのは私も鮮明に覚えているのですが、
これも既に17年経過していて、人々の記憶からだいぶ薄れてしまっていると思います。
 要は住民に緊張感と危機感を持つよう報道した方が良いと言うことです。

月鏡徒然草・10年01月〜02月

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