月鏡徒然草・24年11月

時代遅れの策略でネットの嘘に流されてしまうネット民(2024年11月25日)

今回の兵庫県知事選、
結構ネット上で問題があったことが判明しつつあります。
斎藤元彦知事の対立候補のSNSを炎上させたり、
SNSのプラットフォームに
虚偽の通報をして対立候補のアカウントを停止にさせたりと、
一部過激派のネット民が「斎藤氏の再選」を画策して、
かなり、荒い行為を行ったようです。
これにより、対立候補のイメージが悪くなり、
結局、斎藤氏が知事に再選されてしまったのです。
勿論、選挙前から斎藤知事に対立する県議会議員や
他の行政の長でもおかしな人が多く、
机をバンバン叩いているのは見ていても不快でした。
しかし、今回の問題は斎藤知事のパワハラ問題です。
これに関しては何も解決が済んでいませんし、
真相も明らかにされていません。
その状態を立花孝志執行猶予犯罪者らが目をつけ、
「斎藤知事ははめられた。冤罪だ。」と言うことにすり替え、ネットに拡散させて、
注目度を上げさせて、
自身の知名度アップや自身の主張する「マスコミ・テレビ」の駆逐の方向に
いくようにさせたのが真実です。
これって立花氏がよくやる手法で、
この手法はどっかのみかんで有名な県のリサイクル業者社長にも伝授しています。
(この社長は自身の問題をコラボ相手や批判者の問題にすり替え、
送り付けを自作自演しながら「自分は被害者だ。」と同情を集め、
「カイワイ」駆逐の方向に意見が向くようにしていました。
・・・まあ、これはそのうちボロが出て失敗するのですが・・・。)
私もこのリサイクル業者社長に騙されたので偉そうには言えないのですが、
結局、ネット民はこの演出に踊らされて、
承認欲求充足目的の間違った勧善懲悪感に浸り、
斎藤知事に反する者たちを攻撃することで、
脳のドーパミン(俗にいう脳汁)がドボドボ状態の、
気持ちのよい状態になってしまったのだと思います。

ただ、これはちゃんと言っておかないと
勘違いされる方がおられるかもしれないので言いますが、
このSNS炎上の件に関しては斎藤知事は利用されただけで、
斎藤知事本人がやったことではありません。

その一方で、あまり、言いたくはないのですが、
この件に関して、

●斎藤知事も、
●斎藤知事に対立した県議会議員やその他の自治体長も、
●兵庫県の有権者も、
●マスコミも、
●ネットで煽った立花氏らも、
●斎藤知事を擁護したネット民たちも、

あまりに人の命を軽く考えていて、
自分勝手で無責任過ぎると思います。

日本ってこんな社会でしたっけ?
もちろん、昔から自分勝手な人間はいましたが、
社会全体でそんな感じではありませんでした。
西洋の考えの影響、不景気社会、ネットやSNSの普及、
世界情勢の不安定化、環境問題の深刻化など色々な理由があると思いますが、
いずれにしても、
日本社会がどんどん落ちぶれていくのを象徴していると思います。

で、一番の問題は、良くも悪くも日本人、
特に高齢者は純粋すぎる人が多いことです。
SNSの情報をまともに信じてしまう人が多く、
その情報が本当に正しいのか精査できる能力に欠けていると思います。
また一方で、まともな意見に対してやたら懐疑的になる人もいます。
私も仕事の顧客でも、SNSの嘘情報(フェイク)を頑なに信じてしまっていて、
私の言う本当のことを信じようとしない人がいます。
よくいるのが、詐欺に引っかかる高齢者で、
私らの詐欺の危険性の忠告を聞かないばかりか、
私らの方を疑うようなことをいう人間がその後、
簡単な詐欺にまんまと騙されてしまうことが多々あります。
今の高齢者はリアルな人間のコミュニティ内の意見より、
ITなどの最新のコミュニティ内の意見に従う傾向が強いです。
これは高度経済成長の中、
機械化こそが日本を豊かにしていったと信じているからです。
つまり、生身の人間より機械の方が万能で正確ということを深く信奉しているのです。
なので、生身の人間の忠告より、ネットなどの意見に従ってしまうのです。
ただ、一部では「SNSの情報は90%嘘か広告である」と言う意見もあるので、
あまりSNSの情報を過信しない方がよいと思います。

そして、前にも言った若者たちの貧困化の問題です。
そんな中、世の中のSNSには、
○○の高級料理を食べたとか、
▲▲国に長期間旅行に行ったとか、
××のブランド品を使っているとか、
そういった自慢話がゴロゴロ公開されています。
そういった幸せな情報を目にすると自分が惨めになり、
この世の中に不満を持つようになってしまいます。
しかし、そんな自慢話ばかりのSNSは、
本当にその投稿主が豊かで恵まれているわけではありません。
本当に恵まれている人はそんなことをいちいちネット上に書かないのです。
殆どは承認欲求の充足目的であり、
本当は自分の暮らしが惨めだからこそ、
そういった自慢話をSNS上に公開して「いいね」の数を貰って、
心の安定を図っているだけなのです
なので、そんなSNSを出している人こそ、
貧しくて惨めで情けない生活を送っているのです。
(SNSの公開も結構無理して出費してやっている人も多いです。)
いつも言っていますが、人間は誰しも承認欲求を持っていて、
私自身も持っています。
今の社会の問題は、
この承認欲求がSNSの登場で簡単に満たされるようになったということです。
ただ、こんなことで満たされる承認欲求は一時的なもので、
また更なる承認欲求を求めてしまうのです。
それに、そんなことで承認欲求が満たされても、
自身の生活改善には何も繋がりません。

そして、一番の問題世代は我々のような中間世代です。
ネット黎明期に若かったこの世代が、
一番無責任に無責任な嘘情報を流してしまうのです。
今回の兵庫知事選祭は昔あった田代祭などとなんら変わりがありません。
ネット黎明期からのノリで未だにいるネット民が、
同じ「祭」の再現を体験したくて同じことをやってしまうのです。
私はなるべく自分より若い人たちのSNS記事や
動画を見るようにしているのですが、
何かの折に立花氏や堀江貴文元受刑者、
西村博之(ひろゆき)氏などの動画などを見ると、
「それって、何年前の考えだよ。古っ!!」と思うことが多々あります。
特に西村氏は匿名掲示板の2ちゃんねるを作った本人なのですが、
考えがそのころから止まっているような気がします。
これらの人物は20年前くらいに時代の風雲児としてちやほやされてきたので、
そのころの栄光が忘れられず、
それに縋(すが)ってしまうのです。
そのため、そのころのノリや考えを広めて、過去の輝きを取り戻そうと、
嘘でもなんでも無責任に情報を広めてしまうのです。
普通は「老害情報」として、若い世代は見向きもされないのですが、
残念ながら今の日本は中間世代が一番人口が多いので、
この老害情報に流されてしまうのです。
しかし、その傾向がますます日本を衰退させる要因となっています。

こんな社会状況が無責任に斎藤知事の再選をさせてしまったのだと思います。
勿論、斎藤知事が大きく反省して良い県政をすればそれはそれで良いのですが、
また、悪い方向を向かってしまった場合、
前にも言った通り、誰も責任をとらないと思います。
今回の選挙結果で
斎藤知事に対立していた一部の県議会議員や、
他の自治体長が自分の信念を曲げてまで寝返ったりするくらいなので、
(時間の経過とともに自身の信念と合致しなくてやむなく反転したのとは異なります。)
結局は自分の利得で動いている人間が多いと分かったと思います。
日本を再び輝く国にするためには、
こういった利己的な人間を減らしてく社会にすることだと思います。

齋藤氏知事再選と若者の貧困化/松本氏の件で見るユーチューブの影響力
(2024年11月17日)

斎藤元彦様、兵庫県知事再選おめでとうございます。
これからもパワハラを使った強権的な県政に励んでください。

まあ、斎藤氏が当選すること自体、別に私は何も意見は無いのですが、
(兵庫県民でもないですし・・・。)
不穏なのは、この斎藤氏に
みんなでつくる党の立花孝志執行猶予犯罪者の影がちらついていることです。
(立花氏本人も売名と注目度を上げる目的で知事選に立候補しています。)
今回、斎藤氏が当選したのは、
立花氏が後押ししたからと言われています。
立花氏の助言により、SNSを使った選挙活動を行い、
マスコミ批判を徹底的にやったため、
ネット内で祭りが起き、斎藤氏が優位になったというものです。

・・・しかし、私はそれは少し違うと思っています。
ネットは確かに祭りになると凄い力になるのですが、
選挙になるとあまり投票に行かない傾向があります。
(ネット内で擁護した方の中には兵庫県民で無い方も多いです。)
つまり、ネット民はネット内だけ意見を言って行動に移さない人が多いのです。
結局、一番の理由は、
兵庫県民はその程度のレベルの民度と言うことに尽きると思います。
要は、ネットの人間を動かしたと言うより、
ネットの意見に高齢者などの有権者が流されてしまった結果だと思います。

そもそも、斎藤氏が知事を辞任した後から変な同情論が増えていたので、
私はこうなると薄々分かっていました。
斎藤氏の行いよりも、マスコミVSネットみたいな戦いになってしまい、
兵庫県の県政を真剣に考える県民が少なくなってしまったのが要因と思います。
なので、立花氏にとっては「してやったり」と言った感じ(理想に叶った結果)で、
ますます日本の政治は変な方向に行ってしまうと思います。

先の衆議院選挙結果もそうですし、
財務省のSNSに抗議の書き込みが相次いでいるのもそうですが、
一番の問題は若者世代の貧困化が深刻になっていることです。
若者世代は一生懸命働いても賃金が少ない上、
最近の円安やロシアのウクライナ侵攻、イスラエルのガザ地区攻撃、
温暖化による異常気象などによる、
原材料高騰で商品価格が上がっており、
生活がかなり困窮しています。
そのため、闇バイトに手を染める者も出てしまうのです。
そして、この不満は富裕層、特にその代表である、
政官財報学の人間に向けられているのです。
斎藤氏と対立した兵庫県議会のメンバーも、
富裕層・上流国民代表みたいなもので、
若者の不満が渦巻いているのは事実です。
立花氏ははっきり言って天才なので、
そういった空気を的確に察知し、斎藤氏の応援をしたのです。

石破首相は最低賃金の引き上げなどを検討しています。
それに対しての経済同友会の意見が全くもっておかしく、
「最低賃金を引き上げる事によって、
企業がAI導入を真剣に考えることになる。」
と、とんちんかんなことを平然と言っています。
新浪剛史代表幹事がただナウい(今の言葉でバズり)から
「AI」という言葉を使いたかっただけなのか、
石破首相に対する脅しなのかどうかは分かりませんが、
何れにしても労働者削減を示唆するもので、
若者の就職難を助長することになり、
ますます若者の貧困化が進んでしまいます。
このままで行くと立花氏の考えを受け継いだ者達が、
「革命」を起こしても不思議では無くなっていきます。
もっと、今日本が置かれている状況を
政官財報学の人間は真剣に考えるべきだと思います。

そして、齋藤氏は今後、良い県政をしてくれれば良いのですが、
また、悪い方向に言った場合、
ネット内で擁護した方達は責任がとれるのでしょうか?
私はおそらく逃げてしまうと思うのですが、
何れにしても今後の推移を見守りたいところです。

〜〜〜〜〜

先日、元お笑い芸人で元ダウンタウンの松本人志氏の件で、
堀江貴文元受刑者が動画でコメントを流していました。
その内容は、「テレビ業界は臆病だから、松本氏を出演させてくれない。
松本氏はテレビなんか捨ててユーチューブかネットフリックスに出れば良い」
というものでした。
(松本氏擁護もそうですが、ティックトックと言わずに、
ユーチューブとかネットフリックスと言うところに、堀江氏が老いたことを感じさせます。)
まあ、私も元ジャングルポケットの斉藤慎二書類送検性加害者の所で
そんなようなことを書いたとはいえ、
ユーチューブとかネットフリックスってのは芸能人の墓場かなんかなのでしょうか?

今回はそんなユーチューブの件なのですが、
よく「テレビはオワコン」と紹介しているユーチューブチャンネルがあります。
私自身、2010年頃には「テレビはつまらない。殆ど見ない。」と、
この日記に書いています。
で、その私ですが、
一番ピーク時の20代前半では1週間で30時間近くテレビを見ていました。
2010年位の30歳代前半ではこれが約18時間程度に減っていました。
そして、40歳代後半になった今ですが、約10時間程度で、
0ではないのです。
(なお、家族がテレビを付けているが、
私が集中して見ていない番組はノーカウント)
勿論、最近はテレビを全く見ない日もあるのですが、
なんだかんだで今でもテレビを見ているのです。
その一方で、逆にユーチューブの方が斜陽に向かっている気がします。
その理由はユーチューブ側の規約改正で、
ユーザーが自由な動画作りと公開が出来なくなったということもあるし、
ティックトックに移行したこともあります。
しかし、一番の理由はユーチューブの動画が同じような内容になり、
つまらなくなったことです。
私の部屋にはテレビがないので、
ユーチューブをBGM代わりに見ているだけで、
集中して見ているチャンネルは少ないと言えます。
この理由の一番は、新規のユーザーが自己のコンテンツを考えることなく、
先人のコンテンツの真似をして、
安易に再生数を稼ごうと考えているからだと思います。
昔のユーザーは広告収入度外視で、
兎に角面白くて個性的な動画を作ろうと一生懸命でした。
しかし、今のユーザーにはそういった気概はなく、
単に金儲けと承認欲求充足しか考えていないのです。
それじゃあ面白くなるわけがありません。
そもそも、ユーチューブ側は、
動画作成者側に広告収入を支払っているのがおかしいのです。
テレビの場合、下請けに番組制作を出しても、
番組制作の主体はテレビ局(=つまり下請けに依頼している者)なので、
下請けや参加タレントにお金を支払う義務がありますが、
ユーチューブの場合、
ユーザーは別にユーチューブの依頼で動画を作って公開している訳では無いので、
広告収入など払う必要が無いのです。
逆に払っていることが低俗な動画や嘘情報動画、
迷惑系や他人への誹謗中傷・恫喝などの不快動画、
規約違反の動画などを増やす原因となっているのです。

特に気をつけるべき動画は、
●ゆっくり霊夢とゆっくり魔理沙の動画※1
●結月ゆかりの声の動画※1
●ずんだもんの動画※1
●まいと言う女性がナレーションをしている動画
●外国製のアニメーション制作ソフトを使っていると思われる、
変な動きを繰り返す動画※2
●時事話題や企業の内情を紹介したアニメーション動画

※1ゆっくり霊夢とゆっくり魔理沙、結月ゆかり、ずんだもんは、
キャラクターの立ち絵が別のものに置き換わっている場合もあります。
※2外国製アニメーションソフトの絵は著作権の関係で見せることは出来ませんが、
見れば「あーっ!!」となると思います。

勿論、これらは全部とは言いませんが、
規約違反動画やミスリード動画が多いので、
出来る限り見るべきではありません。
これらのコンテンツの多くは、動画自体が売りに出されていて、
制作者側はこの販売手数料で収入を得ているのです。
こう書くと、「そのまま公開すれば広告収入が入るので同じ事では?」
と思う方もいらっしゃると思いますが、
広告収入は不確実なので、実際の収益が予想できないこと、
複数人に売りつけることで収益がそのまま流すより高くなること、
(動画作成スキルの無い方は喉から手が出る程動画を欲しがっています。)
動画作成者の身元がばれないようにすること、
(企業批判系は特にそれが顕著)
炎上や抗議などがあった際、動画作成の責任をあやふやにする目的等、
色々メリットがあるのです。
ユーチューブ側は色々な手を使って、
これらの動画を排除しようとはしているのですが、
まともに制作している動画もあり、それらも同時に規制してしまうことがあるので、
なかなかうまくいかないのです。

で、松本氏の件に戻すと、
ユーチューブの影響力って数字ほど無いと言うことです。
よく、江頭秀晴(江頭2:50)氏がユーチューブで成功したということを聞きますが、
リアル社会で当該人物の話題が上がることは殆ど無く、
江頭氏のことを知らない人は結構いると思います。
それより何より、江頭氏を不快に思う方は多いと思われ、
知っていても進んで彼のチャンネルを見ようとする人は多くないと思います。
あのヒカキン氏でさえさすがに多くの人に知られているとはいえ、
知名度で言えば、売れ出しの芸人程度の知名度です。
つまり、いくらテレビがオワコンに向かっているとはいえ、
ユーチューブタレントの影響力など、テレビには程遠いのです。
何故そういうことになるかは書くと長くなるので簡単に言いますが、
テレビは再放送されない限り1回の放送、
動画サイトは気に入ったら何回も視聴するからです。
例えば江頭氏が出演した番組をテレビで見た場合、
基本、1回の視聴にしかなりません。
しかし、ユーチューブは江頭氏ファンなら同じ動画を
20回も30回も繰り返し見るのです。
そして、これはXなどのフォロワー数なども同じなのですが、
チャンネル登録者数は複数のアカウントで持ち合いになることが多く、
同じ人間が投稿主の「推し」のために、
数十あるアカウントすべてに同じチャンネルを登録することがあります。
私はユーチューブで動画公開はしていませんが、
アカウントははっきり言って複数所有しています。

松本氏がテレビ復帰に固執するのは、
ユーチューブなどではかつてのような人気を得ることができないからです。
しかし、ユーチューブと言えども広告主がいるからこそ成り立っているので、
性加害をした人物の動画に広告が載ってしまったら、
会社のイメージが悪くなってしまいます。
(ネットの広告はその逆も多いのですが・・・。)
なので、ユーチューブ復帰もそんなに甘い物ではないと思います。

松本人志氏や安井かのん氏の裏にある心(2024年11月13日)

中国のホテルにおいて日本人観光客の宿泊が拒否された動画が投稿され、
中国国内ではそのホテルに対して多大な賞賛をしているようです。

良いんじゃないですか?

日本のホテルも是非とも中国に見習って、
中国人観光客の宿泊を拒否すれば良いと思います。

まあ、それは冗談としても、
日本はインバウンドでオーバーツーリズム気味なので、
そろそろ外国人観光客を制限した方が良いと思います。
いくら外国人が日本で金を落としてくれるといっても、
外国人の迷惑行為問題や、
日本人が日本のホテルや交通機関の予約が取りにくい状況は
改善するべきだと思います。

それにしても、
最近はマナーを守らない外国人観光客が多くなって私はうんざりしています。
先日、JR東海道新幹線に乗った際も、
前に座った欧米人カップルがリクライニングシートを限界まで倒したせいで、
私は背面テーブルを出すことが出来ない挙げ句、
東京駅から新大阪駅に到着するまで、
狭苦しい思いをすることになりました。
それだけでなく、
そのカップルは倒したリクライニングシートを戻さずに降りようとしたため、
さすがの私もぶち切れて注意をしたら、
カップルのうち、女性の方が申し訳なさそうにシートを元に戻しました。
まあ、こんなに倒れてしまうリクライニングシートにしている
N700系電車も問題ですが、
これは急病者発生時や緊急時対応のためこうしているのかもしれません。
しかし、JRも政府もマナーの啓発をしていくべきだと思います。
(なお、どこかのリサイクル業者社長のように
マナー違反の光景を本人の承諾無しに動画に公開するということはしません。
しかも、この社長はマナーの判断が難しい方を晒しあげにしているので悪質です。)

で、私が政府に強く推奨して欲しいことは、
タトゥーや入れ墨をした外国人の入国拒否です。
日本では入れ墨をした人間はヤクザなど、
まともな人間ではありませんし、
入れ墨はタブーとしてきた文化です。
一歩譲歩しても、
服に隠れない位置でタトゥーや入れ墨を入れている人間は、
サポーターなどで隠すか何かをするようにするべきだと思います。
日本政府は兎角外国人が来て欲しいため、
外国人に迎合しがちですが、
日本は日本なので、
外国人観光客もそういった面を理解させる必要があると思います。

〜〜〜〜〜

さて、ここからが本題です。
先ずは、元お笑い芸人で、元ダウンタウンの松本人志氏が、
自身の性強要記事を書いた週刊誌を訴えることを取り下げた件です。

松本氏が訴えを取り下げた理由について色々憶測が飛び交っていますが、
まあ、真意は私がこの日記で書いた通りだと思います。
このまま裁判に行っても、判決が出るまでに何年もかかるため、
今、61歳の松本氏でも、
判決が出て芸能界復帰頃には70歳近くになってしまいます。
勿論、名誉回復だけなら70代でも80代でも年齢は関係なく、
最近では、
静岡県の味噌製造会社専務一家殺害事件で死刑判決が出された人物88歳が、
再審をして無罪を勝ち取っています。
しかし、松本氏の場合は名誉回復後、
芸能界という世界に復帰しなければならないということです。
はっきり言って、
60代にブランクがあるタレントが70代で再起するのは0%に近く、
この歳で休止を宣言することは、
事実上、引退となってしまいます。
これはどんどん若手が出る中、
老齢の域に入ろうとするタレントは、
自分が思っている以上に忘れ去られていくからです。
実際、芸能活動を休止して、
思った以上に自分を忘れ去られるスピードが速いことに、
松本氏は危機感を持ったのだと思います。
なので、慌てて訴えを取り下げて芸能界復帰を画策した訳です。

そして、もっと問題は松本氏自身の鼻高な面です。
彼は一時期長者番付で芸能界1位を取っていた高額納税者で、
それだけ大金を稼いでいました。
その頃は相方の浜田雅功氏とともに天狗になっていて、
テレビ局が勝手に自身の番組をプロ野球中継に差し替えられたことに激怒して、
番組を降板、強制終了させてしまったこともありました。
(まあ、当時はテレビ局の力も強かったので、
いくら大物コメディアンが出る番組でも、
配慮せず野球中継に変えてしまうことが多々あったのですが・・・。)
なお、この先が相方との分岐点になった感じで、
浜田氏は相変わらずの鋭い突っ込みをしながらも、
相手を配慮するようになり、
一方、松本氏は自身の笑いに自信を持っていたため、
旧態依然の笑いに固執し、
更にご意見番みたいな感じになってしまい、
煙たい存在となっていきました。
昔は浜田氏が目上だろうと何だろうと傍若無人なツッコミをする不快感を、
のらりくらりとした松本氏のボケでカバーする形になっていたのが、
今では浜田氏の方がそつなくMCをこなしてレギュラー番組を多く持ち、
松本氏は過激な発言をして嫌いなタレント化していきました。
おそらく、二人を見るに、
浜田氏は「売れるほど謙虚にならなければならない。」と言う信念を持っていて、
松本氏は「売れるほど自分は実力があって偉いんだ。」と言う考え持っているのだと
思います。
この違いが二人の立場を逆転させたのだと思います。

そんな天狗の松本氏が「性行為強要」という記事を週刊誌に出されて、
プライドが傷つき、怒りにまかせて「週刊誌を訴える」と言ったのは、
先の自身の番組がプロ野球中継に差し替えられた時に似ています。
この男はいくつになっても変わらないし、成長しないのです。
つまり、幼い子供が気に食わないからと言って
癇癪を起こすことと同じなのです。

今回の訴え取り下げで真相が闇に葬り去られてしまう可能性が出てきました。
ただ、松本氏が思っているほど今の時代は芸能界復帰は簡単では無く、
いくらマスコミがバックアップしてもネットなどで批判が相次げば、
松本氏の復帰は絶望的になってしまうと思います。

〜〜〜〜〜

あと、これはちょっと前の話題ですが、
お笑いタレントの安井かのん(やす子)氏がユーチューバー・コレコレ氏の、
「元タレントでユーチューバーの不破遙香(フワちゃん)氏の問題記事」
を書いた記事を
リポストして批判を浴びた件です。

その不破氏の問題記事と言うのは、
どこかのクッキー屋かなんかの写真を載せて、
「キモい男が売っている」とか言うコメントを載せたものです。
この「キモい男」が店員なのか、
商品札に書かれたキャラクター男性を指しているのかよく分かりませんが、
実際、そのクッキー屋に男性店員がいた場合、
誹謗中傷になる酷い投稿だと思います。
不破氏も「誤解を生むし、ヤバい。」と思って慌てて消したようですが、
コレコレ氏にこの記事を暴露されてしまいました。
これにより不破氏はまたしても炎上騒動になった訳ですが、
問題はそこではなく、
このコレコレ氏の暴露記事をリポストした関係で、
今度は安井氏が叩かれることになりました。

安井氏の意図は後で書くとして、
ネット内では、「まだやす子はフワちゃんのことを根に持っている。」
「いい人ぶって裏では陰湿。」とか色々批判が出てきました。
安井氏は意図した反応と全く異なる反応が出たため、
慌ててハッカーにSNSアカウントが乗っ取られて、
勝手にリポストをしたという言い訳をしました。
確かにコレコレ氏はネット内ではそこそこ有名ですが、
リアルの社会では全く無名に近い人物なので、
その人物の記事を有名タレントがリポストすること自体変な話で、
ハッカーに乗っ取られたと言うのも一見、一理あるように見えます。
しかし、安井氏は乗っ取られたと判断した理由を、
「自分はアイフォンを使っているのに、
この投稿はアンドロイドでされた。」としたことです。
これが不信感を生み、言い訳だと分かる原因となりました。

安井氏はおそらく勘違いしているのかと思うのですが、
アイフォンとアンドロイドはスマートフォンの違いでは無く、
スマートフォンにインストールされているOSアプリの違いです。
そのため、契約が続いているか切れているか関係なく、
どちらかがインストールされているスマートフォンを所持していれば、
普通にWi−Fiなどのインターネット回線に繋げることが可能です。
過去に安井氏はアンドロイドの(インストールされた)スマホから
アイフォンの(インストールされた)スマホに変えたというXの記事があったので、
現在は契約的に見ればアイフォンがインストールされている
スマートフォンを使っていることになるのですが、
前に使っていたアンドロイドのスマートフォンからアクセスすれば、
アンドロイドのスマートフォンからアクセスしたことになります。
つまり、アイフォンとかアンドロイドとかのOSの違いで、
安井氏の投稿かそうでないかの違いは証明できません。

ま、「SNSのアカウントが乗っ取られた」というのは、
安井氏が計算尽くで考え出した、嘘の言い訳だと言えます。
こういう言い訳は政治家の「都合が悪くなると体調が悪くなる。」と同じで、
プライバシー保護等色々な理由で反証が出来ないため、
かなり悪質な言い訳だと言えます。
まだ、「間違って投稿した」と言い訳をした不破氏の方が、
一応、不破氏自身が投稿したことを認めているのでマシだと言えます。
これからでも分かる通り、
安井氏はかなりあざとい性格だと言えますし、
不破氏はある意味単純な性格だと言えます。

安井氏がコレコレ氏の投稿をリポストしたのは、
「フワちゃんはこんな酷いことをやっているのだ。」ということを拡散、
燃料投下を行い、不破氏のイメージを更に落とすのと同時に、
「やす子は常識人だ。」と賞賛を受けることを狙ったのだと思います。

さすがに私くらいの年齢になるとそういう心の内は透けて見えてしまう上、
最近はどこかの承認欲求の塊の
リサイクル業者社長を見ているので騙されませんが、
日本国内ではまだ結構な人が未だに
「やす子は良い人だ。」と思っている人が多いのは事実です。

で、もう一つ現実的な事を言うと、安井氏と不破氏の問題は、
安井氏が24時間テレビのチャリティーマラソンに出場するための
イメージアップのために仕掛けられたということです。
タイミングが24時間テレビの直前で、
いかにもうますぎる時期に起こっています。
マスコミ側は安井氏をもっと推して、
不破氏は干したいと思っていたので、
丁度良い時に出た、不破氏の「死んじゃってください。」の投稿を利用して、
不破氏を陥れて、安井氏のイメージアップを図ったのです。
ただ、今回は安井氏のイメージアップに不破氏が利用された感じですが、
何れ、安井氏も新たに出てきたタレントのイメージアップのため、
マスコミがネットを使って陥れられてしまうことも考えられます。
その考えると芸能界はもの悲しい世界と言わざるを得ません。

MCの替えが効かないブラタモリとテレビの一時代の終焉(2024年11月05日)

NHKの番組で、森田一義(タモリ)氏がMCを務める「ブラタモリ」。
3夜だけでしたが、復活してくれて良かったです。

地理、地学というのは人類にとってかなり重要な学問なのですが、
残念ながら地味なイメージであまり注目されていません。
ブラタモリはその教育的見地から言って素晴らしい番組だと思っています。

番組終了時にどこかの県立大学の三流教授が
「この番組はマンスプレイニングで、
森田氏が女性に知識をひけらかしてマウントをとっている番組だ。」
と言う、とんちんかんな批判をSNS上でしましたが、
本当にこれに関しては激しい怒りを覚えます。
言論の自由があるとはいえ、番組をろくに見もせず、
自分のプロパガンダを貫くため、
いい加減な批評をするのは教育者として間違っています。
私は「言論の自由があるから」と押しとどめましたが、
この教授が教鞭を執る県立大学に抗議の電話をしようと思いました。
しかし、抗議はしなかったとはいえ、
この教授Kは教育の場から去るべきだと思います。
こんな低俗な教授に教育を受けた学生が気の毒でなりません。

今回の3夜復活特番で、
番組主題歌やナレーターが変わったことに色々異論が出たようですが、
おそらく、草g 剛氏はスケジュールの都合など多忙のため、
ナレーション出来なかったのかもしれません。
また、主題歌も井上陽水氏のものから変わったということも、
元々この主題歌自体、
井上氏との放送契約が2024年3月末までだっただけなのだと思います。
NHKは井上氏に新たな主題歌作成を打診したのかもしれませんが、
井上氏も高齢なのと、
スケジュール的に新曲作成が厳しかったのかもしれません。
ま、色々あるのですが、今回の3夜連続復活スペシャルは、
結構、短い期間で放送決定し、ロケをしたのだと思われるので、
第4シリーズの通常回のように出来なかった面もあると思います。
私も草g氏のナレーションに慣れていたので、
あいみょん氏のナレーションに違和感を感じましたが、
まあ、あいみょん氏のゆるゆるした感じも番組に合って「まあ良い」と思いました。

これを切っ掛けにまたレギュラー放送を熱望しているのですが、
残念ながら森田氏が高齢のため、
毎回、各地に行って長時間歩いたりするロケも厳しいですし、
他の番組もあるので、スケジュールの確保も出来ないのだと思います。
それで、一番の問題は「タモリ倶楽部」もそうなのですが、
森田氏の替えが効かないということです。
ブラタモリが面白いのはMCが森田氏であるからであり、
他のどんな人がなっても森田氏のように面白くすることが出来ないということです。
考えてみても分かるのですが、
途中にグルメも何もなく、
「坂だ。」「分岐だ。」「高低差だ。」「暗渠だ。」とか言って歩き回り、
歴史的背景や地学的検証をする番組が、
一般視聴者にとって面白い訳がないのです。
面白く感じるのは私のように元々地理・地図・地学が趣味の人間くらいだけです。
それでも多くの支持を得ているのは、
森田氏のMCとしての回しのうまさと言うしかありません。
森田氏はかつての番組も含めて、
こういう番組(MCが森田氏でなければ駄目な番組)が多く、
森田氏の年齢も考えても、近い将来、
テレビの黄金の一時代が終焉に向かってしまうのはやむを得ないのかもしれません。
ただ、松井貴博(マツコ・デラックス)氏のような、
森田氏のコンセプトを引き継いだMCも出つつあるので、
そういった方達の活躍を期待したいところです。

月鏡徒然草・24年10月

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