都市間田園鉄道・上毛電気鉄道1

上毛電気鉄道は、中央前橋駅から西桐生駅までの25.4KMを結んでいる路線です。
この路線は平成になったころから経営が厳しくなり、
廃線の噂が出るようになりました。
これは、自動車の台頭やJR両毛線に利用客が移動してしまったことにより、
利用客が減少してしたからです。
でも、それから10年以上経過した現在でも「上電」は健在です。
これは自治体の協力や、
上毛電気鉄道自体も性能の良い元京王電鉄の電車に置き換えたりして、
サービスアップをしたからです。
上毛電気鉄道の不便な点はターミナルの悪さと、
赤城駅で接続する東武鉄道のアクセスの悪さだけで、
上電自身は30分毎のネットダイヤで使いやすく、
駅もこまめに設置されていて、運賃も据え置きで
電車も乗り心地の良い元京王の冷房車と、さほど悪い点がありません。
東武の特急りょうもう号の中央前橋駅乗り入れなど、親会社の東武がてこ入れすれば、
十分経営が成り立つローカル線と言えます。



1、中央前橋(ちゅうおうまえばし)Chuo-Maebashi


中央前橋駅はJR前橋駅から北へ1KMほど行った、
前橋の市街地中心部にあります。
駅舎は最近建てられたもので、
ガラス張りの中が見える斬新なデザインになっています。
今の駅舎になる前は上電プラザビルと言う駅ビルが建っていましたが、
晩年は全くテナントが入っていない廃墟ビルでした。
写真でもわかるように、
中央前橋駅の駅舎前には缶飲料の自動販売機がやたらある(100円が多いな・・・。)のですが、
駅舎の中にも「これでもかっ!!」というくらい自動販売機があります。
そんなに上電の乗客はジュースを飲むのでしょうか・・・。
やはり自動販売機の設置マージン収入を期待するほど経営が厳しいのかもしれません。


JR前橋駅〜中央前橋駅間を結んでいるシャトルバスです。
レトロ調のデザインで目立ちます。
なお、このバスは上電の電車の発着に合わせて運行されています。
運賃はなんと100円で、ワンコインで乗れます。


シャトルバスの車内は完全木張り(本物です)で、
木の香りが漂っています。
なお、車内は前方クロスシート、後方ロングシートになっています。


1993年に撮影した中央前橋駅です。
このころはまだ駅ビルは健在で、車両も元東武の電車でした。


これが上の写真と同じ場所で2005年に撮影した写真です。
駅ビルがなくなりさっぱりしてしまいました。
ただ、右の上毛電気鉄道の本社が入っている雑居ビル部分だけ、
壊さずに残しています。こっちもぼろいので建てかえたほうが良さそうです。


券売機です。なんと斜め型の新しい券売機です。
2004年に出た新1000円札が使えました!
なお、この新型券売機は中央前橋駅だけでなく、赤城駅や西桐生駅にも導入されています。


中央前橋駅の改札口です。
列車発車十分前くらいから改札を始めます。


上電のダイヤです。殆ど30分毎のネットダイヤになっていて、使いやすいです。
ただ、終電は23時半くらいにして、夕方ラッシュ時の本数を増やした方がよさそうですが・・・。


中央前橋駅のホームです。
中央前橋駅は3面3線で、3線中2線は乗降分離可能な両側ホームになっています。
かつては乗降分離を行っていたと思うのですが、
現在は真ん中のホーム側しか扉は開きません。
上電プラザビルがあったころは、
下手な大手私鉄のターミナルよりよほど立派な駅だったと推測されます。
停車中の車両は、元京王井の頭線の3000系電車、デハ710形+クハ720形電車です。
現在、上電の通常営業電車はこの系列だけです。


さて、中央前橋駅を出発します。
僅かな区間、広瀬川沿いを走ります。この広瀬川はいつも流量が多いです。


カーブを曲がります。かなり急です。


前橋の市街地の中のはずなのに景色が長閑です。


進路方向が変わると城東駅です。

都市間田園鉄道・上毛電気鉄道2

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