快走平野・上信電鉄1

上信電鉄は、高崎駅から下仁田駅までの33.7kmの路線です。
沿線は長閑なローカル風景にときたま地方都市の市街地区間を通るような感じです。
上信電鉄の一番華々しかったときは昭和50年代で、
このとき積極的な新車の導入と急行&準急の運転など、
「模範となる地方私鉄」として高い評価を受けていました。
しかし、その後は高速道路など道路網の発展により旅客が減少し、
それに追い討ちをかけるように貨物輸送が縮小したため、転落の道を歩み始めます。
最近は急行・準急の廃止、3両編成→2両編成の短縮、ワンマン運転など暗い話題ばかりです。
広告収入を増やすため広告電車も増えてしまい、同社の経営はかなり苦しいようです。
しかし、上信電鉄沿線人口が少ないわけではなく、条件的には富士急行と同等なはずなので、
特急運転などを行い、サービスの向上をはかれば昭和50年代の活気は取り戻せると思います。
いくら高速道路が出来ても、高崎市街地や東京に行くには不便なので、
新幹線に乗り換えられる上信電鉄の条件は悪くないはずです。



(上信電鉄の特集は、下仁田から高崎方向に紹介いたします。)

24、下仁田(しもにた)Shimonita


下仁田駅は下仁田の市街地の中心部にあります。
しかし、地方の町なので、商店街はパラパラで寂しいです。
下仁田駅の駅舎は、歴史ある建物ですが、
入り口にあるカップコーヒーの自動販売機が邪魔になっています。


改札口です。終着駅らしい哀愁漂う雰囲気です。
なお窓口で切符を買おうとすると、
強引に自動券売機で買うよう誘導させられます。


下仁田駅構内です。側線がかなりあります。
架線を支えているのがスパンビームと言うのがローカルっぽいです。


下仁田駅構内には、バラストの積み下ろし施設があります。


工事用機関車です。土シーキモ57型という変わった形式がつけられています


ホーム自体は島式2線です。
日中は1番線を主に使っています。
ホーム屋根は一応あるのですが、
殆ど電車は屋根の部分にかかりません。


元西武新101系電車のクモハ503+クモハ504電車(写真右)と、
上信電鉄オリジナル車両のクモハ6001+クモハ6002電車(写真左)です。
この並びだと、上信電鉄は結構新しい車両を走らせているように見えます。


クモハ503+クモハ504電車は最近導入されたばかりなので、
車内はまだきれいです。
特徴は車椅子スペースもあることです。


ホームにあったワンマン着札箱。
回収した切符を入れるものですが、
中身を盗まれないように重石がのせてありました。


さて、下仁田駅を出発します。
沢山の側線が集まり、単線になります。
駅構内には貨物用ホームが点在しています。


国道254号線と交差します。
国道254号線と言うと、
池袋などの都会から川越などの都市を結ぶイメージが強いですが、
実は長野県の松本まで続いていて、
こんな長閑なところも通っています。


しばらく走ると、右側に架線のない草に埋もれた側線が1本見えます。
本線とは現在繋がっていませんが、
かつては貨物用側線として使われていたのだと思われます。


国道254号線に沿って走ります。
最初は自動車と五分五分のスピードですが、
やがて時速40kmに落とすので、
ことごとく自動車に抜かされます。
上信電鉄はレールの保線状態はあまりよくなく、かなり揺れます。


程なく上信電鉄唯一の白山トンネルをくぐります。

快走平野・上信電鉄2

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