
月鏡徒然草・25年06月〜
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社会の落ちこぼれがネット配信すると・・・。(2025年07月13日) |
何だよ、令和納豆活動復活って?
熱りが冷めたからまた、納豆食堂作るためにクラウドファンディングして、
支援者を騙すつもりなのでしょうか?
こんなことばかりやる人間が増えるから、
ユーチューブなどのSNSの信頼度が下がるんです。
いい加減にして下さい。
〜〜〜〜〜
さて、今回は著作権法違反と威力業務妨害で逮捕されたエンターテイナー折原こと、
東優樹容疑者(29)の件です。
東容疑者はまだ発売前の週刊文春の記事をSNSに投稿して著作権を侵害した挙げ句、
自称・芸能記者の山本武彦容疑者(52)とともに、
文藝春秋社前で、
「俺に記事を消せというのなら、(週刊文春に出ている)訳分からん記事を削除しろ。
編集長出せ。出ないなら記者の情報を出し、編集長宅にも行く。」
と拡声器で叫んで威力業務妨害をしました。
東容疑者はこの事件以前にも恐喝容疑などで2回(以上)逮捕されています。
その手口は自身のSNSに面識のない人間の個人情報を公開し、
「削除して欲しければ300万円を出せ。」といったものです。
ネット系の恐喝ってどこかのリサイクル業者社長のように、
恐喝された側が恐喝側の誹謗中傷などをSNSに書き込んだりしたため、
「こちらは誹謗中傷の被害を受けている、
事を大きくしたくなければ、謝罪して誠意を見せろ。」
と言って金銭をまきあげることが多く、
恐喝された側にも非があることが多いのですが、
東容疑者の場合、全く恐喝された側には落ち度が無いので、
かなり悪質な恐喝だと言えます。
言い換えればネットを使った人間ランサムウェアと言った感じです。
コンピュータウイルスのランサムウェアは、
セキュリティソフト導入や怪しいメールやサイトを見ないことなどで予防ができますが、
この場合は勝手にSNSにあげられてしまうので対策のしようがありません。
なので、このような卑劣な行為は許されるべきではありません。
なお、この一連の恐喝事件の一端として、
私人逮捕系ユーチューバー・煉獄コロアキこと杉田一明容疑者も
逮捕されています。
杉田容疑者と言えば2023年にも名誉毀損で逮捕されており、
こいつも全く反省しないクズだと言うことが分かります。
東容疑者のように社会の落ちこぼれがたまたまSNSで認められ、
調子に乗って犯罪行為を行い、
そして、落ちていくパターンはよくあります。
そして、その何れも似通っているのです。
先ず、これらの人物がSNSに進出するに関してすることは、
学歴や経歴の詐称です。
最近どっかの市長の学歴詐称問題が話題になっていますが、
落ちこぼれの配信者が先ず不安になることは、
「自分が認められ、評価されるか。」です。
しかし、それを証明する学歴も経歴もないので、
それらをねつ造してしまうのです。
例えば、学生の時、単なる不良のチンピラで喧嘩も弱かったのに、
その地域で有名な暴走族の総長で何人もの不良を拳で倒してきたとか言ったり、
前職はただの公務員だったのに、
バリバリの営業マンで成績優秀だったとか言ったり、
資格も無いのに心理カウンセラーを自称したり、
高卒なのに慶應義塾大学卒と言ったりすることです。
東容疑者も中央大学卒と言っていますが、
実際は中央大学どころか、高校も卒業していない可能性が高いようです。
ねつ造した学歴や経歴は、
自身の売り出し時には一定の効果はあるのですが、
直ぐにボロが出てしまい、
周囲から疑われてしまいます。
これは、配信者が一方的に沢山の情報を放出するため、
閲覧者、視聴者はそれらを総合的に分析して、
容易に精査出来てしまうからです。
例えば学歴詐称して「東京大学卒」と言った芸能人が、
クイズ番組に出演して、一般常識的に分かる問題を何回も間違えると、
視聴者は「本当に東大卒?」と疑ってしまうことと同じです。
ただ、芸能界は事務所がバックアップして、
クイズ番組に出演の際は、
番組制作社側が配慮して事前に答えをその芸能人に教えておくことが多く、
そこまでボロの出る芸能人は少ないのですが、
SNSに進出する落ちこぼれ配信者はそんなバックアップがないので、
あらかじめ予防することもできないのです。
そんな中、2番目に起こす行動が、
有名人や反社勢力のバックアップや交流をほのめかすことです。
こういったものと繋がりがあるということで、
自分は特別な人間と閲覧者、視聴者に思わせるのです。
中にはたまたま利害関係が一致して有名人とコラボできる場合もあり、
盛り上がって瞬間的にアクセスが増えることもあります。
しかし、長期的に見るとこれらは羨望や畏敬の眼差しが増えるどころか、
人が離れていく要因になっていきます。
閲覧者、視聴者にとって、有名人との交流はどうでもよいどころか、
嫉妬を感じて嫌気がさすのです。
また、反社と繋がりのある人間と関わりたくないと言うことで、
距離をとる者もいます。
結局は自己満足や承認欲求の充足にしかならないのです。
そして、それが最高潮になり3番目に起こすのが、
歪んだ正義を元に犯罪行動をしてしまうことです。
私人逮捕系ユーチューバーなどは正にそれに当たります。
よくあるのが、
犯人追跡(本当は犯人で無い場合が多い)のためストーカー行為をしたり、
ネットでつかんだ情報を元に、
「事を大きくしたくなければ、解決金を出せ。」
と言って情報相手を恐喝したりすることです。
何回もこの日記で書いていますが、
恐喝と示談は違います。
公的な手続き無しに、相手側に直接会いに行き、
「誠意を見せろ。」と言って脅し、解決金を出させるのは、
示談では無く恐喝という立派な犯罪行為です。
東容疑者は自分の公開した情報が高度で正義な物と勘違いし、
それが金になると考えてしまったのです。
そして、正義の行使のため、犯罪行為を行ってしまったのです。
なんでこういうことに走ってしまうのかというと、
「自分はネットでちやほやされている=自分の意見はすべて正しい」
と勘違いしてしまうからです。
実は正しい情報を配信している者はちやほやなんかされません(炎上もしない。)。
何故かというと、正論とか正しい情報って面白くもなければ、
腹立たしくも無い空気のようなものだからです。
私自身、17〜8年程前に炎上したころは、
過激な意見をサイトに書いていました。
その当時は批判意見が多いながらもちやほやもされていましたし、
私を支持していた人も沢山いました。
今は差し障りないまともな正論や正しい情報を載せているので、
「素晴らしいサイトですね。」と言う人もいなければ、
「酷いサイトだ」と言って炎上を起こす人もいないのです。
そして最後に4番目として、
いざ、逮捕などされると、粋がって警察署や警察車両内でピースをしたり、
小躍りしたりすることです。
これってどう見ても、
「警察に逮捕されて怖くて不安です。
だから強がって気を落ち着かせています。」
としか見えません。
今はまだネットに関する刑罰が重くないので、
大体は軽微事件として釈放されたり、
嫌疑不十分で不起訴になることが殆どで、
有罪となって刑務所に収監されることは殆どありません。
(有罪になっても執行猶予がつくことが大半)
残念ながらこれらはマイナスに働くことが殆どで、
東容疑者が恐喝で2回も逮捕されているにもかかわらず、
著作権法違反と威力業務妨害事件を引き起こし、
3回目の逮捕となってしまったのです。
つまり、法のザルが東容疑者の反省の機会を逃してしまっているのです。
更に、これら逮捕でますます東容疑者は注目され、
SNSでバズったりすると、ますます東容疑者は快感を覚え、
犯罪行為を繰り返してしまうのです。
(杉田容疑者も同様です。)
じゃあ、いつまでも東容疑者がSNSで惨めな輝きを受けられるか
と言えばそうではありません。
残念ながら、人の考えや社会の仕組みはどんどん変わっていってしまいます。
今、良い思いをしている迷惑系SNS配信者も、
10年もしないうちに人々から忘れ去られてしまうのです。
しかも、SNSで楽に一時期栄光を浴びてしまったため、
まともなことで立て直すことも出来ず、
長くて惨めな人生が続いてしまうのです。
また、今はネットに関する法律は緩いところがあるのですが、
今後はどんどん規制が厳しくなると思います。
そうなると、東容疑者のような人間はどんどん淘汰されていくと思います。
増えるステルスA層と、それに踊らされるB層(2025年07月05日) |
最近、小学校教諭が女子児童を盗撮し、
SNSでその写真を共有する事件が各地で起こっています。
勿論、生物学上、男性が女性を見て性的興奮をおぼえるのは自然の成り行きで、
私自身、女性をみてムラムラすることはあります。
しかし、その性欲のまま行動するのは、
人間としてあまりにも短絡的すぎると思います。
こんなことをした教諭の人生が台無しになるのは自業自得なのでよいのですが、
問題は被害に遭った女子児童たちの心の傷です。
一度ネットで流された写真は殆ど消すことが不可能なので、
これから永久にネットに流れることになります。
犯行を起こした教諭には大いなる反省と罪の償いをするべきだと思います。
〜〜〜〜〜
さて、今回はこれから参議院議員選挙が始まった事に関し、
A層とB層の話題をしたいと思います。
(なお、弊サイトの日記では選挙の公平性を保つため、
選挙期間中、特定の政党の批評は致しませんのでご了承下さい。)
よく、A層とかB層とか言う言葉が聞かれますが、
これは元々小泉純一郎氏が郵政民営化を実現するために、
スリード社が提言したものです。
B層は情弱者で考えることをせず、権威のある意見に流されやすい層、
A層はマスコミや学者、企業など権威のある意見を発する層とされ、
スリード社は「A層がB層に対して強力な情報発信をしてコントロールすることで、
郵政民営化などの構造改革を推し進めること」を提言し、
見事に功を奏したのです。
A層、B層という言葉自体は小泉純一郎氏が首相の時に出たのですが、
昔から日本は情報に流されやすい層と、
情報をコントロールして優位に持っていく層に分かれていました。
昔はA層がはっきりしていて、
お中元だろうが、お歳暮だろうが、クリスマスだろうが、バレンタインデーだろうが、
A層である企業やマスコミが仕掛けたものだと容易に想像が出来ました。
しかし、ネット社会が進んできた現代は、
得体の知れないステルスA層が増えているので注意しなければならないのです。
気付かないうちにネットにいるステルスA層の意見に流されて、
間違った方向に向かってしまうB層が増えてしまうと、
日本はますます破滅に向かってしまうのです。
先ず、わかりやすい例で言えば、
自己研鑽に関してです。
自己研鑽は自分の価値や能力を高めるために必要なことですが、
それを間違ってしまうと、ただ金と時間を浪費したり、
最悪な場合、詐欺に遭ってしまうことになります。
自己研鑽に関して、
セミナーやハウツー本、
情報商材を勧める配信者は信用しない方が良いです。
(「優秀な人間はセミナーに参加して積極的に情報商材を活用している」などと主張)
テレビCM、車内広告、ネットに転がっているセミナーや情報商材は、
殆ど役に立たないと思った方が良いです。
それと、自己研鑽を謳っている広告やSNSに貼られている、
QRコードなどを読み込ませてアクセスしてはいけません。
QRコードで直接アクセスせず、
ちゃんと自分で有益かどうか調べなければなりません。
QRコードについては追々書きたいと思うのですが、
これほどセキュリティに乏しいツールはなく、
はっきり言ってバーコードの方が安全です。
何故かというと、バーコードは線の太さでデータが決まるのですが、
線の太さの調整が難しいため意外とトレースが難しいです。
それに対してQRコードは方眼なので、
トレースがしやすく、解析もしやすいです。
簡単にかつ無料でQRコードを作ることが出来るツールはゴロゴロあるので、
悪意を持ってQRコードを利用する人が世の中には沢山います。
(最近は貼り替えの手口も横行しています。)
スマートフォンでQRコードを読み込ませてアクセスする癖がある人は、
直した方が良いです。
QRコードを読み込ますのなら、絶対安心な場合のみにした方が良さそうです。
次に、情報を出している側の信頼性です。
これはインフルエンサーだから有益で信頼性のある情報だとは限りません。
前の記事の例で言うと、
インフルエンサーでタレントの中川翔子氏がアニメやゲームの情報提供するのと、
無名のローカル配信者である私が鉄道や地図の情報提供するのと、
どちらが信頼性があるかということです。
確かに中川氏が提供する情報は話題性もあるしタイムリーでもあります。
しかし、彼女は世間からあまり信用されていません。
配信者のアウトプットする姿勢が、
「承認欲求充足や金儲けに走っていないか。」
「知識自慢に走って、難しい言葉を羅列し、
結局、何を言いたいのか分からないのではなく、
分かりやすく丁寧に説明しているか。」
「AIやまとめサイトなどに頼り切らず、自身の知識や言葉で伝えているか。」
などが見極めポイントだと言えます。
AIはイラストにせよ、DAW音楽にしろ、文章にしろ、
AI独特の癖が今のところはあるので、
使うと分かると思います。
話は元に戻りまして、
世代によって気をつけなければならないSNSがそれぞれあります。
若者はX(インスタグラム)、
私のような中間世代はユーチューブ(ティックトック)、
高齢者はLINEで引っかかる場合が多いです。
ネット歴が長ければ、
Xやユーチューブにおいては、
おかしな配信(書き込み)はおかしいと分かるのですが、
(中にはコメントとかでおかしなところを指摘する者もいるし。)
LINEはコミュニティ範囲が狭くなるため、
「安全だろう」と思い込んでしまう傾向があります。
お年寄りが投資詐欺に引っかかるのも、切っ掛けがLINEと言うことが多いです。
危険なのは、あからさまにPRするだけでなく、
SNSのコメントでさらっと書いて誘導する場合もあります。
例えば、「FXで儲かってウハウハだ。」とか、
「暗号資産で金が増えている。」言うコメントです。
これって、実際コメントした人が儲かっているかどうか確認のしようがありません。
(本当に儲かっている人はこんなことを書かない。)
ヤバいのは、こういったコメントを見て、
「自分はFXをやっていないから損をしている。」とか、
「暗号資産を買っていない自分は遅れている。」と感じて、
それらに手を出してしまうことです。
勿論、時の相場で資産を何倍にも増やすことができることもあるのですが、
FXはレバレッジがあり、増えるときは一気に増える代わりに、
減るときも同じスピードで一気に減ってしまいます。
暗号資産は価値の裏付けが無く、
実際はバブル状態で価値が上がっているだけなので、
何か破綻を起こしてしまった場合、
価値は0になってしまいます。
私がそれら金融商品をいつも勧めない理由は、
価値の上昇は無限大でも、
価値の下落は下限の0になったらおしまい(退場)という原理があるからです。
サインカーブのようにマイナスとプラス幅が同じでない事が数字のトリックで、
それに気付かず多くの人が損をしてしまうのです。
(つまり、マイナス圧力の方が強いということです。)
もっと最悪なのは、損失が出たことで、
「今度は成功しよう」と、ハウツー本を買ったり、
セミナーに参加したりするのは愚の骨頂で、
それらに無駄に散財することになります。
結局、そういった人間は、「思考停止だ。」とか、
「B層だ。」とか言われてしまうのです。
あと、多いのが、政治関係で、
一定の政党を暗に批判したり、
特定の政党の支持を誘導するようなコメントも見られます。
これから参議院議員選挙ですが、
これらに流されてはいけません。
一番良いのは、それぞれの政党、
それぞれの候補者が直に出している情報に触れることと、
公の情報で吟味することです。
少なくとも、巷のインフルエンサーとかご意見番などの意見を
鵜呑みにするべきではありません。
結構、SNSで政治の話を載せている人は頭が悪いことが多く、
「なんか政治の話をすれば賢く見えるだろう。」と言った考えで意見を述べています。
それら意見もウィキペディアや、
まとめサイトなどから引き抜いた何の主体性もない意見です。
いつも言っていますが、
動画サイトでずんだもん(四国めたん)、ゆっくり魔理沙と霊夢、結月ゆかり、
ボイスボックスの青山龍星などの声で流れる動画は、
7割方嘘情報や誘導情報、まとめサイトの引き抜き情報なので、
極力、見ない方が良いと思います。
(大体、「人(ひと)」を「ニン」とか言ったり、「金(かね)」を「キン」と言う誤読が多く、
AIで作った文章をそのまま読み上げソフトに入力したものが多いです。)
日本人は兎角、(昔から)流行とか世界の風潮とか、
多数意見に流される傾向があり、
思考が停止していると言われています。
SNSなどが発展してきた現代ではそれが更に深刻な問題となっています。
この思考停止は日本の発展を妨げてしまい、
世界からどんどん取り残されてしまうのです。
一番良いのは情報を過多に取り込みすぎないことです。
スマートフォンを四六時中見ているのでは無く、
たまにはオフライン活動に力を入れて、
氾濫する情報から離れた方が良いと思います。
年相応の配信が出来ない配信者の末路。(2025年06月25日) |
アメリカがとうとうイラン攻撃をし始めました。
ますます世界情勢が不安定になっていき、
ネット内では殺伐とした空気が広がっています。
本題に入る前に国分太一氏のことを短く触れます。
先日、国分氏は重大なコンプライアンス違反で活動休止になりました。
理由が定かで無いので色々な憶測が飛び交っています。
よくあるのが、スタッフに猥褻な画像を要求したとかなんとか言うものですが、
重大なコンプライアンス違反はそんな程度のことでは無いと思います。
彼は同じ元TOKIOのメンバーだった山口達也氏並のスキャンダルをしたのだと思います。
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現在、今までの芸能界の悪習による問題が数々吹き出しており、
大物タレントや芸人が次々やり玉に挙がってしまうのは非常に残念です。
〜〜〜〜〜
さて、今回は最近色々と叩かれている、
タレントでネット配信者の中川翔子氏のことです。
中川氏は今から丁度20年くらい前にブレイクしました。
その当時、新たにネットに登場したのがブログです。
ブログが登場する前はこの日記のように、
HTMLファイルをいちいち作成してアップデートする必要がありました。
(まあ、この日記、しょこたんぶろぐより開設が古いし・・・。)
しかし、ブログは投稿欄に投稿内容を入力し、
投稿ボタンを押すだけで投稿できる、
今のXやインスタグラムなどのSNSのはしりで、
中川氏はそれを駆使し、成功を収め、
ブログの女王と呼ばれるまでになりました。
同時に当時はサブカルチャー全盛期で、
中川氏はそれに「造詣が深い」と言うことでマニア層の心を掴み、
多くの支持者を獲得することに成功しました。
実を言うと、私は昔から中川氏があまり好きでは無かったのですが、
当時は中川氏の批判をしようものなら、
マニアの方々から袋だたきに遭ってしまうため、
表だって批判はできませんでした。
それから20年経過し、今、彼女はネットでかなり叩かれています。
発端はゲーム機を転売ヤーから購入したという疑惑がでたことですが、
結婚の件、交友関係、ゲームプレイ配信、アニメの知識、
何れにしても「嘘つきだ」とか、「やらせだ」とか、
「ステルスマーケティングだ」という言葉が彼女につきまとっています。
勿論、これらの炎上の中には眉唾物もあるので、
私はそのことで中川氏を批判するつもりは全くありませんし、
逆に同情さえしてしまいます。
それにその人がどんなに専門的に詳しくても、
調べないと答えられないことや、勘違いしていること、
ど忘れしていることも多々あります。
私もこのサイトで鉄道、送電、地図を扱っていますが、
それらについて、なんでもかんでも即座に答えることは出来ませんし、
書籍やサイト、実際の取材で調べないと分からないことも多々あります。
(・・・と言うか、知らないことの方が圧倒的に多いです。)
また、勘違いや誤解をこのサイトで書いてしまうこともあり、
後から訂正することもあります。
なので、中川氏がアニメのことで一部の有名キャラクターやストーリーを知らないことで、
「嘘つきだ。」と決めつけるのは間違っていると思います。
しかし、
中川氏はサブカルチャーがそこまで好きでは無い事は事実です。
彼女は20年位前にブレイクしたのですが、
当時はAKB48など、アイドル競争が激しい時代で、
正攻法ではとてもじゃないけど、
多くのアイドルに埋もれて売れることは出来ない時代でした。
そこで、彼女はサブカルチャーに造詣がある設定にして、
所謂オタクを取り入れ、自分を売り込もうとしたのです。
そしてそれがたまたま成功したわけです。
(なお、私が昔から中川氏を好きでは無いのは、
そのあざとさを当初から知っていたからです。)
まだ、その頃はネットが今ほど発達していなかったので、
中川氏はある程度アバウトなサブカル知識でも乗り切ることが出来たのですが、
今はネットで詳しく調べられてしまうので、
アバウトでは乗り切ることができなくなっているのです。
中川氏は次第にボロが出るようになり、
最近では色々指摘されるようになってしまったのです。
中川氏に言いたいのは、
2025年の今、
ネットはマニア(悪く言えばオタク)だけの集まりでは無くなったのです。
つまり、今は誰でもネットをやっているので、
マニア層にターゲットを向けた配信を続けていると、
必ず不快感を覚える人が出てしまうのです。
Vチューバーの場合、萌えバーチャルキャラを動かしたりして、
端からマニア層しか取り込まないので、
そういった批判が出にくいのですが、
中川氏の場合、顔出しリアルで配信している挙げ句に、
テレビなどにも出演しているタレントでもあるので、
不特定多数が中川氏の配信を見てしまい、
不快感を覚えた視聴者が炎上活動を起こしてしまうのです。
そもそも、中川氏は今40歳で、
本来なら同世代の40歳前後の人のサブカル傾向に乗っていなければなりません。
しかし、イラストにおいては、漫画家〜故・楳図かずお氏の影響を受けていて、
生前、同氏と中川氏は親しく交流をしていたようです。
しかし、楳図氏の漫画は私よりも上の世代の一部に読まれていた・・・、
つまり、令和7年時点で50歳代中盤世代に読まれていました。
なので、おおよそ中川氏の世代とは趣向が合っていないのです。
しかも、楳図氏は破天荒で協調性のない性格をしていました。
(特に晩年は)
マニア系の人はリアルの人物の破天荒を極度に嫌うので、
その人物と仲良くしている中川氏に不快感を感じるのです。
まあ、色々書きましたが、
中川氏が今叩かれているのは、
年相応の配信が全く出来ていないことです。
ブレイクした頃は同じ世代のファンが多く、
それより上の世代は無関心だったので、
所謂、批判者(アンチ)が殆どいませんでした。
しかし、今、中川氏は40歳です。
10代〜30代前半の世代から見れば、
「痛い中年女性配信者」にしか見えないのです。
そうなると若者を中心に中川氏に対する風当たりが強くなるのです。
また、中川氏のような
ゲームやアニメなどのサブカルを利用したインフルエンサー活動は、
視聴者からすれば食傷気味で、
若い新人配信者もどんどん出ています。
中川氏がこれからもタレントとして、配信者として活動を続けるのなら、
40歳代らしい配信にアップデートした方が良いと思います。
不祥事を繰り返す会社。それが日本郵便株式会社です。(2025年06月19日) |
今回は新聞やネット、テレビのニュースで話題になっている、
日本郵便株式会社の点呼問題(運送事業許可取り消し、運行管理者返納)です。
私は日本郵便株式会社の社員ですが、
主な業務は金融関係なので、
集配業務に関しては実はよく分かっていない部分があります。
しかし、
業務前に点呼をしなかったりいい加減にやったりするのは、
運送業者として絶対にあってはならないことで改善すべきだし、
業務中にワインなどの飲酒をするなど言語道断だと思います。
もし、それで酒酔い配達員が事故を起こして、
人を死傷させてしまったら取り返しのつかないことになってしまいます。
なので、私も日本郵便の社員として、
お客さまに心配や不安をおかけしてしまったことには、
深くお詫びを申し上げます。
そして、会社として早急に改善策を打ち立てるべきだと思います。
なお、運送事業取り消しになった1トン以上のトラックは、
殆ど大口の荷物輸送に使っていて、
一般個人のゆうパックにおいては使われていないのと、
実際、ゆうパックは他社委託が結構進んでいるので、
直ちに遅れなどの影響はありません。
また、郵便やゆうパックの廃止という情報がSNSなどに流れていますが、
そういった事実はありません。
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この会社はこういった問題が起きた場合、
いつもいつもいつもいつもなのですが、
現場に責任を押しつけて、
「●●チェックシート」でチェック体制を強化する改善策ばかり行うだけで、
結局は現場の作業負担が増大し、
何も改善しないことが殆どです。
先に書いたとおり、この会社が度々不祥事を起こすのは、
会社の構造的問題なので、
いくら現場の社員が業務改善をしたり、
スキル向上をしても同じ過ちを繰り返すのです。
日本郵便は今までかんぽ不適正営業問題、ゆうちょ顧客情報不正流用問題、
そして、今回の点呼問題と、
度々問題を起こしてお客さまの信頼を裏切っています。
その理由に人手不足と、
郵便業、保険(代理店)業は斜陽産業で、
年々収益が減っていることが挙げられます。
保険業に関してはかんぽ生命が一時払終身保険を出したことで、
契約数が再び上昇していますが、
保険なのに貯蓄重視で営業をしている節があり、
金利によってはあと3〜4年後には同保険の大量解約になる危険性もあります。
一時払終身保険は一定期間後に払込額より大きい死亡保障になり、
特性上貯蓄性があるのですが、コンプライアンス上、
この保険はあくまで保険で、
死亡保障(特約を付ければ入院手術保障)のために
存在していることをしっかり説明しなければなりません。
そのため、契約者(=被保険者)の資産運用目的で勧めてはいけないのです。
中には相続対策などで勧めている社員もいそうですが、
相続対策に必ずしもこの保険は有効ではありません。
それは、大体の相続は基礎控除で収まるのと、
掛け金に対しての死亡保障の率がそこまで良い訳でもありません。
「貯金のように相続の手続きをせずに、指定相続人(受取人)に確実に渡せる。」
と言う話法もありますが、
実際貯金ゼロで保険だけの人なんていないので、
どっちにしろ相続の手続きは必要になります。
今、郵便局の新規保険契約は殆ど一時払終身保険の契約で占めていて、
その他の保険は契約数の減少が進んでいます。
ネット上ではインフルエンサーを中心に「保険不要論」を主張する者が多くいて、
若者の保険離れはかなり深刻になっています。
郵便に関してもネットの普及によってどんどん取り扱い数が減っています。
最近は年賀じまいを行う家庭が多く、
年賀で収益を確保するのも困難になっています。
カタログ販売に関しても、同業他社に対して商品のレパートリーが貧弱で、
配達までの時間も結構かかります。
(最近、注文処理のタブレット化で若干早くなったようですが・・・。)
そして、注文の中心は相変わらずの窓口へ申込書を使っての注文なので、
ネット注文のシェアも低くなっています。
そのため、ネットに疎い高齢世代しか利用しなくなっています。
結局、郵便事業の赤字削減のために配達員の削減に至ってしまうのですが、
逆にECサイトを介した発送は増えているので、
配達員の負担は年々重くなっています。
ネットで配達員のレビューを見ると、
局によって濃淡ばらつきはあるものの、
昼休憩もまともに出来ず、時間外まで配達していて過酷だと言う意見が多いです。
こんな状態なので、まともに点呼すらする時間もないのだと思います。
それとともに、日本郵便は全体的に社員が高齢化しており、
会社全体が旧態依然になりがちで、
機動力も年々低下しています。
(私自身もうすぐ50歳ですし・・・。)
郵便局社員の平均年齢が高齢化する理由は3つあり、
一つは言わずもがな、少子高齢化で若年労働人口が減っていること、
二つ目は若い社員が入っても結構数年で辞めてしまうこと、
三つ目は何故か若い社員の登用を抑制していることが挙げられます。
一つ目は仕方ない面があるのですが、
二つ目と三つ目がこの会社の深刻な問題を浮き彫りにしています。
二つ目の要因はこの仕事が内勤/外勤、
正社員/期間雇用関わらずハード(営業、業務量、責任、職場環境)なのと、
会社体制が旧態依然なので、若い社員が失望して辞めてしまうのです。
三つ目の要因は局長を含め、年齢の高い社員の雇用を維持するためとされています。
こうした社員の高齢化が緩慢業務に繋がってしまうのです。
そして、もう一つの問題は無能な経営陣が、
業務提携など、
他力本願的なサービス拡大を行い収益アップを画策するのですが、
これがいつもことごとく失敗することです。
(日通、トール社、クロネコ・・・の業務提携、みまもりサービスなどなど)
いつもいつもこの経営陣の経営判断ミスが会社に多大な損害を与えているのですが、
いつもいつもその時は、経営陣が退陣するだけの責任しか取らず、
お客さまクレームなどの処理や、
業務改善の責任はいつも現場社員に押しつける社風が続いています。
(点呼問題では経営陣の報酬3か月分40%カットすると言っていますが、
40%カットしても私の給与より遙かに高い報酬です。)
かんぽ不適正営業問題も、ゆうちょ顧客情報不正流用問題も、
そして、今回の点呼問題も、結局は現場社員の処分や、
スキルアップの社員研修ばかり行い、
会社の構造改革を行う気はないのです。
こうなってしまうのも、会社の責任の所在が曖昧なこと、
役所気分が抜けていないこと、
もう一つは局長会の存在が挙げられます。
局長会とは旧特定郵便局(所謂小さな郵便局、現在のエリアマネジメント局)
の局長達で構成されている任意団体で、
旧特定郵便局の局長になるには、
半強制的に加入が義務づけられる団体です。
この団体が何故か日本郵便の労働団体であるJP労組より力が強く、
自民党の最大の票田にもなっています。
そして、参議院議員選挙では必ずこの局長会から候補者を擁立し、
圧倒的な集票マシーンで必ず当選させています。
まあ、それだけなら公職選挙法云々を除けば、
「勝手にやってください。」で済む団体なのですが、
問題はこの団体の活動目的が局長達の保身と権益のためになっていることで、
これが経営の足枷になっています。
つまり、局長達の雇用を守るために、
「ユニバーサルサービス」と言ううたい文句を利用して、
不採算の局の維持を主張したり、
不採算サービスの維持を主張したりしてしまうのです。
そして、この団体の力は経営者も凌駕してしまうので、
トップも局長会の言いなりにならざるを得ないのです。
そして、この局長会が日本郵便の中間層に厚い壁のように広がっているので、
トップから現場までの風通しが悪くなってしまうのです。
なので、日本郵便の問題を是正するには、
この会社の構造改革と共に、局長会の解体が必要なのです。
しかし、現状を考えると、これはかなり厳しく、
結局はこの先何年でも、
同じような不祥事を繰り返す会社になってしまうのだと思います。
なお、余談ですが、ユーチューブを見ていたら、
「保守だから局長会を解体する」みたいなおかしな動画がありました。
おそらくその投稿主は似非保守で、「保守」の意味を誤解していると思います。
局長会ほど保守的な組織は無く、保守勢力の最大票田でもあります。
それを「解体」というのなら、それは「保守」では無く「革新」と言います。
つまり、保守の立場で言えば、局長会の解体を反対しなければおかしいのです。
保守である私が局長会のことで何か批判的なことを言った場合は、
保守とか革新とか関係なく、
社員として、郵便局のお客さまのため、会社の為に言っています。
なので、局長会解体の絡みで「保守」云々と言った場合は、
その情報は信用しない方が良いと思います。
既得権益で変わらない政治と、マスコミやネットの歪んだ情報で間違った判断をする国民。/
中国人と日本人はどういう違いがあるのか。(2025年06月06日) |
備蓄米が今までの競争入札から随意契約になりました。
勿論、随意契約でも色々問題はあったり、
引受先に偏りがあるのも事実ですが、
素早く備蓄米が店頭に並ぶようになり、
比較的安いコメが一部で手に入るようになりつつあります。
こんな中でも、読売新聞などは、
農家のコメ生産にかかる経費が上がっていることを取り上げ、
コメ価格が下落することを危惧する記事を載せていました。
確かに、エネルギー費の高騰により、コメ生産の経費が上がっており、
農家の負担は大きいのですが、
今回のコメ価格高騰とコメ生産経費は直接関係はありません。
それは、コメ価格高騰が農家に還元されているわけではないからです。
何故かというと、
コメ価格が高騰するとコメの流通量が減って収益が減るからです。
更に下手をすると、
アメリカ産米を関税緩和の見返りに大量に輸入してしまう可能性があります。
(今は農水大臣が小泉進次郎氏なので余計そうなる可能性があります。)
そうなったら、日本産米はますます売れなくなってしまいます。
結局、読売新聞などのメディアは、
広告を載せている企業投資家の便宜を図り、
コメ価格が下落しないよう、
農家を利用して随意契約の反対をしているだけなのです。
あと、米の生産量を上げるために、
余計なメガソーラー発電所は無くして
水田に(戻)した方が良いのではないのでしょうか?
今は太陽光発電政策を農業政策へ転換すべき時なのです。
温暖化と言うと、温室効果ガスばかり問題になるのですが、
ヒートアイランド現象も問題になっています。
ソーラーパネルの設置はそれを助長するので、
必ずしも環境に優しいわけではありません。
そんなものより、水の張った水田の方が、
地面の温度が冷やされ、日本の温暖化も幾分か解消されると思います。
(ソーラーパネルを増やすことは、
ソーラーパネル生産国の中国に金を流すだけですし。)
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さて、ここから本題です。
農水大臣が小泉進次郎氏になったことで、
ネット内では石破政権や自由民主党に風当たりが強くなっています。
これは、小泉氏の父親である、小泉純一郎氏が郵政民営化を行ったように、
小泉氏がJAを解体してその資金をアメリカに流す可能性を危惧しているからです。
ただ、今は参議院議員選が近く、
おそらくこの選挙で自民党は大きく議席を減らすので、
小泉氏がそのまま石破政権内で農水大臣を続ける可能性は低いと思われます。
なので、それほど危機感を持つ必要は無いと思うのですが、
小泉氏は突発的に変なことをやりかねないので、
完全に安心することができません。
今度の参議院選では、自民党の議員を0にするための活動が行われていて、
有力インフルエンサーを中心に選挙に行くことを呼びかけています。
最近は自民党の他、日本維新の会や国民民主党の風当たりも強くなっています。
何れも右寄りの政党で、
10年前のネット内では考えられない状況が起こっています。
勿論、「政治とカネの問題」や物価高対策の遅れ、公費の浪費、
貿易問題など、上記3党は問題だらけで、
支持が低くなってしまうのは致し方ないのかもしれません。
ただ、残念ながら自民党が0議席になることは絶対にありません。
自民党は色々な経済団体や労働団体と繋がっているので、
どうしても、そういった所の推薦議員は当選してしまう可能性が高いです。
私の所で言えば、全国郵便局長会の推している、
犬童(いんどう)周作氏は選挙開始前から当選が決まっていて、
同氏が何か問題を起こさない限り、確実に1議席は確保されます。
これが、日本政治の現状なのです。
これは前評判の悪かった大阪関西万博が、
意外と入場者が多いことと同じで、
何か悪いことが起きて叩かれると、
それを揺り戻そうとする力が働く(悪い例が兵庫県知事選ですが・・・。)のと、
ネットの力は既得権益の力にまだまだ及ばないのです。
とは言え、ネットを通じて若い有権者が政治に関心を持って選挙に行くことや、
自民党の政治に渇を入れるために他党に投票するのは良いことです。
しかし、
私が危惧することは、「自民党の政治に反対だから」と言って、
N国党やつばさの党などの政党に投票してしまうことです。
こんな目立つこととカネのことしか考えていない嘘つき政党が政権をとったら、
間違いなく日本国は消滅してしまいます。
現に兵庫県知事選はこれらの嘘つき政党の有力者に兵庫県民が騙されて、
斎藤元彦知事を再選させてしまいました。
結局、斎藤氏はパワハラを行っており、
マスコミが嵌めたのでも何でもありません。
そして、この知事の周りでは少なくとも3人の命が失っているのです。
マスコミなどのオールドメディアだろうがネットだろうが、
国民が真実を見分けずにこれらが提供する間違った情報を元に
投票をしてしまうことは多々あり、
小泉純一郎氏の時の郵政民営化を盾にした小泉劇場、
民主党の政権交代など、
後々、国民は後悔することになる選択を度々しています。
はっきり言いますが、
必ずしも「選ばれたから正しい」と言うことは無い
のです。
これらの選挙は確実に有権者の判断ミスで、
責任はすべて有権者にあるのです。
今度の参議院議員選挙は、
有権者が正しい判断をすることを願うのですが、
選挙区などによっては票を入れるべき立候補者がいないところもあると思います。
〜〜〜〜〜
次は転売ヤーと中国人の問題です。
転売ヤーは日本人も多いのですが、特に最近は中国人が多いようです。
中国人は金のためなら手段を選ばず、
正規に購入する人のことなど全く配慮しません。
毎回言っているとおり、ここが韓国人と中国人との違いで、
韓国も中国も日本を勝手に叩いている暴走国家ですが、
韓国人一人一人は良い人が多いです。
それに対し、中国人は国と同じく、自分中心に考えている国民(人民)が多いです。
最近は日本へ留学する中国人が増え、
若干中国人の考えも変質しているようですが、
国家自体は変化していないので、
完全に変わるのはまだまだ先のようです。
・・・と、ここまで中国国家や中国人の批判をしましたが、
本当は日本人がこうやって中国人の批判をするべきではないのです。
今の中国人は高度経済成長期〜バブル期の日本人そのものだからです。
勿論、共産党一党独裁が中国国民(人民)の行動や考えに影響を与えているのですが、
それ以外に中国人はかつての日本人と同じ道を歩いていると言えます。
バブル期の日本人は節操がなく、
世界中のあらゆるものを買い占め(今で言う爆買い)していました。
その頃の日本人はモラルも何も無く、
自分たちさえ良ければ良いという状態でした。
今の日本人はバブル崩壊後の不況で、大分謙虚さが出てきましたが、
中国人はまだそこまで行っていません。
つまり、中国人は日本人より30年強程度遅れていると言うことになります。
「中国は世界第2位の経済大国」と、マスコミも経済学者も言っていますが、
このことを鵜呑みにすると、
中国という国を勘違いしてしまうことになります。
中国は人口が多いので、一人当たりのGDPに関しては、
未だに日本より低い状態が続いています。
そして、中国の現状は国内において既にバブルが崩壊しており、
実際はかなり景気が悪い状態になっています。
しかし、中国と日本の決定的な違いは、
中国人は好景気だろうが不景気だろうが、
更なる金儲けのために、投資し続けるというところがあります。
結局、その野心が大きな成功をもたらし、
華僑を中心に莫大な富を築いたわけです。
中国の海外投資は日本の比ではなく、
世界各国に渡っています。
ただ、中国はあくまでも自分たちの富の追求ばかり考えている国民なので、
海外投資もその海外の国のためでなく、
自分たちの富のために行っています。
そのため、中国が海外で行ったインフラ整備などの見返りは、
殆ど中国人や中国国家に行ってしまい、
その投資先国の人は結局損失を負ってしまうのです。
こんな訳なので中国人や中国国家は不景気の中でも、
力を着々と付けていけるのです。
一方、日本は島国根性というか何というか、
不景気になると直ぐにコスト削減を行い、
金を貯蓄や内部留保にまわして、資金をため込んでしまいます。
そうなると前回の日記で書いたとおり、資金の循環が悪くなり、
更なる不景気な状況になってしまいます。
企業がコスト削減を行えば、
その企業に機械や部品を送っていた下請けなどの企業は注文が少なくなり、
経営が苦しくなりますし、
企業がリストラを行えば、失業者が増えてしまいます。
国民も物を買わないので、商品が売れ残り、
企業の収益も悪化してしまうのです。
日本はこんな傾向なので、
どんなに国が借金を重ねても莫大なお金が国内にあるので、
国が破綻するということはないのですが、
国は経済成長せず、貧富の差が拡大してしまいます。
そして、日本の悪いところはもう一つあり、
既得権益が資金を守ることにマスコミや政治家を使って行っていることです。
物価高の今でも消費税減税を行わないのは、
社会保障とか財政の健全化など、大義名分を並べていますが、
真意はそこではなく、
結局法人税の減税を消費税で賄おうと考えているからです。
中国の日本の差はやはり時間の差と、
国家構造の違いだけだと思います。
中国ももっと景気が悪くなれば資金を守る方に走っていき、
日本と同じような状態になってしまうのかもしれません。
その差が約30年強と言うことです。
一方で、日本が更なる高度な社会に向かうためには、
長年続いている既得権益優遇構造を打破する必要があると言えます。
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