月鏡徒然草・25年10月〜

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お知らせ・株式会社リバーズエコ及び、その代表取締役社長の記事、
(一旦)公開終了について

小口不動産投資のおかしなスキームに気付けなかったのか?(2025年11月12日その1)

さて最近、政局の話ばかりで私も少し食傷気味なので、
今回政局と関係ない「みんなで大家さん」の問題を取り上げます・

「みんなで大家さん」は共生バンクグループが行っている小口の不動産投資で、
1口100万円で不動産投資を募り、
年利7〜10%の利回りをうたっていました。
普通、不動産投資というと、
少なくとも数千万〜数億円の資金が必要なのですが、
多くの人が出資することで出資金を低く抑えることができ、
そこそこ配当が高いため、
老後の資金作りや若者の不労所得獲得のために、
多くの人がみんなで大家さんに出資しました。
しかし、同社の最大プロジェクト、「ゲートウェイ成田」の分配金が停止してしまい、
それに連動するように、
他の不動産投資の分配金も支払い停止になってしまいました。
通常、不動産投資は建物などの開発が完成して、
家賃収入を得ることと、地価があがった土地の売却で利益を出すもので、
パフォーマンスが確保出来るには少なくとも10年程度はかかります。
しかし、みんなで大家さんは開発が全く進んでいない最初から、
7%以上の高利回りの分配金を支払っていて、
「ゲートウェイ成田」に関しては、
造成が終わっただけで事業進捗はたった2%程度にも関わらず、
分配金は今までちゃんと支払われていました。
みんなで大家さん側は「開発土地を貸してその賃料を受けているため、
分配金が払うことができる」としていますが、
土地の貸し出し先が共生バンクグループ内企業で、
結局はグループ内で金を環流させているだけの状態なのです。
そんなわけで投資の専門家などから、
新規出資者の出資金で既存出資者の分配金を支払うといった、
「ポンジ・スキーム」との疑いがかけられています。
(「ポンジ・スキーム」は平たく言えば「自転車操業」のことです。)
「ポンジ・スキーム」は最初はうまくいっても、永久に出資が募れないのと、
何れは償還しなければならない出資金の返還が、
分配金の支払いに回されて資金がショートしてしまうため、
遅かれ早かれ事業は立ちゆかなくなり倒産してしまいます。
その後、経営者などは賠償責任を逃れるため、
逃亡してしまうのです。
ただ、私は、
「みんなで大家さんは最初からポンジ・スキームをするつもりで
出資者を募ったのではない」
と思っております。
現に共生バンクグループは開発行為を行っており、
「ゲートウェイ成田」も一応造成工事はほぼ終了しています。
一連のことになってしまったのは、
コロナ禍や建設資材の高騰による建設費の増大などで
工事が遅れてしまったからであり、
結果としてこのようになってしまったのだと思います。
ただ、みんなで大家さんはどちらにしても開発計画が甘々でかつ杜撰であり、
多くの出資を集めるため、
「ゲートウェイ成田」の計画は大風呂敷を広げすぎて失敗してしまった気がします。

みんなで大家さんが「怪しい」と言うのは、
ここまでになる経過で気付く点は多々ありました。
先ずはCMです。
江戸と思われる街並みの中、
「ていへんだぁ〜。ていへんだぁ〜。」とよみうりが走っていて、
「老後問題」と書かれた瓦版を周囲の町人に見せます。
しかし、町人達はみんな、大家さんなので安心していました。
(老後に向けて資金作りは万全なため。)
最後に城からお殿様が登場し、
「みんなの大切な資産を考えるのがみんなで大家さんじゃ。」といって締めくくります。
CMは江戸時代風のセットで、役者は全員江戸時代の格好なので、
設定は江戸時代と思われます。
その設定の中、「老後問題」という現代の問題を出すのは、
現代を江戸時代に落とし込んだ、一種の時空間パロディーだと言えます。
問題は最後のお殿様が出てくる城で、
これはどう見ても安土城に見えます。
そうすると、時代考証がズレてしまいます。
時空間パロディーは2つの時代までで、
3つ以上の時間差が出来てしまうと、見ているものを混乱させてしまいます。
つまり、CMの設定作りが雑なのです。
こうなってしまったのは、共生バンクが保有している施設、
ともいきの国・伊勢忍者キングダム(三重県伊勢市)の施設だけで
簡単に撮影を済ましているからです。
自社保有の施設で簡単にCM撮影を済ましてしまうこと自体、
怪しいと言わざるを得ません。
なお、
この「ともいきの国・伊勢忍者キングダム」もみんなで大家さんの投資対象ですが、
この施設、いつも客が少なく、ガラガラのようです。
・・・・で、
CMの一番最後には一応、利回りを保証していないこと、
元本を下回ることがあること、解約手数料がかかることが書かれていますが、
小さい字だし、ほんの一瞬なので、
余程動体視力が良い人でなければ読めないと思います。

次に、みんなで大家さんは関係会社が複数出てきて、
責任の所在があやふやなところです。
メディア側もこれらの会社関係がよく分かっていないようで、
各紙記事、各サイト記事によって記載に差異が見られます。
少なくともみんなで大家さんは、
みんなで大家さん(東京都千代田区)、
都市綜研インベストメント(大阪府大阪市北区)、
共生バンク(東京都千代田区)の3社の名が出てきます。
おそらく、みんなで大家さんが不動産投資の募集窓口会社、
都市綜研インベストメントがその資金の運用指図と運用をしている会社、
共生バンクが都市綜研インベストメントの運用指図により、
土地取得、不動産開発と販売をする会社だと思われます。
(会社の構造としておそらく、共生バンクが大元と思われます。)
共生バンクは「バンク」と付いていて金融機関のような誤認を与える会社名ですし、
共生バンクの「共生」は「きょうせい」と読むのに対し、
開発名はそれを訓読みした「ともいき」になっていて、
一見、共生バンクと関係ないような誤解を与えます。
こういった、どこに責任があるのか分かりにくい構造や、
商号や商品名が分かりにくいところは「怪しい」と言えます。
で、この社名は違えど一蓮托生の会社構造は、
外部の目も何も入らないので、
スキーム(建て付け)にブレーキをかける仕組みが全くありません。

そして、みんなの大家さんはあからさまに「?」という投資物件が多いです。
以下は「絶対、ヤバいだろ?」という物件です。

〜その1〜
共生バンクグループはアグレボバイオテクノロジーセンターとかいう、
舌を噛みそうな名前の研究施設を持っています。
研究施設と言っても、
福岡県遠賀郡水巻町にあるショッピングモールの
開き店舗部分を居抜きで購入しただけで、
入口にはビニールが貼られ、人の出入りは全く無いようです。
ここでは最新の技術(凍結解凍覚醒法)でバナナの栽培を行うとされていました。
そのバナナ栽培技術自体は実際ある技術のようですが、
バナナ栽培は行われていなかったようです。
なお、バナナ栽培施設は他にもあるようですが、
そこもバナナは栽培されて無く、
申し訳程度に小松菜が栽培されているだけです。
この投資のミソは、「バナナ」と言うことです。
バナナはスーパーで普通に売られていますが、
実際、バナナの栽培方法は殆どの人は知らないと思います。
(私も知りません。)
みんなで大家さん側は栽培方法が知られていない農産物を用いることで、
それの実現性が検証できなくしているのです。
バナナの場合、「温暖化が進んでいるし、温室なら出来るだろう。」と、
出資者側は簡単に考えてしまったと思われます。
なお、衆議院議員の緒方林太郎氏が農水省に確認をしたところ、
北九州市や水巻町でのバナナの出荷実績は全くないとのことです。
つまり、アグレボバイオテクノロジーセンターでは、
バナナ栽培どころか研究も行われていなかったのです。

〜その2〜
共生バンクグループは、
大阪の道頓堀付近に廃墟ビルを所有しています。
(今年8月に火事のあった雑居ビルのすぐ裏手にあります。)
このビルは建設途上で工事がストップした未完成のビルで、
1階部分だけ、
宗右衛門町モータープールと言う駐車場と花屋に利用されていました。
このビルは東と西に土地所有区分が分かれており、
数年前、西側の部分は建物が取り壊され、
現在は青空コインパーキングになっています。
東側部分は建物がそのまま残されていますが、
上層階は鉄骨剥き出しで未完成な上、
外壁が崩落するなどかなり老朽化しています。
そのため現在、東側のビルはバリケードやシャッターで封鎖されています。
この廃墟ビルですが、
一時期、反社が運営するキャバレーとして使っていた言う、
訳あり物件です。
共生バンクグループは2022年に現在も建物が残っている東側を先に購入し、
翌年、西側の土地(すでに建物は解体済み)も購入しました。
共生バンクとしては、この土地を整備して高値で売り抜くつもりだったようです。
しかし、東側の土地は廃墟ビルが残っているだけでなく、
反社も絡んでいるので購入したいという会社は当然なく、
(売買価格が土地の内容に対して高すぎるし、ビルの解体費用もかかるし・・・。)
現在もそのまま状態です。
西側のコインパーキングの方は一見、廃墟ビルはなくなっており、
こちらは資産価値があるように見えますが、
実は現在も地下3階まで構造物が残っていて、
ビルなどの建設をする場合はこの構造物を撤去しなければなりません。
更に問題なのは、このビル周辺の道路は幅が狭く、
現在の法律では土地幅一杯かつ、高層の容積のあるビルは建設できません。
(今までの廃墟ビルより容積を少なくしなければなりません。)
現状のままでは土地取得費用より安値でしか売れないので、
コインパーキング会社の支払っている地代で何とか配当を払うしかありません。
何れにしても「終わっている物件」で、
こちらもゲートウェイ成田のように行き詰まってしまうと思います。

現在、みんなで大家さんは出資金返還を求めて訴訟が行われようとしていますが、
だいたい、こういった投資にひっかかってしまう人のタイプは決まっています。
特徴としては目の前の金利ばかり目が行きがちで、
販売側が悪意を持ってリスク説明を怠った場合、
「リスクはない」と安易に判断してしまう人です。
こういった人はちゃんとした金融機関の金融商品より、
わけわからない企業の投資商品に目がいってしまうのです。
(ブランド品は糸目をつけないで買うのに対し、
トイレットペーパーの使用長さはやたら厳しく制限したりする人が多い。)
金融商品はハイリスク、ハイリターンでかつ、
ローリスク、ローリターンなことを肝に銘じる必要があると思います。

左翼である立花容疑者の洗脳から目の覚めない人たち
(2025年11月12日その2)

先日、NHKから国民を守る党党首の
立花孝志容疑者が名誉毀損で逮捕されました。
容疑は立花容疑者が兵庫県知事の告発文書問題で
とある県議(死去)の虚偽情報を流し、
著しく県議の名誉を傷つけたことによるものです。

この日記を前からご覧になっている方は、
「立花容疑者は左巻きに偏向するNHKを解体してくれる英雄」
だと勘違いしていないと思います。
立花容疑者がNHK解体を訴えるのは、
人事で優遇してくれなかったNHKに対する個人的恨みです。
はっきり言います。
彼は保守ではなく、極左のリベラルで、
彼を支持するとぶっ壊れるのはNHKでなく、日本国です。
(立花容疑者自身、それを認めています。)
彼はネットを通じて人々を洗脳させ、
(本当にこういうことに対しては天才だと言わざるを得ません。)
日本を破滅の方向へ向かわせているのです。
そして、彼はNHKや他の政治家などの批判ばかりしていますが、
自身がどういう政治スタンスや理念を持っているのか、
この国(自治体)の政治をどう行っていくのか全く分かりません。
つまり、立花容疑者は中身が空っぽの薄っぺらい男なのです。
現に彼に付き従う者は迷惑系や利己的な経営者ばかりです。
・・・とは言え、立花容疑者を支持しているネット民が多いのは事実ですし、
彼らは未だに立花容疑者の話を信じて、
斎藤元彦知事は「県議会に嵌められた」、
「パワハラはでっち上げだ」と言っています。
こういった人の考えの共通点は、オールドメディア=完全な悪、
立花容疑者などのネットインフルエンサー=完全な正義と勘違いしているところです。
ある意味純真だと言えますが、
何が正しくて何が間違っているのか色眼鏡を使わず、
しっかり知る必要があります。
なお、正当な保守は立花容疑者を支持していません。
立花容疑者に付き従うのは勝手ですが、
その代償が重いことを認識するべきだと思います。

私は立花容疑者をいつも批判していますが、
立花容疑者は普段は犬好きの人の良いおっさんなのだと思います。
立花容疑者より悪いのは無責任に彼を持ち上げる取り巻きの支持者です。
立花容疑者も立ち止まるチャンスは何度もあったと思います。
しかし、こういった支持者が持ち上げたために、
立花容疑者は調子に乗って暴走してしまったのです。
そして、これは認識して欲しいのですが、
東国原英夫(そのまんま東)氏のように、
立花容疑者の誹謗中傷や嘘を流布した場合、
そういった支持者達も罪に問われることがあります。
なので、情報が正しいかどうかよく精査してSNSに流すべきだと思います。

高市首相に対する偏見的な批判/コメの需給バランスを考えるなら今減反するべきなのか?
(2025年11月04日)

高市早苗内閣総理大臣は立て続けに外交が続きますが、
予想以上にうまくいっているようです。
ドナルド・トランプ大統領の来日の際の対応は不安もあったのですが、
故・安倍晋三元首相のように親密になりそうなので、
ほっとしています。
それにしても、
トランプ氏と安倍元首相が仲良くしているエピソードが折りにつけて流れる度に、
涙が出てしまいます。
今回もトランプ氏は友であった安倍元首相の忠告を律儀に守って、
天皇陛下の御前ではジャケットのボタンをしめていました。
ドナルド・トランプという扱いにくい人間の心に
ここまで入り込んだ安倍元首相のコミュニケーション能力の高さは尊敬に値します。
なんで安倍元首相は暗殺されなければならなかったのでしょうか?
安倍元首相を殺害した山上徹也被告の生い立ちなどには同情する面もありますが、
殺人という卑劣な犯行を容認するわけにはいきません。
山上被告には厳罰を望みます。

そんな中、
左よりの方々やフェミニストの方々がやたら高市首相の非難をするのですが、
本当に言っていることが支離滅裂かつ滅茶苦茶で矛盾しています。
トランプ氏との会談も、
「媚びている」、「はしゃぎすぎ」、「女性の色気を使っている」とか、
「あんたら男女平等を主張している人間か?」
と思わず言ってしまいたくなるような意見ばかりです。
私が見た限り、全然高市首相はトランプ氏に媚びていなかったですし、
アメリカの空母、ジョージ・ワシントンで拳を上げてテンション高かったのは、
周囲にいた軍人の熱狂に応えただけです。
だいたい、「女の武器を使っている」とかいう批判は、
それこそ女性に対しての偏見だと思います。
(女性だから色目を使うのですか??)
そして、「アホか?」と思わず言ってしまうような批判が、
「高市首相はトランプ氏に上目遣いでいる」という批判です。
そりゃあ高市首相よりトランプ氏の方が背が高いので
上目遣いになってしまうでしょうが!!
多分、総裁選に出た5人で上目遣いにならない程背が高いのは、
小林鷹之政調会長だけだと思います。

また、別の勢力でやばいのが、
未だに国民民主党に期待している中途半端な保守たちです。
勿論、連合や創価学会員、
民主党時代からのリベラルが国民民主党を支持するのは問題ないのですが、
(勿論、批判はしていますが、
玉木雄一郎代表は信念や欲望そのまま正直にぐらつくので、
かえって安心だと言えます。)
この中途半端な保守は結構危険因子だったりします。
これらの人たちは国民民主党の支持をまだ表明しているだけでなく、
高市首相が「早期解散をしない」と言っているのに、
早期解散を主張したりしています。
彼らはまだ高市政権の足元が盤石でない今なら、
リベラル議員の当選確率が高いため
(議員定数削減前だし・・・。)
早期解散を訴えているのです。
つまり、誰かさんが言っていた「ビジネス似非保守」はこういった勢力に言えます。
まあ、有名どころで言えば先に書いた、
上念司氏やKAZUYA氏などがそれに当たります。
彼らが何を考えているのかと言えば、
経済学者、カール・マルクスの思想の再現で、
散々保守を煽って保守の方向に国民を向かせ、
保守の失態で幻滅したところでクーデターを起こして、
一気にリベラルに向かわせることです。
つまり、彼らは保守では無く、保守の仮面を被ったリベラルなのです。
なので、完全に保守政権になってしまうと困るので、
参政党を批判したり、
高市政権が長続きしないよう、早期解散を訴えたりするのです。

〜〜〜〜〜

さて、そんな高市内閣ですが、やはり、閣僚が足を引っ張りそうです。
意外と小泉進次郎防衛相はそつなくやっていて、
今のところ問題ないのですが、
先ず最初にやらかしたのは鈴木憲和農林水産大臣です。
鈴木農水相は前政権で決めたコメの増産方針を撤回し、
減反する方針に舵を切りました。
鈴木農水相の言い分では、
政府(国)がコメの価格関与をすべきではないとのことです。
はぁ・・・。この人、単なるバリバリ農水族だっただけでした。
鈴木農水相は「農家の立場に立って。」とか綺麗事を並べていますが、
減反は農林水産省とJA、
投資家(資産のある財界)に便宜を図ることにしかなりません。
つまり、鈴木農水相はそれらとズブズブな関係なのです。
このままだと来年はもっとコメの価格はもっと上がると思います。
で、コメの価格ですが、何度も言っている通り、上昇しても農家は潤いません。
上昇するとコメ離れが進んでコメが売れなくなるだけで無く、
アメリカ産の安いコメが入るようになって、
ますます農家は厳しくなっていきます。
(驚いたのですが、
最近はタイ米も昔より匂いが少なくなっており食べやすくなっています。)
更に、昨今のコメ価格上昇の際、卸が叩かれたのですが、
卸も価格上昇で潤う訳でもありません。
卸は各米市場からコメを買い付けてまとめ、
米屋に販売する流通業務をやっているだけなので、
価格が上がっても流通手数料はさほど変わりません。
結局、コメの価格が上がって儲かるのは投資家だけです。
流通の流れは生産者→卸→販売者→消費者になっていますが、
生産者から自己の計算により先物取引等でコメを買い付け、
卸や販売者に売っているのは投資家です。
勿論、生産者や卸がコメの取引市場に参入している場合も多々ありますが、
困っている農家ほどそれとは無関係なので、
生産コストが上がって苦しむのです。
・・・確かに鈴木農水相の言うとおり需給のバランスは必要ですが、
今はコメが需要過多の供給不足で不足しているのです。
こう言った場合、増産して供給量を増やさなければならないのです。
これははっきり言ってミクロ経済学の基本中の基本です。
それも分からないのなら、鈴木農水相はおバカなのか、
やはり農水省やJA、
投資家(資産家)に便宜を図っているとしか言いようがありません。
・・・で、鈴木農水相は「自分が責任を取る」とか格好よく言いました。
保守の一部人たちは、
「よく言った」「格好いい」とか高市政権の関係か無条件に褒めていますが、
省のトップに立つ大臣が自身の政策でミスした場合、
責任を取るのは当たり前です。
だいたい、鈴木農水相に限らず、
今の若い政治家は「責任」という言葉を軽く考えすぎているような気がします。

ま、高市政権は始まったばかりですし、
政局以外の話題もしたいので、
しばらくは様子見をしたいと思います。

高市首相誕生と所信表明演説について/テレビは本当に左に偏っているのか?
(2025年10月25日)

高市早苗内閣総理大臣就任おめでとうございます。

ただ、これから高市内閣は試練の連続だと思います。
これは、閣僚のメンバーや連立している日本維新の会のこと、
自民党内にリベラル派がいることなどから、
危うい政権運営になるのは必至だからです。
石破前首相がずるずる続けたため政治が停滞してしまい、
高市首相は遅れた政治を取り戻すため、
早期に解散を打って出ることはできないと思います。
そのため、
この少数与党の中で高市首相が描いてきた政治ができるかどうか、
これから高市首相にとっても日本国民にとっても重要だと言えます。
高市首相は若者を中心に期待が大きくなっています。
しかし、その期待が裏切られた時、
日本国民は最悪な絶望を抱くことになります。
高市首相の政治を長い目でみると共に、
首相には信念を貫いた政治をして欲しいと思います。
そして、故・安倍晋三元首相でも成し遂げられなかった、
憲法改正やスパイ防止法の制定などを着々と進めるとともに、
物価高問題、外国人問題など、吃緊の課題にも着実に取り組んで欲しいと思います。

先日、高市首相が所信表明演説をしました。
その時、ヤジが多いことが問題になりました。
ネット民は最近政治に興味を持った人が多いので知らない方が多いと思いますが、
首相の所信表明演説中にヤジが飛び交うことは以前からあることで、
今回問題になっている立憲民主党だけでなく、
民主党政権時代は自民党側がヤジを多く飛ばしていました。
なので、今回、カメラにたまたま写った立憲民主党の議員3人を
一方的に責めるのは間違っていると思います。
(この3人だけでなく、結構な人数がヤジを飛ばしていたのと、
立憲民主党以外の議員もヤジを飛ばしていた可能性があるため。)
しかし、内閣総理大臣の所信表明演説は国民にとって、
首相がどのようなスタンスで政治を行うのかを知る重要な要素であり、
国民全員がその発言に注目しています。
それをヤジで妨害するのは言語道断だし、
いい大人が情けないと思います。
国会議員全体でヤジを止めるよう、
節度を持って真剣に政治に取り組む必要があると思います。

で、その所信表明演説ですが、
維新や連立離脱した公明党、自民党内のリベラル議員などに配慮したのか、
参政党の神谷宗幣代表の言うとおり、
若干、物足りないし、期待外れの面もありました。
私は特に消費減税に関して殆ど言明がなかったのが残念です。
私が危惧するのは、高市首相が結局、
財務官僚の言いなりになって政治が流れてしまうことです。
また、外国人問題に関してはもっと踏み込むべきだと思いました。
中国人来日者が増えたのは、
残念ながら故・安倍元首相時代のビザ発給緩和が元になっているせいもあり、
高市首相も声高に言うことが出来なかったのだと思います。

議員定数削減に関して、保守内でも意見が分かれており、
参政党や日本保守党支持の方たちは反対意見も見られます。
なお、私は比例の議員削減には賛成しております。
保守の意見で多いのは、
「選挙区で落ちた人物が比例で復活するのがおかしい」ですが、
私はそうではなく、
比例は組織や団体が推した議員が当選しやすいことに問題を感じているからです。
私が勤めている日本郵便株式会社も、
JP労組と局長会という、(傍から見ればクソな)組織が二つあり、
前者は立憲民主党を、後者は自民党を推しています。
(私はどちらの組織とも距離を取っているので、言いたいこと言えるのですが・・・。)
結局、組織や団体が推している議員が当選してしまうと、
国民のことより、組織や団体優先の政治に走ってしまうからです。
国民民主党の玉木代表が公明党と連携したのは、
ソバージュヘアの女性が代表を務める団体と縁が切れなかったのが原因です。

そんな中、左派の人たちが高市首相誕生に不満を持っているのか、
おかしな発言をしている人が目に付きます。
ジェンダーレスを推進している人たちは、
折角女性首相が誕生したのに軒並み、
「女性首相が誕生したが嬉しくない。」といった、
矛盾した発言をしています。
貴方たちは男女差別を是正して立ち上がっているのではないのですか?
そもそも、日本の政治家に女性が少ないのは男尊女卑の国民性ではなく、
日本における政治家という仕事が女性にとって魅力を感じないからです。
また、田原総一朗氏に至ってはBS朝日の番組内で、
「(高市氏に)死んでしまえと言えばいい。」という、
モラルの欠片もない、下劣な発言をしました。
まあ、この方も91歳な訳だし、
いつまでも出演させておくテレビ局側も問題があると思います。
結局、番組終了という形で決着はしましたが、
別の番組に田原氏を出演させる予定なのと、
田原氏自身、さほど反省をしていないようです。
偏向というと、TBSテレビ系やNHKがやり玉にあげられますが、
私が見た限り、テレビ朝日系が一番左側に偏向している気がします。

〜〜〜〜〜

最近広まっている根拠のないSNS上の話題は、
金子和令(かねこかずのり/カズレーザー)氏が干されたという話題です。
内容は、
池上彰氏の番組で金子氏が保守寄りの発言をしたことにより池上氏の怒りを買い、
金子氏がレギュラーを務める番組を次々に打ち切りにされたというものです。
あの・・・、金子氏・・・、
今も普通に色々な番組に出ていますが・・・?
当時たまたま二番組程、金子氏がレギュラーだった番組が続けて終了になったのですが、
どうやらそのことでネット民たちが勝手な憶測をして
「干された」と判断し、その噂が広まってしまったようです。
ただ、二番組のうちのひとつの、
「家事ヤロウ!!!」の方は番組がマンネリ化していること、
金子氏が結婚をし、「独身男性が家事を学ぶ」というコンセプトから外れたこと、
元KAT-TUNメンバーの中丸雄一氏が女性密会問題で降板したことにより、
番組全体のイメージが悪くなったことが重なっただけであり、
池上氏やテレビ局が何らかの圧力をかけた訳ではありません。

このことに関して
テレビにも時々出演しているK弁護士までユーチューブで話題にあげており、
デマが助長されています。
弁護士なら憶測で広まっている話題を出すべきではありません。
何れ、東国原英夫(そのまんま東)氏の二の舞になると思います。

一方、池上氏はネットで批判の的にされ、
私自身も彼を批判していますが、
池上氏自身は特に右でも左でも中道でも無く、
自身の意見を持っていないというのが一般的な保守派の見方です。
池上氏は色々な専門家の言っていることを借用しまとめて、
番組で話しているだけなのです。
つまり、ポンコツAIとなんら変わりがありません。
そして、そんな「ポンコツAI池上」は番組制作者側としては都合が良いので、
各局で使われるわけですが、
代わりになる人も多々いるので、
そこまでテレビ局は彼を重宝していません。
しかし、金子氏の方は個性のある希有なタレントなので、
番組制作者側は切るわけにはいきません。
なので、池上氏とトラブルになったからと言って金子氏を切ることはないと思います。

若いネット民はテレビなどのオールドメディアを革新(リベラル)左派寄りと見がちですが、
実はこれ、各番組によって結構スタンスが異なり、
同じテレビ局でも保守右派寄りの番組を流しているところもあります。
これは、その番組を見ている視聴者層やスポンサーにより、
リベラル的思想で構成するか保守的思想で構成するか決めているからです。
池上氏の番組の場合、結構若めの世代が見ているため、
保守的意見も容認していることが多いです。
TBSテレビで言えば、ひるおびで新間一弘(しんまかずひろ/立川志らく)氏が、
かなり高市首相寄りの発言をし、
ネットで話題になっています。
私も新間氏の発言には共感できる面が多々あります。
ネット内では「志らくさんが干されるのでは?」と危惧している人が多いです。
しかし、ひるおびはある程度コメンテーターの保守寄りの発言を認めている節があり
かつて、八代英輝弁護士が韓国批判をした際も、
特に番組降板などはしていません。
また、新間氏もいきなり偏った発言をするとスポンサーなどに迷惑がかかるため、
あらかじめプロデューサーなどのスタッフに、
「私は保守寄りの発言をします。いいですか?」と確認していると思います。
それでGOサインが出ているので、
ひるおびは保守思想に寛容だと言えます。
これは、ひるおびの視聴者が35〜55歳程度の主婦層だからです。
ただ、これ、
同じTBSテレビのサンデーモーニングだったらGOサインが出ないどころか、
新間氏自体、出演できないと思います。
同番組は視聴者層がかなり高齢者に偏っているだけで無く、
元番組MCの関口宏氏の意向が強いからです。
関口氏に関しては以前この日記に書きましたが、
極左思想の持ち主で、TBSの黄金時代を支えた立役者でもあります。
TBSにとっては、
関口氏がどんなにおかしなことを言っても逆らうことができないのです。

・・・で、最近の話題ついでに、政治ジャーナリスト・田崎史郎氏の件です。
田崎氏はとある番組で、
「僕ら、公明党側から見て・・・。」と発言し、
「田崎氏は公明党側の人間だ。」、「田崎氏は創価学会員。」だと物議を醸しています。
これって、
「僕ら公明党側から見て・・・。」と、
「僕ら、公明党側から見て・・・。」とでは、
ニュアンスが異なると思います。
私が番組の当該部分を拝見した限りでは後者だったと思います。
なので、田崎氏の言いたかったのは、
「僕らジャーナリストが公明党側の目線で見た限り・・・。」
と言いたかったのだと思われます。
対立側の目線で見てものを申すことは私だってあることなので、
別に不思議なことでも何でも無く、
田崎氏=創価学会と判断するのは早計だと思います。
ただ、田崎氏に関しては、公明党寄りと思われても仕方ない面が多々あります。
勿論、テレビは色々な角度から意見を集約する義務があります。
なので、別に自由民主党側だろうが、日本維新の会側だろうが、
立憲民主党側だろうが、公明党側だろうが、国民民主党側だろうが、
参政党側だろうが、日本共産党側だろうが、
様々なジャーナリストが色々な意見を言う権利はあります。
ただ、田崎氏がもし、公明党側の人間だった場合は、
テレビ局側が「公明党側のジャーナリスト」だとちゃんとテロップを出すべきだと思います。

ネットの情報だけに乗せられて国民民主党というモンスター政党を支持してしまった人たち
(2025年10月19日)

やっと次期内閣総理大臣が高市早苗自民党総裁で決まりそうです。
仮に日本維新の会との交渉が不発になっても、
立憲民主党は国民民主党との連携を諦めたので、
立憲民主党は「玉木雄一郎」ではなく、「野田佳彦」と書くことになります。
この場合、決選投票になっても高市氏の票が上回ることになるので、
ほぼ高市氏が次期総理大臣になるのは確実だと言えます。

結局、立憲民主党が浅はかな政権交代を画策したせいで、
総理大臣指名選挙が遅れてしまい、
無駄な政治空白を作ってしまいました。
この政党は全く国民を見ていないと言えます。

そして、それ以上に混乱させたのが国民民主党、
特にその代表の玉木雄一郎氏です。
玉木氏は最初、自民との協力を匂わせながら、
立憲民主党が総理大臣指名選挙で「玉木雄一郎」と投票し、
政権交代を画策していることが
国民民主党や玉木氏に伝わると玉木氏はふらつきだしました。

「総理になる覚悟がある」発言を玉木氏がしたとき、
一部の国民民主党支持者が、
「これは、総理になる気概を言っただけで、
今、総理になると言っているのではない。」
と擁護していました。
・・・んなわけないでしょう!!
玉木雄一郎と言う男は「内閣総理大臣」になれる可能性が出て、
目がくらんだのです。
本当に気概を言うつもりなら、
「将来的に総理になるという気概は持っている。」と言うはずだし、
そもそも高市氏が総理大臣に選ばれようとしているこの時期に言ったりしません。

その後、日本維新の会が自民党に近付くと、
「出し抜かれた」と玉木氏は憤慨し、
日本維新の会は「二枚舌で信念が無い」と非難しまくっていました。
確かに維新のこの行動は不可解だし、
私は後々高市政権の足を引っ張る要因になると思っています。
(背後に橋下徹氏や前原誠司氏の影がちらつくし・・・。)
しかし、国民民主党代表の玉木氏がそれを言う資格は全くありません。
そう言うのなら、
さっさと立憲民主党と連携協議を打ち切って自民党と連携すれば良かったのです。

・・・・・まあ、これだけならまだ良かったのですが、
最悪な悪手が、公明党との連携協議です。
なんですかこれ・・・?自民党と維新が近付いたことによる腹いせ???
国民民主党はどちらかというとライト保守層に支持されて議席を伸ばした政党です。
玉木氏のこの行動はそういった支持者を裏切る行為になります。
いざ、このことでネット内で炎上すると、
玉木氏はXにてグダグダ言い訳の投稿をしました。
タレントで社会評論家のフィフィ氏によると、
国民民主党の支持者の中には「頭の良い支持者」と「頭の悪い支持者」
とがいるらしいです。
まあ、私は「頭が良い」とか「頭が悪い」とかいう言葉で区別するのは良くないので、
「冷静に判断出来る支持者」と、「冷静に判断出来ない支持者」と言い換えますが、
このうち後者の人たちはXの記事を見て、
「玉木氏は公明党との連携をしっかり否定しているじゃないか。」と言っていました。
おいおい・・・、玉木氏の一方的なXの書き込みで信じるんじゃないよ・・・。

なお、このXの書き込みのあと、
玉木氏と公明党の斉藤鉄夫代表が同じユーチューブの番組に出て・・・・・・・・・・・、
「国民民主党は公明党と連携する気満々だろ!!!」
本当、玉木雄一郎と言う男の浮つき具合には辟易します。
結局、Xでの書き込みは嘘八百だった訳です。
国民民主党の支持者の皆さま、
貴方はそれでも国民民主党を支持し続けるのですか??

今まで国民民主党を支持していた中では、
「もう次回は国民民主党に票を入れない。」
「裏切られた。」
「玉木氏から榛葉賀津也氏に代表を交代させろ。」
「投票した票を返せ!」
と怒りに満ちた意見で溢れかえっています。

玉木氏のこの一連の行動に普通怒るのが、
本当の国民民主党の支持者だと思います。
それでも、「玉木氏は一貫しいて、信念を貫き通している。」
とか言って擁護する人が一定数いるのが不思議だし、
傍から見ると「気持ち悪い思想の持ち主」に見えてしまいます。
こういった人たちは連合か創価学会員かもしれませんが、
ネットの情報に触れることで、
国民民主党や玉木氏に一定の幻想を抱いてしまった人たちなのかもしれません。
言うなれば、国民民主党教信者によるネット情報により、
マインドコントロールされたと言っても過言ではありません。

で、ちょっとここで余談ですが、この系統の支持者の出所で多いのが、
上念司氏のチャンネル視聴者のようです。
私はこの人物を20年近く前から知っていて、
昔は支持していましたが、今は3〜4割程度の支持に留めています。
この人物は一見、保守的な思想で物を言っているようにみえるのですが、
完全な保守思想には否定的なところが垣間見られます。
なので、参政党をぼろくそに否定したり、
総裁選も高市氏より小林氏の支持寄りだったりするのです。
こういった上念氏の中途半端なスタイルが
中途半端な考えの不完全保守層を増やすことになり、
徒に国民民主党への無意味な支持を増やす原因となっているのです。

話を元に戻します。
若者は就職難や不景気、物価高で苦しんでいるのですが、
残念ながら、自身の政治情報が少なく、
ネットの情報だけで左右されてしまいがちです。
国民民主党はそんな若者の傾向にうまく切り込んだ政党だと言えます。
しかし、この党の本質はネットの情報だけでは全く見えません。
私はもうすぐ50歳なので、地獄の民主党政権時代を知っているし、
国民民主党はその時から全く変わっていないことも知っています。
しかし、20歳代の有権者は民主党政権時代は子供だったので、
そんなこと知る由もないのです。

政治や政党を知るにはネットの情報だけでなく、
あらゆる角度から情報を得る必要があると思います。

多数派工作に流されてしまうネット世論/憶測の批判渦巻くネット世論(2025年10月14日)

大阪・関西万国博覧会、終わりましたね。
私は全く興味が無かったので、結局行きませんでした。
最初はかなり評判が悪く、このままだと赤字になると思われたのですが、
最終的には大好評で、うまくいったようです。

日本は大勢の意見に引っ張られる傾向があります。
最初は万博に関する否定的な意見に引っ張られ、
そういった傾向になりましたが、
マスコミや企業が一丸となってイメージアップをしたため、
各、インフルエンサーが万博に行って、
その様子をSNSにて発信をするようになりました。
そして、そのSNSを見た一般の人たちが万博に興味を持ち、
万博会場に行くようになりました。
青山龍星の声を使って万博(嘘情報)批判をしていた配信者はいつの間に消え、
ネット内では万博肯定派ばかりになりました。

関西万博は勿論問題だらけの万博だったのですが、
反対派が多いことに便乗した営利目的配信者が、
嘘の否定的情報を流したことにより、
否定的意見が「おかしい」と見做されてしまい、
消されてしまうことになりました。
結局、PR目的でお金を貰ったインフルエンサーが過剰に宣伝することにより、
それに流された日本人みんなが万博に行くようになり、
大盛況の中、閉幕となったわけです。
つまり、本質的な問題がネットという閉鎖された環境の中、
否定派も肯定派も見失ってしまったと言えます。

今回は万博という一イベントのことなのでそれでも良いのですが、
これが政治になった場合、日本の国が危うい方向に行ってしまう傾向になります。
今後、ネットによる世論誘導が強まっていくと思います。
ネットを使う側が情報の正確性をしっかり吟味する必要があると思います。

〜〜〜〜〜

次は時事通信社のカメラマンによる、
「支持率下げてやる」発言の件です。
これは日本テレビがネット配信で、
高市早苗新総裁の記者会見を流したのですが、
その冒頭付近に記者たちの雑談がマイクに収録され、
その中で時事通信社のカメラマンが、
「支持率下げてやる。」
「支持率下がるような写真しか出さねぇぞ。」
と発言しました。
それを見た保守層視聴者たちが怒りを感じ、
Xなどで拡散して炎上しました。

実際、報道機関が意図的でかつ恣意的な写真を出して、
支持率をコントロールするようなことがあってはならないことであり、
報道の公平中立性に著しく欠くことになります。

ただ、この配信を見た限り、
高市氏の会見が遅れたことにより、
苛立った記者たちが恨み節や軽口を言ったに過ぎず、
実際にそんな意図は無かったと思います
おそらく、高市氏でなくても、
石破茂首相や立憲民主党の野田佳彦代表でも同じことを言ったと思います。
野田代表がリベラル寄りだからと言って、
「支持率上げてやる。」
「支持率上がるような写真しか出さねぇぞ。」
とは言わないと思います。

逆にこの問題でぞっとしたのは、
「マスコミが意図的に報道を曲げている」と短絡的に結論づけたり、
この冒頭部分を本放送でカットした日本テレビを、
「情報を操作している」と非難しているネット保守層がいることです。
私は保守ですが、こういった強引でこじつけ的な意見には賛同しかねます。
先に書いたとおり、
このカメラマンはどんな人間が会見に出ようが軽口を言うような人物なだけであり、
その程度のレベルな人物です。
なので、そのカメラマンやそこに居合わせた記者らの発言をもって、
「オールドメディアすべてがリベラル寄りに情報を操作している」
と考えるのは間違っていると思います。
また、日本テレビが本放送でカットしたのは、
会見と関係ない部分を普通にカットしただけです。
放送時間は限りがあるので、
余計な部分をカットするのは当然の編集作業だと思います。

最近、ネット内で見られるのは、
憶測で物事を言う評論家気取りが増えたことです。
公明党が自民党との連立を離脱したのは、
中国が創価学会にそう働きかけていると言う意見が散見されます。
確かに公明党と創価学会は一蓮托生の組織ですが、
中国が創価学会に働きかけたという情報は全くもって見当たりません。
つまり、都合の良い情報に持っていくため、
強引なこじつけをするのは、
オールドメディアだけでなく、ネットの情報も同じなのです。

また、今回の件で何故か、
「兵庫県の斎藤元彦知事の件もマスコミが作ったねつ造だ。」
と言い出す人間が結構いますが、
斎藤知事の件は関係ありません。
これでは実際に殺人事件を起こした犯人がいて、
オールドメディアが「その犯人が殺人事件を起こした」としっかり報道しても、
ネットが「それはオールドメディアのデマでその人は人を殺していない。無実だ。」
と言ったら、
クロがシロになってしまうのです。
前にも言いましたが、オールドメディアにしろネットの情報にしろ、
何が正しく何が間違っているのか正確に捉えられるよう訓練しなければ、
情報に流されてしまい、
ゆくゆくは詐欺などに引っかかってしまうのです。
もっとわかりやすく言えば、
「陰謀論に嵌まるな」ということです。

ネット内では高市新総裁をオールドメディアなどから守ろうとする動きがあり、
それはそれで良いのですが、
あまりに守りすぎると、
高市氏のやることがなんでもかんでも正解になってしまいます。
そうなると実質高市氏が暴走することになってしまうのです。
今のところ、高市氏はネットの意見には流されていませんが、
ゆくゆくはネットの意見で自滅してしまう可能性もあります。
本当に高市氏を支持している者なら、
高市氏を必要以上に擁護したりせず、
「正しい事は正しい。間違っていることは間違っている」
と声をあげなければならないのです。

今回、高市氏が靖国神社参拝を見送ったのは正解だと私は思っていますし、
収支報告書不記載を行った萩生田光一氏を、
幹事長代行に据えたのは問題があると思っています。
しかし、ネット内の保守にかぶれている人たちは、
「高市氏には何が何でも靖国神社に行って欲しい。」とか、
「萩生田氏はみそぎが済んでいるから問題ない。」とか平気で言っています。
そうじゃないでしょう?
高市氏が靖国神社参拝を見送ったのは、
公明党の配慮と、
今後のトランプ米大統領の会談でそのことが懸念されてしまうことを避けるためです。
日米韓の連携も崩れる可能性もあるし、
高市氏は苦渋の決断をしたのです。
また、萩生田氏起用に関しては、
高市氏は自ら「傷物」と萩生田氏のことを言っていることから、
「みそぎが済んで問題ない」とは思っていないのです。
みぞぎが済めば良いと本気で思っている人は、
堀江貴文元受刑者のおかしな投資話のAI動画に騙されてしまうと思います。
高市氏自身は萩生田氏が馬車馬のように働くことで、
萩生田氏の起こした事件から律することを期待して起用したのであり、
萩生田氏の政治とカネ問題が解決している訳ではないのです。

------------

そして、このままでいくと、自民党の高市早苗首相で無く、
国民民主党の玉木雄一郎首相が誕生する気配です。
国民民主党は首相指名選挙で当然玉木氏を投票用紙に記入しますが、
立憲民主党も投票用紙に玉木氏を記入すると、
公明党が離脱した自民党の総裁である高市氏はかなり不利になります。
決選投票にいった場合、
維新も玉木氏に投票する可能性があります。
そうすると、高市首相ではなく、玉木首相が誕生することになります。

しかしまあ、
立憲民主党のこの動きは何でしょうか?
同党は政権をとることしか考えていない政党としか思えません。
一方、玉木氏は首相になることに意欲を示しています。
玉木氏自身は立憲民主党の歩み寄りによっては、
それでも良いと考えているようです。
だから言ったのです。
自民党を批判するのなら立憲民主党に入れるべきで、
国民民主党に入れるべきでは無い事を・・・。
結局、この2党は同じ穴の狢であり、
国民民主党に何かを期待すること自体、おかしいのです。
自民党への批判票を
対する党の立憲民主党に入れれば石破政権下で自民党が下野し、
石破政権がもっと早く終わったし、
下野した自民党を高市氏がちゃんと立て直して
万全な体制で高市政権がスタートできたのです。

ただ、玉木氏が仮に内閣総理大臣になっても、
こんな寄り合いの連立では迷走必至で、
一番議員数の多い立憲民主党に政策を合わさざるを得なくなるので、
短期間で空中分解してしまうと思います。
(または、政権維持のために、
少数の国民民主党に多数の立憲民主党が合わさざるを得なくなる。)
結局、玉木氏が首相になって政権交代をすると、
地獄の民主党政権の復活にしかならないわけで、
国民にとって最悪な不幸が襲いかかることになります。
ただ、もうその先の民主党政権終了から13年近くが経過し、
そんな地獄の政権を忘れている有権者も多いのも事実です。
(だから、国民民主党を支持してしまう人も多いのですが・・・。)
かすかな望みとして、
玉木氏に少しでも国民目線でものを考える能力があることを期待致します・・・。

自民党総裁選関連<小泉陣営のステマ問題、外国人入国規制など>(2025年10月05日)

自民党新総裁に高市早苗氏がなりました。
私個人としましては、
高市氏に総裁になって欲しかったので喜ばしい限りです。
15日頃には女性初の内閣総理大臣に指名され、
高市内閣がスタートすると思います。
少数与党で高市氏の思う通りの政治をするのは困難で、
第一次安倍内閣のようにうまくいかないことも多々あると思いますが、
日本のサッチャーになれるよう、頑張って欲しいと思います。

さて、総裁選中は自粛していたので古い話題となってしまいますが、
小泉進次郎農林水産大臣陣営のステルスマーケティング問題です。
まあ、内容はご存じだと思いますが、
小泉進次郎氏の広報班長の牧島かれん氏が、
動画サイト、ニコニコ動画に小泉氏を賞賛するコメントや、
暗に高市氏を非難するようなコメントを要請したことが、
ステルスマーケティングにみられてネット内で炎上した問題です。
一見、大した問題が無いように思えますが、
総裁選中にこういうことを行うと、
選挙の公平性を著しく奪ってしまいます
特に選挙相手候補を揶揄する行為は、
食べログでとある飲食店がライバル飲食店を陥れる為に、
「あの店で食事したらスープにゴキブリが入ってきた。」と、
ありもしないことをレビューに書いて営業妨害するようなものです。

なお、今回の件で小泉氏は知らなかったとしています。
高市派の党員勝手に除名問題と同様、
私はおそらく小泉氏が知らなかったのは事実だと思います。
しかし、彼の父親はあの小泉純一郎氏です。
周囲に何かしらの忖度が働いても不思議ではないと思います。

さて、この問題、文藝春秋社などがことの重大さを煽るためか、
「ステルスマーケティング」という言葉を使ったため、
問題の本質が分かりにくくなっており、
批判する側もピントのずれた批判をしていることが多い傾向がありました。
一連の流れは総裁選挙という選挙戦の中で行われており、
マーケティング(市場営業)行為とは言い難いです。
皆さん、
日本語には「サクラ」という立派な言葉があるじゃないですか?
現代に迎合して「ステマ」と言うより「サクラ」と言った方が、
問題の本質が分かりやすかったと思います。

小泉氏は組織的に賞賛コメントをしている問題と共に、
組織的に小泉氏を非難や誹謗中傷している問題もあります。
小泉氏の場合、
支持も不支持も恣意的でかつ組織的に操作して
コメントしている可能性があるので、
SNSのコメント欄を100%信じてはいけません。
最近、小泉氏はティックトックを始めたのですが、
こちらのコメント欄は批判コメントで溢れかえり炎上しています。
通常、特定の人物の動画を見る際、
特定の支持者が見る訳なので、
批判コメントばかりになること自体おかしいのです。
(炎上系ユーチューバーやティックトッカーは除く)
わかりやすく言えば、
小泉氏が嫌いな人間は態々嫌いな小泉氏のチャンネルを見て、
態々批判コメントを書かないのです。
つまり、これは組織的に小泉氏のチャンネルのコメント欄に
批判コメントをしているのです。

一連のことから小泉氏のSNS関連のコメント欄自体、
「信頼性がない」と言って良いといえます。
なので、コメント欄を見て、「小泉氏は支持されている」とか、
「支持されていない」とか判断すべきではありません。

で、これは小泉氏に限らず、
多くのSNS内のインフルエンサーで日常茶飯事に行われています。
コメント欄を何気なく見ると分かるのですが、
多く書かれたコメントのうち、上質なコメントは氷山の一角だけで、
あとは殆ど意味の無い低質なコメントばかりだと分かります。
なので、評価順でコメントを並び替えられるSNSなら、
最初のいくつかのコメントだけ見れば良いのです。

〜SNS内の見る価値のないコメント〜

○投稿の主旨に対しての批判的コメント
(明らかに投稿自体に問題がある場合は除く)
○投稿と全く関係ないコメント
○一定のプロパガンダに寄ったコメント群
○投稿主を賞賛しているがその理由が不明確なコメント
○投稿主を批判しているがその理由が不明確なコメント
○そもそも自分の話題が中心なコメント
○煽り目的のコメント
○同じような賞賛コメント群
○同じような批判コメント群
○ネットスラング多用コメント
○当たり前だが、公序良俗に反したり、犯罪などに繋がるコメント
○ステマ投稿に対して賞賛するサクラコメント
○態とコメント欄の雰囲気を乱す天邪鬼コメント

---------------

ここからは余談ですが、牧島氏がコメントに例示した、
「ビジネス似非保守」って何でしょうか?
確かにビジネス系の似非保守っていますが、
牧島氏と私とは認識が違う気がします。
私はビジネス似非保守とは、「自己のビジネスに有利になるよう、
保守でもないのに保守寄りの主張をして者」という認識なのですが、
牧島氏は違うのでしょうか?
自己のビジネスに有利な保守を標榜しているのなら、
おそらく、高市氏は支持しないと思いますし、
それこそ石破路線を継承する小泉氏を支持すると思うのですが・・・。
多分、牧島氏の認識だと、
「高市氏を支持して小泉氏を批判する」動画などを投稿して、
広告収入を稼いでいる人をビジネス似非保守としているのかもしれません。

ついでにもう一つ余談ですが、
ユーチューブで自民党総裁選の討論会をやったのですが、
そこになんで西村博之氏を出したのでしょうか?
自民党としては、「若い有権者の関心を寄せるため」としていますが、
そもそもこの人物はとっくに時代遅れになっている人物です。
おそらく、彼を支持しているの若者は、彼の過去を知らなくて、
なんとなく「賢そう」だから支持しているの人だけだと思います。
彼は元々大衆掲示板2ちゃんねる(現・5ちゃんねる)を開設した人物で、
その2ちゃんねる事業を売却したあと、
(競技)ディベート術を駆使して論破する手法で一時期人気になった人物です。
なお、2ちゃんねる運営時代に多くの裁判で多額の賠償金を払う判決を受けていますが、
それらの殆どは踏み倒していて払っていません。
で、ディベート術なのですが、
これは宗教団体ひかりの輪代表の
上祐史浩氏がオウム真理教時代に多用していた手法で、
当時は「ああ言えば上祐」という言葉が出ていました。
西村氏は私と年代が近いので、青少年の頃、
上祐氏を見てディベート術に感銘を受けたのだと思います。
このディベート術、
使い方を間違えれば単なる天邪鬼論法になってしまいます。
まだ、物事がよく分からない子供が西村氏に憧れてディベート術に走ってしまうと、
人間関係を壊すことになってしまいます。
ただ、子供から見ればなんかうだうだ言っているおじさんにしか見えないと思います。
もう、堀江貴文元受刑者とか西村氏とかネット黎明期のスターは、
今となっては単なる老害であり、
彼らのSNSは見る価値はないと思います。
そんな人物を「若者代表」みたいに使う自民党も、
「遅れている」と言われても仕方が無いと思います。

更にもう一つは、
日本テレビの「鹿に暴力を振う外国人を見たことが無い」報道の件です。
日本テレビは高市氏の発言を元に地元民に取材し、
二人から「鹿に暴力を振う外国人を見たことが無い」
と言う意見をニュース番組内で流し、
高市氏やSNSの情報があたかもデマであるような印象をさせる報道をしました。
そりゃあ、沢山の人に取材すれば、
「鹿に暴力を振う外国人を暴力を見たことがない。」
と答える人は必ずいるでしょう!?
鹿に暴力を振っている外国人はほんの一部で、
殆どの外国人は鹿に暴力を振っていないので、
見たことがない人がいて当然だと思います。
この高市氏を陥れる報道は日本テレビと言うより、
読売新聞グループ全体の方針であり、
これこそ、牧島氏の言うところの「ビジネス似非保守」というものに該当します。
勿論、取材に応じた方々に誹謗中傷するのは間違っているので
絶対にやってはいけません。
しかし、こう言った偏向報道は一部の企業や外国人の利権を助長するだけで、
国民はどんどん国益の損失で不幸になっていくことになります。
なお、私は外国人に「日本に来るな」とは言っていません。
本当に日本の文化やマナーに深い理解を示し、
日本語もそこそこ話せる人間なら来日大歓迎です。
しかし、今の日本は無条件に外国人を受け入れすぎで、
そのために円安問題や物価高、
米不足、日本人の就職困難問題など様々な問題が増えているのです。
よく、外国人規制意見を言うと、「外国人差別だ。」と言う人間がいますが、
今の日本は外国人の受け入れ過多で、日本人が冷遇され、
日本人が差別されているのです。
差別をしてはいけないという憲法第14条の「法の下の平等」は、
日本国民に対して保証されているもので、
外国人に対してのものではありません。
時に他国の人の差別は国益を守るために必要なものなのです。
少なくとも、
刺青を入れているようなヤクザ外国人は入国しないでいただきたいです。
(日本の文化に理解があるのなら、来日する前に少なくとも刺青は消すはずです。)
JICAのホームタウン構想も、
JICA自身は移民を受け入れる予定も無く、
特別ビザを発給する予定もないと言い、
SNSの情報を「デマ」としました。
そりゃあ、移民の受け入れはしないし、特別なビザの発給もしないでしょう。
しかし、それは言葉上のことであり、
結局は移民受け入れと同等のことをJICAはしようとしたのです。
在留資格の「技能実習」って言うのが曲者で、
おそらく、JICAはこの資格で多くの外国人を受け入れるつもりだったと思います。
現に、この在留資格で多くの移民を実質日本は受け入れています。
日本は少子高齢化で人口が減っていくとしていますが、
このまま外国人を受け入れ続けると30年後には
逆に(アメリカの例から)1億5千万人程に人口が増えていくと思います。
こうなると外国人比率が多くなり、
多民族国家になってしまいます。
そうなると治安が悪化し、国内で様々な暴動などが起こっていくと思います。
こうなってしまうと、もう国は崩壊する一方になってしまいます。
今のうちに外国人の入国は規制していかなければならないのです。


おしらせ〜株式会社リバーズエコ及び、その代表取締役社長の記事の一旦全部公開終了について

今まで、この日記は株式会社リバーズエコ及び、
その代表取締役社長であるO氏を取り上げてきました。
当該記事は局地的な内容で、経年と共に記事の意味合いが無くなるため、
概ね6ヶ月で記事の公開を終了していました。
今回、新規記事が半年近くに渡って無いことや、
残存記事も6ヶ月を経過すること、
そして、下記の理由により、一旦すべて公開終了とすることにしました。
(関連記事で取り上げている部分は除く)
この記事を通じて色々な方と出会い、
意見を聞けたのは有意義だったと思います。
今まで3年間に渡り、同記事を読んでいただき、ありがとうございました。

(なお、同社、同社長が今後何か重大な事件を起こした場合は、
新たに記事を追加することもあります。)

●1,同社長の推定支持者がピークの約10万人弱から約700人まで激減しており、
今後も再起の可能性が低いため。
●2,1に伴い、同社長はインフルエンサー(公人)から
愛媛のローカル配信者(一般個人)に格下げになったため。
●3,1に伴い、批判者も支持者と同比率で減っており、
新規記事を追加しても殆ど閲覧する方がいないため。
●4,同社長の配信がやさぐれメタル氏などのローテーション叩きか、
送りつけ、勝手にホテル予約などの被害者ビジネスばかりとマンネリ化している上に、
開示請求や裁判の進展は全く無く、特に話題も無いため。
●5,同社長のネット収入が
広告費やスーパーチャットから、メンバーシップの会費にシフトしており、
現在はメンバーシップ限定配信が主体になっているため。
●6、同社長が自分の行いを反省してまともな配信をする見込みが薄いため。
●7、同社長自身、ユーチューブ配信に飽きが来ている節が見られるため。
●8,無駄な時間の削減目的で、現在は同社長の動向を追っていないため。

月鏡徒然草・25年09月

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