月鏡徒然草・06年01月~07月

サーバー管理会社選択の難しさとポイント(2006年7月12日)
 弊サイトのサーバー管理会社は3月、
経営譲渡により合資会社デジパワーから株式会社SNCに変わったのですが、
まさか経営権譲渡でサーバー管理会社移転を余儀なくされるとは思っていませんでした。
 先月のサーバートラブルでサーバー管理会社を他社に移転しましたが、
今のサーバー管理会社もいつまで利用できるか分からない状態です。
 弊サイトのサーバー管理会社はすでに5社目で、サーバーも4回変えています。
サイト自体まだ4周年経過していないので、1社平均1年にも満たない状態です。
なんでこんなことになるのかと言うと、
サーバーの再販制度と、
サーバー管理会社が零細企業だということに問題があるのかと思います。
合資会社デジパワー、株式会社SNC、今の株式会社ベット、
「つきおと」のネクションサーブ合資会社に共通するのは、
何れも社員が10人にも満たない零細企業なのと、何れも自社でサーバーを保有してなく、
上位サーバー管理会社からサーバーを再販していると言うことです。
必ずしも再販のサーバー管理会社が悪いと言うことではなく、
合資会社デジパワーに限っては誠実にサポートをしてくれました。
しかし、大部分の再販会社はサーバーの保守管理などの手間がなく、
安易に収益を得られると言うことでやっているのが実情です。
また、上位サーバー管理会社も、ユーザーの苦情やサポート処理を集約でき、
人員削減できるので、再販会社を推奨する傾向が強いです。
再販元をたどるのはかなり難しく、再販会社のウェブサイトには記載しないことが多いです。
再販に関しては外部から情報を仕入れなければならず、
それも信憑性に欠ける情報が多いので、
正確な情報を得るのは不可能に近い状態です。中には再々販会社も存在するので、
元をたどると得体の知れないサーバーだったりすることもあります。

ここでは自身の失敗経験を元に、
共用サーバーのサーバー管理会社選びのポイントをまとめてみました。
なお、メールサーバーに関しては省略します。

~サーバー管理会社の分類~

1、データセンター会社
巨大なスペースに巨大なサーバーを多数保有している会社です。
だいたい大手通信会社が多く、直販することもあります。
ただ、サービスに関しては大衆向けで、なかなかプランに合致しないことがあります。

2、直販会社(上位サーバー管理会社)
自己の名義でサーバーを所有、
またはデータセンターのサーバーを自己の名義で所有している、
またはデータセンターのサーバーを自己の名義でリースしている会社です。
中~大手会社が多く、ここと契約するのがベターだと思います。

3、再販会社(下位サーバー管理会社)
直販会社名義のサーバーを再販契約に基づき、販売とサポートを行っている会社です。
平たく言えば代理店と言うことになります。そのため、中小企業が殆どです。
サービスプラン内容に関しては必ずしも直販会社の規約どおりにする必要がないので、
オーダーメイドなサービスプランを立てることができます。
データーセンター会社や直販会社のサービスプランだと、規約などでかなり制約を受けるので、
ヘビーユーザーはどうしても再販会社と契約することが多くなります。
ただ、中には直でサーバーを管理していないことを良いことに、
サポートを放棄している悪徳業者もいるので、当たり外れがどうしても出てしまいます。

4、再々販会社
再販会社のサーバープランを契約し、更に再販を行っている会社です。
サポートは再々販会社~再販会社~直販会社~データセンター会社と何社も経由になるので、
迅速さは期待できません。
再々販会社とは契約しない方が良いですが、元をたどるのが難しいです。
運営者が小規模会社や個人の場合は要注意です。

5、自宅サーバー
自宅で簡易サーバーマシーンまたは、PCでサーバーを構築し、
レンタルしているところです。
無料が殆どで、運営者は個人が多いです。
運営者が自宅にいないとサポートを受けられないことや、
サーバーダウン時、運営者のスキルが乏しいと復旧に時間がかかること、
運営者の都合で勝手にサーバーを閉じてしまうことなど欠点が多いです。
また、規約も変なものが多く、サイト運営にかなり制約を受けてしまいます。
なかには、大容量ファイルのアップを許可していたりと、魅力的な面もあるのですが、
お遊び程度のホームページ以外は契約するべきではありません。

~契約料金~

契約料金に関しては平均的な値段の管理会社がベターです。
と、言うのは、安いと「安かろう悪かろう」が多く、かといって高いサーバー管理会社だと、
ぼったくりのところもあるからです。

~容量~

主に載せるファイルの種類やサイトの規模によって異なりますが、
大抵は300MBもあれば上等です。
重いMP3ファイル(概ね3分曲)でも50曲は載せられます。
動画がないサイトは、容量が数GBあっても意味がありません。
なお、動画や音楽を載せる場合は、
規約で大容量ファイルやストリーミングファイルを禁止していないか必ずチェックします。

~転送量制限~

転送量とは、
サーバーから各々のサイト閲覧者にデーターを送った(ダウンロード)量を言いますが、
サーバー会社によっては、アップロードも転送量に含めているところがあります。
また、閲覧者のブラウザ設定が「キャッシュ有効」になっていると、
2回目以降の閲覧は殆ど転送量が発生しなくなります。
実は容量よりも転送量制限の方が重要で、人気サイトはかなり転送量を使います。
転送量制限選びの基本は、「1日の転送量制限>容量」です。
逆の場合は、容量を宣伝文句(誇大広告)にしているだけの詐欺会社です。
容量のほうが大きいと、容量制限ギリギリのサイトは、アップロード後の確認閲覧だけで、
転送量オーバーになってしまいます。
転送量制限は最低でも1日1GBを確保していないと、アクセスが増えたとき、
転送量オーバーで追徴金発生、または帯域制限、
または上位サーバーの移動、または宣伝バナー挿入になってしまいます。
なお要注意なのが、
「転送量無制限」「転送量課金なし」と表示しているサーバー管理会社です。
無制限と言っても非常識に無制限な訳ではないので、Q&Aや規約の転送量の項を見るか、
サポートに質問をした方が良いです。

~サポート~

特に再販会社の重要ポイントがサポートです。
どのサーバー管理会社もサポートに関しては良く書いてあるので、
管理会社のウェブサイトを見ただけでは分かりません。
サーバー管理会社に関してのレビューサイトがありますが、参考度は60%程です。
と、言うのは同業他社がライバル企業をおとしめるために、
わざと悪いレビューを入れる場合があるからです。
一番ベターな方法は、契約前サポートに何回か質問メールを出すことです。
返信が早くて、内容も正確、それに誠実さがあればOKです。
電話サポートはどちらかといえばあった方がよいのですが、
メールのレスなしと同じく、居留守などをされたら結局同じことです。
電話サポートは対応が遅れるのと、行き違いもあるのでなんとも言えません。

~ドメイン~

ドメインは持ち込みにしないと、
契約破棄するときやサーバー管理会社が破綻したときにかなり苦労します。
中には、ドメインを人質にするサーバー管理会社もあるからです。
ドメインサイトでドメインを購入してからサーバー契約をした方が良いです。

~その他~

その他いろいろオプションサービスがありますが、
ヘビーユーザー以外は、CGI、アクセス制限、アクセス解析、
バックアップくらいあれば十分です。
たわたわのぺーじのアクセス解析とアクセス制限(2006年5月13日)
普段弊サイトがどのようにアクセス解析やアクセス制限を行っているのか ご紹介します。
まずは、総括的なアクセスを分析します。
アクセス分析は、「アクセスアナライザーソフト」を使います。
これは、有料サーバーの場合、必ずオプションとして使えます。
たわたわのぺーじのサーバー・株式会社SNCは、「Webalizer」、
新電車のページ月鏡音音草子のサーバー・ネクションサーブ合資会社は、
「Advanced Web Statistics」を使っています。
上の写真は「Webalizer」の一部画面のグラフですが、
このグラフで、総閲覧ページ数、総全ファイルHIT数、総ダウンロードファイル数、
総訪問者数A(30分以上は同一IPもカウントする)、
総訪問者数B(同一IPをカウントしない)、
そして、総転送量が確認できます。
問題は一番下の赤いグラフの総転送量で、
弊サイトのサーバー契約では、1ヶ月平均下から2段目の線以下に抑えないと、
転送量オーバーで追徴金を取られます。
これは5月の表ですが、ゴールデンウィークの3~7日はことごとくオーバーしています。
たわたわのぺーじはどうしても休日になると、
長時間多ページ閲覧のため転送量が急騰するところがあります。
逆に平日は訪問者こそ休日より多いのですが、
これはちょっと調べものがあってアクセスする人が多く、
大抵数ページ閲覧しただけで出て行ってしまいます。
そのため、転送量はさほど多くなりません。

(個人情報部分はマスキングさせていただいています。)
次に個々の細かい閲覧を分析します。
有料サーバーはたいてい「生ログ」と言うログをダウンロードできます。
これを、「ApacheLogViewer」と言うソフトで開くと、
すべての訪問者がどのようにアクセスしたかが分かります。
これを見て比較的多いアクセスのページを分析し、
今後の更新方針を決めていきます。
上の写真は、0時36分に訪問された方のアクセスです。
最初メインサイトからのリンクを通り、なつかしのたわたわのぺーじに入っています。
その後は、なつかしのたわたわのぺーじを中心的に閲覧しています。
黒字は初アクセス、青字は2回目以降のアクセスで、
2回目以降はキャッシュを有効にしているので、転送量は0になっています。
困ったさんなどの訪問の場合、掲示板やメールだけでIPを知ることはできるのですが、
不正リンクからのアクセスの可能性もあるので、
「ApacheLogViewer」で一応困ったさんのアクセス履歴をすべて解析します。
不正リンクからのアクセスだと分かった場合は、次の「.htaccess」と言う究極の、
アクセス制御ファイルを作成して、アクセス制限をします。

(個人情報部分はマスキングさせていただいています。)
そして、これがアクセス制限ファイルの「.htaccess」です。
比較的簡単な構文で作成できる上、マルチにアクセス制御ができる優秀なファイルです。
しかし、サーバーによって使えるところと使えないところがあるのが欠点です。
上の1段落目はホスト制限で、
deny from以下のホストはアクセスできないようにしています。
ohta~は過転送を行った悪質閲覧者のホスト、
urawac00~は「宇都宮線沿線人(蓮田市の人)」と言う困ったさんの所属するホスト、
(しかし、「宇都宮線沿線人」以外のurawac00~の方も排除してしまうのが欠点です。)
FLH1Aa~は「通りすがり」と言う困ったさんのホストです。
2段落目が画像リンク制限で、
2サイト程画像リンクできないよう、制限しています。
この2サイトはいずれも外国のサイトで、
日本以外は「リンク禁止」と言う概念がないため、無秩序にリンクを貼られてしまいます。
転送量無制限サーバーなら良いのですが、弊サイトには制限があるので、
仕方なく制限を行っています(また、著作権の問題もありますし)。
しかし、この2サイトの来場者は「Why?」と思っているに違いありません。
3段落目は指定キーワードが入っているURLからは移動できないと言う制限です。
まあ知っている方もいると思いますが、これは2ちゃんねるからの移動制限です。

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