日本製鉄鉱滓線2


単線だし不定期運転なので、待っていても列車は来ないだろうと思っていたら、
ノロノロと列車がやってきました。
どうやら、日中1時間程度待っていれば何かしら列車が来るようです。


E1401形電気式ディーゼル機関車です。
電化路線ですが、パンタグラフの無い機関車も走っています。
ドイツのschalke(シャィルケ)社製で、車両下部にschalkeの表示が、
車体側面にはNIPPON STEELの表示があります。
下は防音カバーで覆われていて車輪が見えません。


ビニールカバーに覆われた貨車と、
熱塊(ねっかい)有蓋貨車が連結されています。
熱塊有蓋貨車は熱い圧延素材を載せる貨車で、
熱を逃がさないよう、物々しい蓋で覆われています。


時速20〜30q程でノロノロ過ぎていきます。


ホットコイルを載せる貨車ですが、
この列車にはホットコイルを載せていません。


最後尾には70DD-3形ディーゼル機関車(D705)が連結されています。


列車は戸畑方面に向かっていきます。


枝光駅付近にて。
ジ・アウトレット北九州の駐車場脇を走行する機関車が・・・。


電気機関車は既に無いと思っていたのですが、
何とありました。(良かった良かった。)
85ED-1形電気機関車(8502)です。
パンタグラフは菱形とシングルアーム型の2基で、
そのうち、シングルアーム型のパンタグラフの方のみ上げています。


電気機関車の後ろには先に出た熱塊有蓋貨車が連結されています。


ゴロゴロ運ばれる輪っか状の鉄製品です。
正式にはホットコイルと言います。
ホットコイルとは、
薄い熱延鋼板をコイル状に巻いたものです。
見た目以上にかなり重いと思われます。


1貨車にホットコイルを2〜4個載せています。


最後尾に連結されている70DD-3形ディーゼル機関車(D705)です。
先に紹介した車両と同じですが、
排気筒側の側面から見ると、
すすでかなり黒ずんでいます。
電気機関車とのプッシュプル運転だと総括制御が出来ない挙げ句、
双方の運転特性が異なるため、
低速と言えど、運転は難しいと思われます。


外板も所々塗装が剥げており、
錆が剥き出しになっています。
轟音を立ててゆっくり走行します。

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