川柳五七・鉄道博物館に行く8

ビューゲル式集電装置です。
もう、関東では銚子電気鉄道のデキ3形電気機関車しか見られない集電装置です。

トロリーポールは飾ってない・・・と思ったのですが、
下にありました。
下のマットが黒くて目立ちません。

こっちはおなじみの菱形パンタグラフですが、
最近シングルアームパンタグラフが増えてきたので、
菱形パンタグラフも徐々に消えてきています。

第三軌条の集電靴(しゅうでんか)もありました。

1階に飾ってあったこれ。
子供は親に「これ何?」と聞いていました。
親は「さあ、なんだろう?」と言っていました。
これはタブレット閉そく機です。
単線の路線A駅〜B駅間(両方とも交換可能駅)で、
A駅に止まっている列車がB駅に行こうとしていると仮定します。
その時、両方の交換駅がこのタブレット閉そく機を操作して、
A駅(列車の止まっている駅)のタブレット閉そく機からタブレットと言うものを取り出します。
A駅の駅長はそのタブレットをキャリアに収めて運転士に渡します。
そのキャリアを運転士は受け取り、初めてB駅に向かってA駅を出発出来るのです。
もし仮に、A駅でタブレットが取り出せない場合は、
A駅〜B駅間に他の列車がA駅に向かって走っていると言うことなので、
A駅に止まっている列車は、A駅〜B駅間を走っている列車がA駅に到着するまで、
出発できないのです。(もしタブレットがないまま出発してしまうと正面衝突になってしまいます。)
タブレット閉そくは、自動閉そくになるまで一般的に使われていました。
私は鉄道研究会時代、
鉄研OBのJR職員にタブレット閉そく機の操作の仕方を見せてくれました。
でも、結構複雑でよく分かりませんでしたが・・・。

で、そのタブレット(写真真ん中)とキャリア(写真両側)は、
2階のコレクションギャラリーに飾ってあります。
で、コレクションギャラリーの隣はスペシャルギャラリーです。
スペシャルギャラリーで写真を撮ろうとしたらお姉さんに、
「ここは撮影禁止です。」と怒られてしまいました。
スペシャルギャラリーには鉄道模型などのコレクションが飾ってありました。
おそらく、これらのコレクションは個人所有なので撮影が禁止されているのかと思います。
これから鉄道博物館に行こうとお考えの方は、
スペシャルギャラリーでは撮影できないと言うことを覚えておきましょう。

2階の展望フロアです。
この展望フロアの手前に模型鉄道ジオラマコーナーがあり、
日本最大級の鉄道模型を見ることができます。
が、すごい人ごみで全然見えませんでした。
鉄道研究会の文化祭の時もそうだったのですが、
子供は鉄道模型が大好きなようです。
今度空いている時にゆっくり見たいと思います。

2階の展望フロアの西側の壁には、
鉄道歴史年表やそれにまつわる展示品が飾ってあります。
写真は旧東京駅の駅舎です。
7、3階と最上階

3階はラーニングホールと、JR東北・上越新幹線が間近で見られる
ビューデッキ(休憩所)のみです。
写真はラーニングホールのパンタグラフの仕組みのコーナーです。
3階のラーニングホールは子供向けに分かりやすく解説しています。
で、屋上は展望デッキで、JR東北・上越新幹線、JR川越線、
JR高崎線、埼玉新都市交通の車両を見ることが出来ます。
ただ、JR川越線は本数が少ないので、
下手すると電車が通過するまで数十分間待たされるかもしれません。
展望デッキは転落防止用にガラスの柵で囲んでいるので、
写真撮影は不向きです。
8、最後に

(写真は鉄道博物館と鉄道博物館駅(上り)です。)
結果として、鉄道博物館は行って良かったと思います。
ただ、オープンして日が浅く混雑が激しいので、
ゆったり見られなかったのが残念です。
また、今度空いている日に再訪問したいと思います。
帰りは疲れたので、JR川越線経由はやめて、
大宮駅西口から所沢駅東口までの直行西武バスで帰りました。
最近、鉄道趣味に加えて、バスにも興味を持つようになったので・・・。
(JR川越線経由だとJR川越駅から西武新宿線本川越駅まで歩かなければならないので面倒。)
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