清流を求めて・阿武隈急行3

05、瀬上(せのうえ)Senoue


相対式2線の駅です。
JR東北本線の乗り入れ区間を除くと、
初めての交換可能駅になっています。
南側は果樹園や中小企業の工場、
北側は住宅地になっています。
なお、かつてはJR東北本線の東福島駅が瀬上駅だったのですが、
昭和53年に今の駅名に変更されてしまいました。
阿武隈急行の瀬上駅は昭和63年に出来ているので、
約10年間「瀬上」駅が無かった時代がありました。


瀬上駅を出ると、
前の丘陵が近付いてきます。


そして、第一阿武隈川橋梁で阿武隈川を渡ります。
第一阿武隈川橋梁は353メートルの長さです。
阿武隈急行線は阿武隈川に沿って走るのですが、
阿武隈川を渡るのは2カ所のみです。


第一阿武隈川橋梁のトラスは3連で、
短めのトラスが長いトラスを挟む形になっています。


第一阿武隈川橋梁が終わると、
向瀬上駅です。
瀬上駅〜向瀬上駅間は殆ど阿武隈川を渡る区間になっています。

06、向瀬上(むかいせのうえ)Mukai-Senoue


片面1線の駅です。
周囲は果樹園に囲まれた農村地帯で、
あまり家はありません。
そのため、利用客も少なくなっています。


向瀬上駅を出ると丘陵にぶつかります。


そのまま月の輪トンネルに入ります。
月の輪はこの丘陵の南側の地区名です。


微妙な上り勾配で切り通しの中を走ります。


切り通し区間は短く、
すぐに高子沼トンネルに入ります。


トンネルを出ると景色が広がります。


盛土になると、高子駅です。

07、高子(たかこ)Takako


微妙に上下線でホームがずれている、
相対式2線の駅です。
南側は阿武隈急行線開通と同時期に開発された、
そこそこ古いニュータウンです。
一方、北側は最近開発され、新興住宅が増えています。
とは言え、南に高子沼、北に高子岡城跡があり、
まだまだ長閑な風景が残っています。


高子駅を出ます。


直ぐに次の丘陵に入るため、
上り勾配に転じます。


盛土から浅い切り通しになり、
丘陵の横を走ります。


県道4号線が下を交差します。
交差すると直ぐに下り勾配に切り替わります。


2021年に開通したばかりの東北中央自動車道の下を交差します。
手前に踏切のような物がありますが、
一般の通行は出来ません。


阿武隈急行保原変電所横を走ります。
阿武隈急行線は50q以上の路線距離があるのですが、
変電所はここしかありません。
交流2万ボルトATき電方式だからこそで、
直流路線だったら少なくとも5〜7カ所は変電所が必要です。
なお、この変電所の受電は、
隣の東北電力ネットワークの保原変電所から行っています。
阿武隈急行保原変電所からAF、NW、TFの3線が出ていて、
AFはATき電線に、TFはトロリー線に、
NWは地絡防止地線に接続されています。
ちなみにAFはAutotransformer Feeder(単巻変圧器き電線〜ATき電線の略)、
TFはTrolley Feeder
NWはNegative Wire(負き電線)の略です。
変電所接続を過ぎた2本先の架線柱に、
ATき電線及びトロリー線用の遮断器が設置されています。
なお、阿武隈急行線は変電所が1カ所なので、
JR東北本線乗り入れ区間と、同線の接続区間を除けば、
位相差は発生しないため、異相区分セクションは存在しません。
(普通のエアセクションしかない。)


平地に抜けると上保原駅です。

清流を求めて・阿武隈急行4

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