
姫路の小支線・山陽電鉄網干線3
05(SY54)、山陽天満(さんようてんま)Sanyo-Temma

相対式2線の駅です。
その他、網干駅方面ホームの裏手に保線用側線があります。
広畑駅寄り南側に山陽電気鉄道の天満変電所があります。
駅名に「天満」と入っており、駅南側の地名は「天神町」なので、
菅原道真に関係する所なのかと思われるのですが、
それらしき神社はありません。
一番近い天満宮の廣畑天満宮は北東に2キロメートル以上離れています。
ただ、西暦901年に菅原道真が九州へ左遷された際、
ここら辺に来ており、それ以降、地元の人々が道真に信仰心を持ったようです。

山陽天満駅を出ます。
すぐ保線用側線が合流します。

少し勾配を上り、低い盛土になります。


直線が続きます。


細い用水路を渡ります。

川を渡るため、やや勾配を上ります。

西汐入川を渡ると、平松駅です。
06(SY55)、平松(ひらまつ)Hiramatsu

相対式2線の駅です。
駅舎は西側の道路に接する形であるのですが、
ホームは何故か少し東側に離れているので、
網干線行きホームから接続する屋根の無い通路を歩く必要があります。
駅周辺は普通の閑静な住宅地ですが、
南には大和工業や虹技などの鋳造工場があります。
なお、大和工業内の大和軌道製造では鉄道のレールなどを製造しています。

平松駅への駅舎への通路横を走ります。

大津茂川を渡ります。
橋梁は複線分架かっています。

右カーブです。

県道421号線が斜めに交差します。

古川を渡ります。
この川の上流にはレンコン畑が点在しています。

前方に見える建物は姫路市図書館の網干分館です。

ここでも細い用水路を渡ります。

線路を分岐し、やや左に曲がると、終点網干駅です。
07(SY56)、[山陽]網干(あぼし)Aboshi

島式2線の駅です。
昔は一部4両編成で運転していた関係か、
4両編成分のホーム有効長があるのですが、
今は3両編成だけなので、1両分は柵で仕切られています。
駅周辺は姫路市網干区の中心地なので雑居ビルや商店が林立しています。
なお、JR網干駅は北に3q程離れています。
JR網干駅周辺も姫路郊外と言うことで、
住宅が増えつつありますが、
本来の網干地区の中心地は山陽電気鉄道の網干駅の方が近く、
南側がその中心地になります。
昔は播電軌道と言う半路面電車が
この駅の南にあった網干港駅から国鉄網干線を通り、
新宮(現在のJR姫新線播磨新宮駅の南方)まで結んでいました。
しかし、播電軌道は昭和9年に廃止されてしまったので、
山陽電気鉄道の網干線が開通する昭和16年まで、
網干地区中心地には鉄道がありませんでした。

網干駅の入口に沿う形で小さい駅ビルがあります。
テナントは結構コロコロ変化していますが、
北側は新在家交番になっています。
網干駅は駅前広場があり、
駅ビルの2階と姫路市立図書館網干分館とは、
ペデストリアンデッキで結ばれています。
網干地区の南側は工業地帯で、ダイセルなどの工場があります。
揖保川や中川を渡った先のたつの市側に
綾部山梅林や新舞子海水浴場があり、
昔はそこへの観光客輸送目的で、
網干線に臨時列車が走っていたこともあったのですが、
今はないどころか、そこへのバスも平日に少ししか走っていないため、
かなり不便になっています。
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