
面白ローカル・熊本電気鉄道8
10(KD16)、黒石(くろいし)Kuroishi

島式2線の駅で、交換可能駅になっています。
駅周辺は農家と住宅、雑木林が混ざっていますが、
東側には戸建て団地もあるため、前後の駅よりやや利用客があります。

黒石駅を出ます。やや上り勾配です。

やがて緩い右カーブになります。

国道387号線が左手に近付きます。

そして、その国道387号線と併走します。
ここで一旦、新線区間が終わります。
フィーダメッセンジャーカテナリーも一旦、終わります。

やがて、右手が林になります。

勾配を上りきると、熊本高専前駅です。
11(KD17)、熊本高専前(くまもとこうせんまえ)KumamotoKosen-mae

片面1線の駅です。
旧駅名は「電波高専前」だったのですが、
熊本電波工業高等専門学校が統合等で熊本高等専門学校になったため、
今の駅名になりました。
この駅は熊本高等専門学校のすぐ横にあります。

熊本高専前駅を出ると、真っ直ぐ進んでいたのですが、
現在はここで右にカーブし、終点の御代志駅まで新設の区間になっています。
これは、国道387号線の拡幅で熊本電鉄の用地が必要になったためです。

旧線は荒れ野の中を走ります。
12(KD18)、再春医療センター前(さいしゅんいりょうせんたーまえ)
Saishun-IryoCentermae

片面1線の駅です。
駅名の通り、駅すぐ横には熊本再春医療センター(旧・熊本再春荘病院)があります。
ちなみにこの病院は熊本藩の創った医学校、「再春館」から名前をとっています。
なお、熊本再春医療センターとは関係がないのですが、
熊本に本社のある再春館製薬所も熊本藩の「再春館」から名前をとっています。

新線の駅も片面1線です。
新線は旧線より東側に大きくシフトしているのですが、
営業キロはなるべく変更させないようにしたため、
再春医療センター駅も次の御代志駅も新駅は旧駅の南東側に位置しています。

再春医療センターへの道と交差します。

道路と共に左カーブを曲がります。
ここの右手に現、御代志駅があります。

すぐに右カーブです。

木々の横を走ります。
線路を右に振ると、終点、御代志駅です。
13(KD19)、御代志(みよし)Miyoshi

御代志駅は合志市の西合志地区の中心にあります。
しかし、駅は無人どころか駅舎もなく、
ホームすぐ横はバスターミナルになっています。
一応バスは電車との乗り継ぎを考慮していますが、
ここを経由するバスの本数は少なく、
バスターミナルの機能は失いかけています。
また、菊池方面へは熊本市街から直接バスに乗っていくので、
熊本電気鉄道で御代志駅に行き、
バスに乗り換えて菊池方面に行く人は殆ど皆無だと言えます。
駅前は普通の長閑な住宅地で、家もパラパラと言った感じです。
しかし、北側には県立農業大学校、
駅すぐ横(写真の雑木林側)には国立療養所があります。
なお、ホームは片面1線の棒線構造です。

旧・御代志駅の駅前広場です。
今の御代志駅より駅前広場は狭いですが、
ホーム直ぐ横にあり、バスとの乗り換えは楽に出来ます。

現在の御代志駅です。
旧、御代志駅から南南東250メートルの位置に移転しています。
旧、御代志駅より広々した駅前広場になっています。
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