
万葉の里・近江鉄道八日市線4
05(R17)、太郎坊宮前(たろぼうぐうまえ)Tarobogu-mae

片面1線の駅です。
天照大神の第一皇子である、
天忍穗耳命(あめのおしほみみのみこと)が祀られている
阿賀神社(太郎坊宮)の最寄り駅です。
ただ、最寄りと言っても、北に1.6q程歩きます。
なお、太郎坊宮の「太郎坊」は阿賀神社付近を守っている天狗の名前らしいです。
太郎坊宮の読みは「たろうぼうぐう」ですが、
駅名は「たろぼうぐう」になっています。
これは、太郎坊宮は親しみをもって、
「たろぼうさん」と言われているからだと思われます。
ちなみに、平成10年に駅名が「太郎坊」から「太郎坊宮前」に変わったのですが、
この読み方は変わっていません。

太郎坊宮前駅を出ると、短い左カーブです。

畑と住宅が混在しています。


右手のとある宗教施設を過ぎ、
草生した線路が始まると、新八日市駅です。
なお、ここら辺から御園駅方面の線路が分岐していました。
06(R16)、新八日市(しんようかいち)Shin-Yokaichi

相対式2線の駅です。
八日市鉄道時代はこの駅が終点でした。
その後、御園駅まで延長したのですが、
昭和19年に近江鉄道と合併し、
昭和21年に新八日市駅〜八日市駅間が開通したため、
新八日市駅〜御園駅間は休止になり、後に廃止になりました。
新八日市駅〜御園駅間の線路跡は、
川合寺駅〜御園駅付近は自転車道として残っているので、
追跡が可能ですが、
新八日市駅から川合寺駅跡までは国道421号線の道路用地に転用されているので、
痕跡は殆ど残っていません。
なお、御園駅は国道421号線の札の辻東交差点付近にありました。
駅周辺は東近江八日市の市街地の中にあり、
駅南西にとある宗教施設もあるため、
そこそこ利用客がある駅です。

(太郎坊宮前駅方向撮影)
新八日市駅の駅舎は古い木造の建物です。
元々この建物は湖南鉄道→八日市鉄道の本社屋として使われていました。
今は平日の一部時間を除いて無人駅です。

新八日市駅を出ると左急カーブです。
右手は近江鉄道の作業場になっています。

右手から本線が近付きます。

本線と併走します。
07(R15)、八日市(ようかいち)Yokaichi

八日市線の列車は基本、箕作山側の3番線に停車します。
本線の接続は、朝夕において殆ど行っていますが、
日中は彦根駅方面と貴生川駅方面交互に
接続(八日市線2本に対し、それぞれ1本)しています。
本線との乗り換え客が多い駅ですが、
JR東海道線(琵琶湖線)と東近江八日市を結ぶ都市間輸送路線の性格もあるため、
この駅で降りる乗客も多いです。

平成18年頃の八日市駅です。
かつては手前に東西自由通路がありました。
現在は撤去されて無く、
近くの踏切に迂回して渡る必要があります。
ただ、駅舎の反対の西側は箕作山になっていて、
南西側は新八日市駅の駅勢圏になるため、
北西の一部の人しか利用していない状態でした。
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