
滋賀県縦断・近江鉄道本線15
02(R02)、フジテック前(ふじてっくまえ)Fujitec-mae

平成18年に出来た、片面1線の駅です。
周囲に人家は無く、
殆どフジテックの従業員のために造られた駅です。
フジテック株式会社のビッグウィング(本社+工場+研究施設)は、
この駅から西に800メートルの所にあります。
フジテック以外にもサカタインクス滋賀工場もこの駅が最寄りです。

フジテック前駅を出ると上り勾配になります。

若干、線路を右に振ります。

橋梁を渡りますが、
下に川は流れていません。
昔の地図で見ると、矢倉川の流路が今と異なっており、
ここで渡っていたようです。
平成13年頃に河川改修のため流路を変えたようです。

矢倉川の旧流路を渡ると、下り勾配になります。


今は線路は真っ直ぐなのですが、
平成19年5月まではここら辺から右カーブになっていました。

勾配を上り、高架に駆け上がります。

左手がJRの貨物ヤードになっています。

農機具で有名なヤンマーの中央研究所横を走ります。
ヤンマーの創業者、山岡孫吉の出身地が米原市の隣の長浜市高月なので、
ここら辺はヤンマーの発祥の地だと言えます。
なお、ヤンマーという社名は、トンボのヤンマと山岡の「山」をかけています。
かつては今走っている近江鉄道の線路部分も、
ヤンマーの中央研究所敷地もJRの貨物ヤードでした。

ヤンマーの中央研究所の先は鉄道総研の風洞技術センターです。

左に曲がります。
写真には写っていませんが右手の鉄道総研の敷地には、
300X、WIN350、STAR21などの高速試験車両の先頭車両が展示されています。

右に線路を振ります。

間もなく、終点米原駅です。
01(R01)、米原(まいばら)Maibara

島式2線の駅です。
米原駅の東口駅舎の南側脇に乗り場があります。
JRは橋上駅舎になっており、
近江鉄道乗り場とは東西自由通路で繋がっています。
以前は東に50メートルの位置に近江鉄道の乗り場がありました。
JR米原駅の規模縮小と配線整理で東側に空きスペースが出来て、
近江鉄道との乗り場が離れてしまったため、
平成19年に今の位置に移転しました。
東京駅方面から新幹線で来た場合、
近江鉄道はこの駅乗り換えになるのですが、
殆ど接続は考慮されて無く、
米原駅停車の「ひかり」とは全く噛み合っていません。
せめて30分ヘッドにして待ち時間を減らさないと、
近江鉄道の利用客は減っていく一方です。
米原駅は東側が旧市街地になっていますが、
最近駅前の整理で駅から国道8号線までの家がごっそり無くなって、
駅前は駐車場や空き地で殺風景になっています。
また、ロータリー挟んで北側には米原市役所が建てられています。
西側は近年区画整理された新市街地になっています。
ただ、米原は昔からの鉄道の要所で、
今も新幹線の駅があるのですが、
東西とも市街地に商店街等が全くなく、
なんとなく長閑な感じになっています。
そのため、買い物等は隣の彦根に流れているのだと思われます。

近江鉄道乗り場入り口です。
ホームとの間に券売機と駅事務室があります。
早朝、夜は駅員がいません。
入り口手前にはレンタサイクルがあります。
ここで自転車を借りて琵琶湖の周囲をサイクリングする人がかなりいます。
時間によっては閑散としている近江鉄道ホームより賑わっています。
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