
大幹線の残照・北鉄石川線7
03(I03)、新西金沢(しんにしかなざわ)Shin-NishiKanazawa

北新横浜駅のように、接頭語が2つ並んだ珍しい駅名になっています。
駅は島式2線と、
かつて北陸本線と繋がっていた貨物側線の名残の側線が1線ありますが、
この側線は石川線の本線に繋がってなく、架線もありません。
IRいしかわ鉄道(JR北陸本線)の西金沢駅はJR北陸新幹線建設に伴い、
大きく変わってしまいましたが、
北陸鉄道の新西金沢駅の方は、
架線が直接吊架からシンプルカテナリーになった程度で、
殆ど変化がありません。
両駅とは100メートル程離れていますが、
両駅を結ぶ動線上には屋根が設置されています。
なお、このまま野町駅まで乗っても、
他の鉄道線に乗り継ぎが出来ないため、
この駅で乗り換える乗客が多いです。

新西金沢駅を出発します。

上り勾配になり、築堤にのぼります。

伏見川を渡ります。今まで何度か渡った、高橋川の下流域の川です。

川を渡り終えると、下り勾配になります。

墓地が見えると右カーブになります。
北側には金沢市の南斎場があります。

大型パチンコ店が迫ると西泉駅です。
02(I02)、西泉(にしいずみ)Nishiizumi

パチンコ店とスーパーに挟まれた所にある、
片面1線の駅です。
南にはショッピングモールがあるので買い物客の利用や、
金沢高等学校の学生の利用があります。

県道146号線と交差します。

ひたすら真っ直ぐ走ります。

畑も所々あります。

学生寮の南側を走ります。

左カーブを曲がり、架線が直接吊架になると、終点野町駅です。
01(I01)、野町(のまち)Nomachi

現在は片面1線の駅です。
中心街である香林坊や片町から南に1qのところにあります。
考えようによっては金沢駅よりも中心街に近い駅と言えます。

かつては相対式2線で、現在使用しているホームの反対側に、
使われていない2番ホームがあります。
1番ホームよりホーム長が1両分長く、
3両編成はこのホームから発車していたのだと思われます。
2番ホーム後ろは津田駒工業の工場です。

駅舎は広めのロータリーを取り囲むように建っています。
今は閑散としていますが、昔は多くの利用客で賑わっていた雰囲気が感じ取れます。
中心街へはバスに乗り継ぐ必要がありますが、
バスの発着時刻は列車の発着時刻に合わせているので、
難なく乗り継げます。
ただ、「発着時刻に合わせている」が曲者で、
石川線は日中1時間に1本しかないため、
野町駅前ロータリーに乗り入れるバスも1時間に1本程度しかありません。
バスの遅延などで接続されなかった場合は、
100メートル西側にある国道157号線に出て、
そこにある、野町バス停を利用します。
このバス停は複数系統があるため、
おおむね5〜10分に1本の間隔なので便利になっています。
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