鉄道軌道混在路線・福井鉄道1

福井鉄道は福武線1路線のみの鉄道会社です。
福武線は武生新駅から田原町駅までの20.9qを結んでいる路線で、
その他、市役所前電停から福井駅前電停間0.5qの支線もあります。
路線の大部分は鉄道路線ですが、鉄軌分界点を境に路面軌道区間も存在しています。
車両は基本的に名古屋鉄道の600V線から移籍した低床電車が中心ですが、
ラッシュ時を中心に通常の大型電車も運転されています。
また、朝夕を中心に急行電車がかなりの本数運転されています。
日中も20分毎の運転で、結構便利です。
短い路線ですが、結構魅力的な点が多い路線です。



(この特集は2006年8月取材撮影です。)

01(F0)、越前武生(えちぜんたけふ)Echizen-Takefu
取材当時/武生新(たけふしん)Takefu-Shin


武生新駅はJR武生駅から徒歩5分くらいのところにあります。
間には大型ショッピングセンターが建っていて、
武生新駅はその北側にあります。
外部の人間だと結構分かりにくい位置に駅がありますが、
JR北陸本線が隣に通っているので、車窓から武生新駅が見えます。
かつてはJR北陸本線を挟んで反対側に同じ福井鉄道の南越線がありました。
南越線は社武生(私鉄会社線の武生駅と言う意味と言われています)駅から
戸ノ口駅を結んでいた路線で、
国鉄(現・JR)武生駅隣にある社武生駅を出た電車は、
次の福武口駅でこの駅と連絡していました。
なお、この駅は「新武生」駅でなく「武生新」駅と新が後についているのは、
すでにこの駅が出来た当時に「新武生」駅があったからです。
なお、新武生駅は後に先述の社武生駅になり、今は廃止されています。


武生新駅は2面3線になっています。その他、側線があります。
3線ありますが、日中は真ん中の線のみの使用で、
両側の線は車両留置に使われています。
なお、福井鉄道のホームは最近まで普通電車の高さだったのですが、
低床電車を導入したので、高さの低いホームに改良されています。


武生新駅を出ます。JR北陸本線に沿って留置線が1線あります。
本線の方は左にカーブします。


市街地をカーブでゆっくり曲がります。


左カーブから右カーブに変わると西武生駅です。

02(F1)、北府(きたご)Kitago
取材当時/西武生(にしたけふ)Nishi-Takefu


駅自体は相対式2線の駅です。この駅は急行停車駅です。
この駅は結構古い木造駅舎になっています。
家久駅よりに福井鉄道の車両工場や車両留置線がありますが、
車両工場の建物もかなり古いです。
また、福井鉄道本社など福井鉄道関係の施設が多数あります。


西武生駅を出ます。車庫の留置線には電車や電気機関車、
保線用車両がとまっています。


大型工場の横を走ります。


工場の敷地が終わると直線になります。


越前武生の市街地から抜け出します。


水田も多いです。福井鉄道は結構飛ばすのですが、
レール状態が異常に悪くかなり揺れます。
この揺れは上信電鉄以上かと思われます。


まもなく家久駅です。

鉄道軌道混在路線・福井鉄道2

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