再生路線・えちてつ勝山永平寺線12

22(E22)、比島(ひしま)Hishima


片面1線の駅で、えちぜん鉄道では一番利用客の少ない駅です。
そのため、半数の列車はこの駅を通過します。
駅周辺には家が数件あるだけですが、
九頭竜川対岸には勝山の市街地が広がっています。
ただ、その対岸を結ぶ橋はありません。
この駅部分にある架線柱ビームは、横の道路をまたいでいます。


比島駅を出ても道路は線路敷すぐ横を通っています。
架線柱は古レールを使った細いものになっています。


カーブは続きます。


やや隣の道路が離れます。


線路と道路が山の斜面の木々に覆われています。


こまごまとカーブを繰り返します。


そしてやや平地が広がると終点勝山駅です。

23(E23)、勝山(かつやま)Katsuyama


2面3線の駅です。そのうち内側の2線を主に使っています。


勝山駅から先、引き上げ線が100メートルほど延びています。
昔はこの先、越前大野にある、京福大野駅まで路線がありましたが、
昭和49年に廃止されています。
越前大野には、JR越美北線があるのですが、
本数が少なく、とても利用できる路線ではありません。
今日まで路線が残っていたら、大野市民も便利だったかもしれませんし、
2005年のJR越美北線の災害復旧に余計な予算を使わず廃止できたかもしれません。


勝山駅の駅舎です。
勝山市の中心駅ですが、
駅周辺には数件の駅前商店と大きな合金工場しかありません。
市街地は九頭竜川にかかる勝山橋を渡った先にあります。
勝山の市街地には由緒ある寺院が多くあるので、
散策する価値があります。


勝山駅の時刻表です。
ローカル線の割には30分毎の運転で結構便利です。
日中は半数の列車が比島駅を通過します。
なお、朝の1本だけ快速があるのですが、
これは利用客が極端に少ない駅を通過させて、
運転時間の短縮を図っているものです。
停車駅は発坂、越前竹原、山王、永平寺口、松岡からの各駅です。


勝山駅前に停車中の京福バス。
えちぜん鉄道が京福電気鉄道だった時代は、
電車もこのカラーに塗られていました。
衝突事故などからあまりイメージの良くない色です。

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