浮いて走って愛知高速交通1

日本には「何でこんな鉄道造ったのか?」と言う路線がかなりあります。
その中には素人の私でさえも「これは採算が合わない」と明らかに分かる路線もあります。
愛知高速交通東部丘陵線こと「リニモ」はその良い例だと言えます。
東部丘陵線は元々名古屋市東部の丘陵地帯を開発するために計画された路線で、
その時はまだ「将来の開通するめどのたたない路線」程度のものでした。
しかし、愛知に万博を誘致するにあたり、東部丘陵線の開通が必須になったため、
リニモはまだ沿線未開発ながら開通してしまいました。
もちろん愛知万博こと「愛・地球博」は大盛況で、
実際に行った方の話では、
「リニモは散々待たされた挙句に混雑していて酷い目に会った」と言うほど、
万博開催時には混雑していました。
しかし、「愛・地球博」が終了してしまった現在、沿線人口が少ないこの路線は、
赤字ローカル線以上に酷い状況になりつつあります。
せめての救いが沿線に大学がいくつかあることですが、
実際大学生は藤が丘からバスに乗る人も多く、かなりリニモは苦戦しています。
そうでなくても、「大学だけが頼り」と言う不安定な要素だけでは、
安定した経営にはなりえません。
鉄道ファンでさえも「万博終了時にリニモは廃止するべきだった」
と言う意見もかなりあります。
ただ、リニモは日本で始めて本格的な磁気浮上式鉄道を採用した路線で、
将来の鉄道交通のあり方に大きく貢献したのは間違いないと思います。

なお、リニモは名古屋市営地下鉄東山線終点の藤が丘から
八草までの8.9�qを結んでいる路線です。



(地下駅の撮影はすべてノンフラッシュです。)
(この特集は2006年1月取材撮影です。)

01(L01)、藤が丘(ふじがおか)Fujigaoka


リニモの藤が丘駅は地下にあります。
地下鉄である東山線が高架駅なため、乗り換えは結構面倒です。
また、リニモの入り口は目立たなく、気づきにくい点もあります。
なお、藤が丘駅は前まで「藤ヶ丘駅」だったのですが、
リニモ開通にあわせて変更されました。


藤が丘駅の改札口です。
リニモは全体的にホワイトとブルーでまとめられています。


券売機も同様です。
各駅にはシンボルマークがあり、
サイン関係にはこのシンボルマークがよく使われています。


藤が丘駅ののりばです、
地下駅では珍しい扇状のホームになっています。


各駅はホームドアになっています。


駅名板です。ここでもシンボルマークが配されています。
また、名古屋市の鉄道路線(市営地下鉄・ガイドウェイバス・あおなみ線等)は、
駅番号もふってあり、リニモも各駅に番号がふられています。
リニモの場合、「Lの○」番で表示されています。


リニモの車内です。セミクロスシートになっています。
シートを固定している鉄筋が目立つ車内です。
1両あたりの大きさは新交通とあまり変わりありません。


運転室です。自動運転ですが、運転士も乗務します。
運転室はかなり広々とってあります。
全体的に島式ホームなので、運転席は右側に配置されています。
万博開催時は混雑すぎて「かぶりつき」は殆ど不可能だったと思われますが、
今はグァラグァラで、いともたやすくかぶりつきの席に座れます。


運転台です。普段は自動運転ですが、手動運転も可能です。
ハンドルは右手操作のワンハンドルです。
機械盤はディスプレイを中心に配し、スピードメーターなどは脇にあります。


藤が丘を出発します。しばらくは地下区間です。
地下区間はカーブが多く、遅い速度でくねくね走ります。


やがて地上にでます。地上に出るとすぐはなみずき通駅です。

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