山岳リゾートへの道・アルピコ交通上高地線5
03(AK03)、渚(なぎさ)Nagisa

片面1線の駅です。
内陸部にある駅で、「渚」感は全くありません。
由来は「なぎ(平坦)」なところを流れている沢、
名木沢から来ているらしいのですが、
諸説あり、はっきりしていません。
(各河川が堆積して出来た砂地地形説や周囲一帯湖説もあります。)
駅は奈良井川と田川に挟まれた市街地にあり、
駅の西北に渚大神社があります。
市街地にある駅ですが、
松本駅まで徒歩15分程度の徒歩圏内なので、
あまり駅の利用客は多くありません。

渚駅を出ると、盛土区間になります。

左カーブです。

国道19号線が下を交差します。

穴田川を渡ります。
左手にJR東日本の取水設備があります。

左手にJR東日本の配電線と、
写真に写っていませんが、
盛土下にJR東日本の導水管が上高地線の線路と並行して通っています。

田川を渡ると、西松本駅です。
なお、田川橋梁は令和3年の豪雨で2本の橋脚のうち、
1脚が傾斜してしまったため(写真は豪雨前です。)、
現在は1脚が新しいものとなり、
そこにあったL字鋼で組んだ簡単な架線柱も、
鋼管、可動ブラケットの新しいものになりました。
なお、この橋梁はJR東日本の導水管を横に通しています。
02(AK02)、西松本(にしまつもと)Nishi-Matsumoto

片面1線の駅です。
駅前にJR松本車両センター資材事務室の入り口と、
大宮神社があります。
それと、かつてはホームに沿って松本電鉄社員寮と言う、
元変電所の古〜い建物がありました。
松本駅まで徒歩10分で、ダッシュで行けば5分もかからないので、
駅の利用客は極端に少なく、
大部分は新島々駅方面への利用客です。
ホーム上に駐輪場がありますが、
駅の利用客以上の台数が駐輪されているので、
JR松本駅の利用客や周辺の工場、会社の人も利用していると思われます。

西松本駅を出ると、左カーブです。
右手はJR松本車両センターです。
JR東日本の配電線と、JR東日本の導水管が分かれ、
上高地線のき電線も終わります。(写真2番目の架線柱)

右側に留置線が平行しますが、
上高地線のものでは無く、JRの留置線です。
現在、上高地線とJRの線路は繋がっていませんが、
かつては渡り線で繋がっていて、
直通運転も行われていました。
(その頃は架線電圧が異なっていたので、気動車の乗り入れ)

JR松本駅のホームが見えてきます。
01(AK01)、松本(まつもと)Matsumoto

上高地線だけで見れば、1面1線の駅です。
しかし、同じホーム反対側はJR大糸線の普通列車が使っています。
ポイントの関係でJR大糸線の列車はJR北松本駅寄りに停車します。
そのため、JR大糸線を利用する客は、
JR南松本駅、上高地線西松本駅寄りの跨線橋を下りて
上高地線の乗り場を通って乗る形になります。
そのため、混雑時は上高地線の利用客と錯綜してしまい、
急いでいる時はかなり不便です。
今現在の運行形態から見ると、
この2路線の松本駅は不思議な構造になっているのですが、
これはJR大糸線が国有化される前、
信濃鉄道(今のしなの鉄道とは全く関係ありません。)という民間会社だったので、
省線(現・JR.)の松本駅の乗り場と区別されていたからです。

上高地線の松本駅の駅名板です。
JR東日本のものとデザインが似ていますが、
ラインカラーが異なっています。
似たデザインを使っているのは、
ホームの管理をJR東日本が行っている関係だと思われます。
松本駅以外の駅は、
アルピコ交通標準の紺地(アルピコブルー)に白抜きの駅名板ですが、
一部の駅で、
地方鉄道でよく見られる怪しい女性キャラのイラストになっている駅もあります。

同じホーム上で並ぶ、上高地線の電車(左)と、JR大糸線(右)の電車です。
なお、手前に上高地線の乗り方が提示されていて、
松本駅、波田駅、新島々駅、(一部時間帯、北新・松本大学前駅)以外の駅は、
真ん中のドアから乗って、先頭一番前のドアからの下車になっています。
(元京王井の頭線の車両だった、3000形電車も、
元東武鉄道で東京メトロ日比谷線直通用だった、20100形電車も、
3ドア車なので同じです。)
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