高級住宅路線・東急東横線1

東急東横線は東急電鉄の幹線で、
渋谷駅から横浜駅までの24.2qを結んでいます。
平成16年初頭まで終点は横浜駅でなく、その先の桜木町駅でした。
しかし、横浜高速鉄道みなとみらい線の開通で末端部分は廃止となり、
営業キロは2q短縮されました。
東横線は全線住宅地や都心部の中を走っていて、
典型的な通勤路線ですが、
渋谷から横浜に行くには大変便利な路線です。
とは言え、長らくの間東横線の優等列車は急行しかなく、
その急行の停車駅はやたらに多いので、速達性には欠ける路線でした。
大きな転機を迎えたのは、
JR湘南新宿ラインに対抗するために新設した種別、「特急」の登場で、
従来の急行より3分程度スピードアップ(現在5分)し、
優等列車の本数も急行と合わせてほぼ倍増しました。
東横線は停車駅の多い急行のイメージから「遅い」と言う意見が多いのですが、
電車は高加減速車が多く、駅手前まで力行する運転が見られ、
最高運転速度時速110qで結構飛ばしています。
東横線は、歴史的には東京横浜電鉄時代の大正15年からの古い路線ですが、
大部分で改良工事がされていて、
改良されていない区間は少なくなっています。



21(TY21)、横浜(よこはま)Yokohama


東横線の横浜駅は平成16年初頭まで、
JR横須賀線ホームと駅ビルに挟まれた狭い相対式ホームでした。
みなとみらい線開通にあわせて地下化され、
幅の広い島式2線になりました。
東横線の終点ですが、路線はそのままみなとみらい線に繋がっているので、
単なる中間駅の様相になっています。
しかし、終日利用客が多く、ホームは混雑しています。


ホーム中間付近です。
駅名板のラインは、下り側が横浜高速鉄道に合わせてブルー、
上り側が東急電鉄に合わせてレッドになっているのが特徴です。
全体的には白とスカイブルーを使い、
涼しげなデザインになっています。
東横線横浜駅から各線の乗り換えはあまり便利でなく、
特に京急本線の乗り換えは不便です。
なお、横浜駅はホーム中間部分に結構広い待合室があります。


横浜駅を出ます。
駅部分は開削トンネルですが、すぐにシールドトンネルになります。
架線は剛体架線ですが、
みなとみらい線はセミタイプのコンパウンドカテナリーなので、
横浜駅手前で架線切り替えセクションがあります。
東急電鉄もつい最近まで、
地下区間はセミタイプのコンパウンドカテナリーを使っていましたが、
保守省力化や建設コスト削減のためか剛体架線が主体になってきました。

20(TY20)、反町(たんまち)Tammachi


島式2線の駅です。
横浜駅とともに地下化されました。
駅デザイン的には茶色や緑を使い、自然的な感じにしています。
駅はカーブ上にあるため、ホームの一部はカーブになっていて、
見通しはあまりよくありません。
それでも特急電車などは結構速いスピードで通過します。
反町駅の地上では丁度国道1号線が通っています。


反町駅を出てもカーブは続きます。


やがて地上に出て高架にのぼります。


県道12号線と交差するとすぐ東白楽駅です。

19(TY19)、東白楽(ひがしはくらく)Higashi-Hakuraku


相対式2線の駅です。
反町駅よりは県道交差のため、鉄橋になっています。
ホームの屋根は短めです。
意外と東急電鉄はホーム全体に屋根がかかっていない駅が多く、
雨の日は乗車位置に偏りが出来ます。
JR東神奈川駅に近いため、利用客はあまり多くありません。


東白楽駅を出ると急勾配で高架をおります。


東横線ではあまりない完全地平区間になります。


カーブを曲がるとすぐ白楽駅です。

高級住宅路線・東急東横線2

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