湖に行こう・西武多摩湖線4

空堀川を渡ると線路を左にふります。
これは、ここを境に八坂駅方向は北側に、
武蔵大和駅方向は南側に複線用地を確保したからです。

直線が続きます。
右手の緑地は多摩湖自転車道で、
自転車道の下には多摩湖から境浄水場までの水道管が通っています。

まもなく1.7qの回田信号所が終わります。

回田信号所が終わります。

かつてここに村山貯水池仮駅がありました。

カーブを曲がり、道路の上を高い盛土で交差すると、武蔵大和駅です。
08(ST06)、武蔵大和(むさしやまと)Musashi-Yamato

片面1線の駅ですが、
かつては相対式2線でした。
しかし、そのホームは2両と4両とちぐはぐになっていて、
この駅で交換するときは必ず2両と4両という制限がありました。
今のホームは4両のホームを8両ホームに延長しています。
ただ、8両編成で運転するのは稀で、殆ど4両編成の運転になっています。
駅は東村山市にありますが、
大和町(現・東大和市)の市街地に近い駅だったので、
駅名を武蔵大和駅にしました。
拝島線の青梅橋駅が東大和市駅に駅名変更した頃から、
市街地が東大和市駅方向に移ったので、
今は昔ながらの商店と住宅が新興住宅に混ざった風景になっています。
また、駅のすぐ横は狭山公園になっています(写真左手の緑地)
なお、ご年配の鉄道ファンはこの駅名を見ると必ず戦艦を思い浮かぶそうです。

武蔵大和駅からのぼり勾配になり、カーブが続きます。

カーブをくねくね曲がります。
前方に西武園ゆうえんちの観覧車が見えてきます。

ややくだり勾配になります。

ここら辺に旧多摩湖駅がありました。
車止めのコンクリートが今でも残っています。
ここから先は昭和36年に延長しました。

鉄橋で道路などと交差します。
鉄橋を過ぎた後、またカーブです。
09(ST07)、多摩湖(たまこ)Tamako

島式2線の駅ですが、奥に山口線のホームが片面1線あります。
多摩湖線のホームは昔ながらの屋根で古い感じですが、
山口線のホームはモダンになっています。
そのため、古い部分と新しい部分を接続したような駅になっています。
昭和54年まで多摩湖(1回目)駅だったのですが、
狭山湖駅(現・西武球場前駅)、入間川駅(現・狭山市駅)、
青梅橋駅(現・東大和市駅)とともに西武遊園地駅に駅名変更をしました。
ただ、おとぎ電車(旧・山口線)に西武遊園地駅があったので、
そちらの方は遊園地前駅に改称しています。
なお、最寄の遊園地は「西武園ゆうえんち」ですが、
字数の問題で略称的な駅名になりました。
その後、40年以上に渡り「西武遊園地」駅を名乗っていたのですが、
西武園ゆうえんちに行く通路は長い階段のみで全くバリアフリーになってなく、
最寄り駅として推奨をしていないため、
令和3年に駅名を再び多摩湖(2回目)駅に戻しました。
西武園ゆうえんちの他、多摩湖、狭山公園の最寄り駅ですが、
南側には住宅もあります。
ただ、バブル崩壊後、西武園ゆうえんちへの観光客が減ったので、
駅の利用客も減りつつあり、
多摩湖線の駅では一番利用客の少ない駅になっています。
そのため、普段この駅は閑散としています。
しかし、野球開催日などは山口線の乗り換え客で混雑します。
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