武蔵野快走・西武池袋線14
31(SI28)、高麗(こま)Koma

単線区間は駅を出たところで上下線が合流するため、
片面1線駅以外は、注意現示で時速55qに落としてから停車します。
(更に分岐器のため制限速度があります。)
高麗駅は島式2線の駅です。
上り線が1線スルーになっていて、特急は1線スルー側を通過します。
その他この駅は、留置線用の側線があります。
かつてはもう少し側線の本数が多く、
横のセメント工場に貨物列車に積まれた石灰石などを降ろしていました。
駅舎はホーム地下道を通って南側にありますが、
かつてはホーム東飯能駅側にある踏み切りのところに駅舎がありました。
駅南側はニュータウンで、住宅地が広がっています。
ニュータウンの住民は高麗駅を利用する人もいますが、
いかんせん本数が少ないので飯能駅までバスで行く人も少なくありません。
北と東は長閑な集落で、
巾着田、聖天院、高麗神社などがあります。
巾着田は曼珠沙華(彼岸花)やコスモスで有名で、
満開時には多くの観光客が訪れます。
その時は飯能駅〜高麗駅間の臨時列車が運転され、
特急の一部が臨時停車します。
聖天院、高麗神社は、
かつて日本に渡ってきた高句麗の人々の遺跡に浸ることが出来ます。
ちなみに「高麗」は「高句麗」から来ています。

高麗駅を出ると左急カーブになります。
高麗駅前後は南側のニュータウンを取り囲むような線形になっています。

切通しが多くなります。

切通しを過ぎると今度は右カーブです。

築堤の上を連続右カーブで行きます。
いよいよ山岳区間に入ってきました。

ここから少しスピードが上がります。

ずっとカーブでほぼ180度進行方向が変わります。

カーブが終わると少し開けます。

直線は僅かで、今度は左カーブになります。

カーブが終わり、木々の中を行きます。

木々が囲み少し薄暗いです。

右カーブで高麗川を渡ると武蔵横手駅です。
32(SI29)、武蔵横手(むさしよこて)Musashi-Yokote

島式2線の駅です。かつて側線が1線ありましたが、
貨物運転廃止後撤去されました。
上り線が1線スルーになっていて、
特急は1線スルー側を通過します。
すぐ横に国道299号線が通っていて、
その道沿いに家がパラパラとあります。
国道と反対側は荒地で何もありません。
武蔵横手駅は昭和29年に一度廃止されていて、
西武秩父線開通後の昭和45年に復活しています。

武蔵横手駅の側線跡地では線路用地の除草のため、
山羊が数匹飼われています。

武蔵横手駅を出ると高麗川を渡ります。
この先、何回も高麗川を渡ります。
高麗川を渡ると栗園の中を行きます。
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