都市から山へ・JR青梅線8

16(JC65)、石神前(いしがみまえ)Ishigami-mae


片面1線の駅です。
元々は青梅電気鉄道直営遊園地、楽々園の最寄り駅として開設した駅です。
(広島にも楽々園がありますが、こちらの楽々園の方が8年程早いです。)
国鉄買収時に1企業の遊園地名を駅名にする訳にはいかないので、
地元の村名の「三田村」駅に変更しました。
(三田村は昭和30年に青梅市と合併して消滅)
しかし、三田村の中心地は現在の沢井駅周辺で、
ここは三田村の外れだったので、
昭和22年に近くの神社の名前を採って今の駅名に変更しました。
なお、現在楽々園の跡地はブリヂストンの奥多摩園になっています。


石神前駅を出ると、石神社の横を走ります。


国道411号線が寄り添います。
ここは比較的長い落石覆いになっています。


落石覆いを抜けます。


国道が少し離れると道路の下を交差します。


再び右手に国道が近付きます。


カーブを曲がると日向和田駅です。

15(JC64)、日向和田(ひなたわだ)Hinata-Wada


片面1線の駅です。
駅を出ると国道を挟んですぐ多摩川なので、
駅前にはあまり家がありませんが、
対岸には住宅地が広がっているので、
比較的利用客があります。
吉野梅郷の中心部の最寄り駅なので、
梅の花の見ごろには多くの観光客が訪れます。
そのため、その時期にはホリデー快速が臨時停車します。
ここは比較的太陽の日差しが当たることから、
「日向」和田と言う地名になったのですが、
対岸は南の山で日陰になることが多いので、
「日影」和田と言う地名が付けられました。
しかし、「日影」のイメージが悪いので、今は和田町になっています。


日向和田駅を出ます。
次の宮ノ平駅までは0.8kmしかないので、
信号機はもう第一場内信号です。


日向和田トンネルに入ります。
トンネル内はずっと左カーブです。


トンネルを出るとすぐ宮ノ平駅です。

14(JC63)、宮ノ平(みやのひら)Miyanohira


島式2線の他、側線が1線あります。
側線は青梅駅が車両でふさがっている時の引き上げ線として使っています。
そのため、側線の有効長は長く、10両編成が停車可能になっています。
駅南側に和田乃神社があり、
かつてはそちらの方に日向和田駅がありました。
線路跡は現在道路になっていて、駅跡は保育園になっています。
北側は石材会社の採石場で、
かなり採石されているので、日向和田駅ギリギリまで山が削られています。
かつてはこの採石場の貨物も取り扱っていました。


宮ノ平駅を出ると側線が合流します。


そして、直線になります。

都市から山へ・JR青梅線9

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