通勤新線・JR埼京線4
06(JA17)、浮間舟渡(うきまふなど)Ukima-Fnado

島式2線の駅です。
埼京線赤羽〜大宮間では珍しく地元町名を駅名に入れているのですが、
駅の位置が北区浮間と板橋区舟渡にまたがっているため、
合成駅名となっています。
ただ、駅の出口は北区浮間側にあります。
南西側に都営三田線が走っていて、
駅周辺も荒川と新河岸川に挟まれているので、
駅勢圏が狭いのですが、
都営三田線利用を避ける人がいるのか、そこそこ利用客があります。
駅の北すぐに浮間公園があり、
公園の中心部には浮間ヶ池があります。
駅周辺はアパートと住宅が混じった昔ながらの住宅地なのですが、
西側にはいくつか工場があります。

浮間舟渡駅を出ても右カーブが続きます。

少しのぼり勾配をのぼると荒川を渡ります。

橋梁なのですが、
線路敷きがバラスト軌道からスラブ軌道に変わるだけなので、
寝ていたり、本を読んでいる人は荒川を渡っていることに気付かないと思います。

荒川を渡り終ると左カーブです。
この先は埼玉県になります。
埼玉県に入ると、
東北新幹線の更に左手に線路を敷ける分の用地が確保されているのですが、
これは新宿駅、池袋駅方面から大宮駅に行く新幹線用の用地です。
ただ、東京都内は殆ど用地が確保されていないので開通の目処はたってなく、
駐車場などにされているところが結構あります。
埼京線も将来複々線に出来る分の用地が確保されているのですが、
殆ど複々線になる見込みはないので、一部建物が建っているところもあります。
余談ですが、
普通、京浜東北線、京浜急行線とか京葉線とか、
東京都と周辺の県を結ぶ路線は、東京の「京」が先に付くのが一般的なのですが、
埼京線だけは埼玉の「埼」が先に来ています。
これは、新幹線の土地を提供した地元埼玉県住民に配慮したからだと言われています。

カーブの途中からくだり勾配になります。

勾配をくだっていきます。

上下線が離れると戸田公園駅です。
07(JA18)、戸田公園(とだこうえん)Toda-Koen

島式2線の外側に上下通過線がある駅です。
そのため、この駅では快速と各駅停車の接続は出来ず、
平日ラッシュ時に運転される通勤快速の通過待ちしか出来ません。
分岐器部の騒音低減のため、
停車する電車は一旦止まりそうな速度まで落として分岐器部を通過し、
また再加速して停車すると言う不可解な停車をします(ATCがそうプログラムされている)。
埼京線赤羽〜大宮間はかなり地元住民に対してセンシティブな感じになっていて、
隣に走っている東北新幹線も騒音対策のため時速120キロ弱でノロノロ走っています。
しかし、実際には車体裾部が覆われている東北新幹線の騒音は少なく、
裾部が露の埼京線の電車の方が爆音を出して走行しています。
駅の南側に駅名の元になっている埼玉県営戸田公園があるのですが、
公園部分は僅かで、殆どが戸田漕艇場・競艇場になっています。
戸田漕艇場は東京オリンピックでボート競技が行なわれたため、
近くの県道はオリンピック通りと名付けられています。
戸田の中心地なので、駅周辺は商業地になっていますが、
大体は閑静な住宅地と、中小会社の倉庫が点在しているような風景が広がっています。

戸田公園駅を出ます。

カーブを曲がります。

カーブが終わり、少し走ると、戸田駅です。
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