真ん中真っ直ぐ・JR中央線8


高尾の市街地が見えてきます。


右手が住宅地になります。


どんどんくだっていきます。


右手には小仏関所跡があります。


浅い切通しになります。


上下線が離れると、国道20号線が下を交差します。


電車は速度を落とします。


京王高尾線の高架橋が右手に現れます。


構内が広がると高尾駅です。

32(JC24)、高尾(たかお)Takao


2面4線の他、南側は下り通過線と側線、
北側には東京駅方向のみ線路が繋がっている側線があります。
ホームに接している4線のうち、北側の1線は東京駅よりにホームがずれていて、
線路は東京駅方面にしか繋がっていません。
そのため、この1線は東京〜高尾間の近距離列車折り返し専用になっています。
あとの3線はランダムで、
通過列車と直通近距離列車以外は中距離、近距離、上下線の区別は殆どありません。
中距離列車の大部分が高尾駅どまりなので、
この駅で近距離列車に乗り換えるパターンが多くなっています。
なお、高尾駅は特急が通過するため、特急への乗り継ぎは出来ません。
寺院風の駅舎のある北口は相模湖駅よりの階段、
南口や京王高尾線はホーム中よりの階段と、階段が異なるので注意が必要です。
元々この駅は「浅川」と言う駅名だったのですが、
昭和36年に高尾山の最寄駅をPRするため、今の「高尾駅」に駅名変更しました。
しかし、高尾山の登山口からかなり離れていて、
昭和42年にはその登山口手前まで京王高尾線が開通したので、
この駅で降りる高尾山ハイキング客は多くありません。
どちらかと言うと、周囲はニュータウンやマンションが多いので、
通勤客の利用が多くなっています。
北側は旧市街地で、ニュータウンなどは少し離れているため、バス乗り換えです。
また、浅川対岸には大正天皇陵、昭和天皇陵のある武蔵陵墓地や、
林野庁の森林技術総合研究所があります。
南側はマンションが林立しています。
東側には半導体製造のOKIセミコンダクタなどの工場が点在しています。


高尾駅を出ると複雑に線路が分岐、交差します。


中距離列車留置用側線の横を走ります。


くだり勾配をくだっていきます。


高尾駅からは山岳に変わりいきなり住宅地の風景になります。
東京都心から出る各幹線のうち、
いきなり近郊住宅地に入るのはこの中央線だけで、
あとの幹線は東京に近付くにつれ、
だんだん住宅が増えていくパターンになっています。
つまり、関東平野は西に短いと言う事が分かります。
中央線はそのため、「近郊住宅地区間が他の幹線より短い」と言えるのですが、
東京都を横断しているため、
近郊住宅地区間の利用客は他の幹線より多くなっています。

真ん中真っ直ぐ・JR中央線9

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