大師参拝京急大師線3

05(KK24)、東門前(ひがしもんぜん)Higashi-Monzen


相対式2線の駅です。
南に大師公園があり、
北には川崎大師交通安全祈祷殿と言う、
かなり奇抜な建物があります。


東門前駅を出ると地下に入っていきます。

06(KK25)、大師橋(だいしばし)Daishibashi


相対式2線の駅です。
旧駅名は「産業道路」駅で、
つい最近までその産業道路と小島新田方の踏切で交差していました。
ただ、交通量の多い産業道路を踏切で交差するのは、
慢性的な渋滞の元となっていたため、
駅は地下化され、駅名も「大師橋」駅に変更されました。
なお、大師橋は産業道路の多摩川に架かる橋ですが、
北に600メートルほど離れています。


大師橋駅を出るとカーブを曲がります。
地上では産業道路が交差しています。


やがて急勾配で地上にのぼります。


のぼりきると終点小島新田駅です。

07(KK26)、小島新田(こじましんでん)Kojima-Shinden


島式2線の駅です。
前までは小島新田駅手前で単線になり、この駅自体は片面1線でした。
小島新田駅はJR東海道貨物線の川崎貨物駅のすぐ横にあります。
もちろん、今現在は駅周辺に「新田」はなく、
下町らしい雑然とした住宅地になっています。



〜おまけ「平成中期ごろの京急大師線」〜


小島新田駅を出たところにやや広い空間がありました。
これは複線用の用地ではなく、
かつてJR東海道貨物線からの狭軌の線路が合流していたからです。
貨物線からの連絡線は狭軌なのに対し、大師線は国際標準軌なので、
この先川崎大師駅まで下り線は3線レールになっていました。
狭軌の線路には味の素の工場からの貨物列車が走っていましたが、
下り線のみ3線レールなので、貨物列車の運転は夜間に限られていました。
味の素への貨物輸送がなくなってからは、
3線レール区間は解除されました。


産業道路の踏切と産業道路駅(現・大師橋駅)です。
上空には首都高速横羽線が通っています。
写真だと分かりにくいですが、かなり幅広い踏切になっていました。
また、下り線は3線レールの跡が見られました。


かつて京急大師線は東電の大師線と言う送電線を併架していました。
写真は産業道路〜東門前間で、
左手の大師変電所から送電線が合流しています。


東門前駅です。送電線が続いていました。


鈴木町駅です。
この当時はまだ、味の素の工場の建物は古いままだったので、
工場街の中の駅という雰囲気でした。


鈴木町〜港町間。

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