北海道電力装柱

1、北海道電力横型装柱


3線等間隔配列の普通の横型装柱です。
写真の電柱は中実ピン碍子になっていますが、
引き通し碍子は色々種類があります。


上部をパンザマストで継ぎ足している電柱が結構散見されます。


2回線の装柱も普通に3線等間隔配列です。
塩害地区は専用の耐塩ピン碍子が使われています。


1線だけ離れているタイプです。
北海道電力は他の電力管内と異なり、
3線等間隔タイプと1線だけ離れているタイプの両方が採用されています。
変圧器の引き下げは、
一旦、高圧配電線本線方向の向きにそろえた後
(高圧配電線本線の腕金と引き下げ線の腕金は向きが直交する)、
変圧器に引き下げるタイプが一般的です。


耐張碍子の横型装柱です。
真ん中の線は三角状の大きめな横向きストラップで固定されています。


単相2線は短い腕金で支持していることが多いです。


単相2線を三相3線にした場合、
従来の単相2線用の腕金では離隔距離が不十分になるため、
逆三角配置にすることがあります。


槍出装柱です。
写真の配電線柱は、腕金の長さがそこそこありますが、
短いものが多いです。
この配電線柱の耐張碍子の先にはアークホーンが付いています。

2、北海道電力縦型装柱


縦型装柱は市街地や樹木の多い所を中心に見られます。
基本的には電柱に槍出金具を取り付けて、
その先に引き通し碍子を取り付けています。


こちらも引き通しの縦型装柱です。
碍子が個性的です。


左側が耐張碍子で、
右側が引き通し碍子と言う、
アンバランスな装柱です。
意外と結構見られます。


耐張碍子の縦型装柱です。
電柱にストラップを取り付け、
その先に耐張碍子を取り付けています。
写真の配電線柱は何気なく撚架もしています。


碍子が耐塩仕様の中実耐張碍子になっています。
短い槍出金具には碍子の他、プロペラ式の鳥害解消器も付いています。
縦型装柱は方向が大きく変わらない限り、
ジャンパー線の支持碍子はありません。


D型腕金も使われています。
碍子はD型金具に直接付けるのでは無く、
槍出金具をD型腕金に装着させて、
その先端に取り付けています。

3、北海道電力J型装柱


腕金の下にJ字状の金具を取り付けて、
碍子を支持するタイプです。
中部電力や関西電力などのC型装柱の代わりにこの装柱が使われています。

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