東北電力装柱概要
東北電力は東北地方の広範囲に及ぶ50ヘルツの電力会社です。
東北地方の他、新潟県も東北電力の領域になります。
1、東北電力の装柱の特徴
東北電力の装柱はやや古臭い感じです。
避雷器や耐雷ホーンをつけた装柱が多く、
雷対策は万全のようです。
2、引き通し碍子
東北電力の碍子は殆どピン碍子ですが少し大きめです。
高圧線の赤ラインがないものもあります。
中実碍子も最近登場したようですが、
なんだかお団子みたいな変な形をしています。
碍子に愛称をつけるとしたら、「ミシュランマン碍子」でしょう。
3、耐張碍子
耐張碍子は1個が殆どで、かなり簡単なものが多いです。
一般の耐張碍子です。
碍子が一個しかなく、かなり簡単なつくりです。
新しいタイプは先端カバーが鋭いものがあり、
碍子の溝が少ないタイプになっています。
こちらは耐張碍子の先端カバーがないタイプです。
なおさら簡単なつくりに見えます。
高圧引込み線などによく使われます。
4、避雷器(アレスタ)
避雷器は背の高い大きなタイプが一般的です。
引き通し碍子に比べると避雷器はかなり大きいことが実感できます。
5、変圧器(トランス)
変圧器やカットアウトの形状は東京電力の在来タイプと似ています。
10kVA変圧器(左)と30kVA変圧器(右)です。
東北電力の変圧器は東京電力と似ています。
カットアウトも東京電力で使われているものとそっくりです。
50kVA変圧器(左)と10kVA変圧器(右)です。
カットアウトの上に黒いカバーが付いているのもあります。
6、架空地線(グランドワイヤ/GW)
東北電力管内で架空地線は殆ど見られなく、
探すのに苦労します。
あるところは腕金1本支持が多いようです。
最近、東京電力と全く同じ形のGWキャップが登場しました。
単純な腕金一本支持が東北電力の主体です。
7、高圧線の腕金
なんと最近、四国電力で使っているL型腕金が登場しました!
腕金の種類が増えつつあります。
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