
九州電力装柱1
1、九州電力横型装柱

オーソドックスタイプのクランプ碍子装柱です。
クランプ碍子の放電クランプ部分が大きく、ごつい感じがします。

同じくクランプ碍子タイプです。
変圧器への引き下げ線の碍子取付金具は高圧線腕金の先に付けています。
カットアウトは変圧器上の槍出腕金に取り付けるのが一般的です。

分岐部にて。分岐部側は中実耐張碍子を使っています。
ただ、東京電力と異なり、
ジャンパー線支持は必ずしもクランプ碍子ではありません。
変圧器は20kVAと30kVAが一体化した大型のものです。

分岐側のジャンパー線を支持している中実碍子は、
絶縁性を重視してか、やたら長いカバーを取り付けています。

引き通し碍子はクランプ碍子の他、中実碍子もあります。
使い分けは新旧だけでなく、区間によっても分けているようです。
そのため、双方ともかなり見られます。

引き通し碍子は中実碍子、耐張碍子は普通の耐張碍子のタイプです。
耐張碍子は2連になっています。

槍出タイプです。GW腕金の形状が若干異なります。

古い装柱の配電線柱です。腕金が錆びまくっています。
高圧線の碍子配列は等間隔配列になっていません。
この配電線柱の低圧線は中部電力と同じく横方向に並んでいます。
ただ、新しい装柱は縦方向が多いようです。
なお、動力線も使うときは灯動4線式にしています。

これは、クランプ碍子なのかそうでないのか分かりにくいタイプです。
おそらく、従来の中実碍子に簡単な放電クランプを取り付けたものだと思います。

こちらはクランプ碍子なのですが、
クランプカバーが電線に沿って延びているタイプです。

分岐側の耐張碍子は長い留め金具の先に付けていますが、
これは工事の受け持ち会社ごとに異なるので、
必ずしも九州電力一般タイプではありません。

こちらも長い留め金具の先に耐張碍子を付けていますが、
碍子の種類は中実耐張碍子です。

こちらは、左が中実耐張碍子、右が従来の耐張碍子になっています。
このように2タイプの碍子が混在しているところがまだかなりあります。
(区間分界点で分けていることが多いようです。)
開閉器は縦に扁平なものを使っています。

1:2配置の耐張碍子装柱です。
ジャンパー線支持碍子は簡素なクランプの付いた中実碍子になっています。
そして、避雷器にもクランプカバーが取り付けられています。

上の回線が特別高圧線の配電線柱です。
特別高圧線はクランプ付きのLP碍子で支持されています。
計器用の変圧器のブッシングがごついです。
また、この配電線柱の特別高圧線には避雷器もありますが、
耐雷ホーンも付いています。

特別高圧線の耐張碍子は溝の多いl中実耐張碍子になっています。
下の高圧線に比べると、腕金の長さが長いことが分かります。
九州電力装柱2へ
電柱装柱資料館へ戻る
川柳五七の電線のページトップへ
たわたわのぺーじトップへ

|