中部電力装柱3

5、中部電力混合装柱


上の回線は横型装柱、
下の回線はC型装柱になっています。
上下回線で装柱が異なることは多々あるのですが、
中部電力はあまり法則性は無いようです。


こちらは、上の回線が槍出の横型装柱、
下の回線がD型装柱になっています。
また、下の回線から分岐する線も、縦方向になっています。
塩害地区なので、碍子は耐塩皿碍子になっています。
開閉器はブッシング引き出しと言うより、
接続器具に接続するタイプになっています。
これも塩害地区の関係からでしょうか?

6、中部電力耐塩皿碍子装柱


中部電力の塩害地区には耐塩皿碍子が見られます。
この碍子はかつて東京電力にもあったのですが、クランプ碍子登場で消えました。
耐塩皿碍子は支持碍子に塩が付着しないよう保護しているものです。
中部電力管内はまだかなりの数が見られます。


この装柱も耐塩皿碍子です。
変圧器への引きおろし線も耐塩皿碍子です。
なお、架空地線は塩害地区でもピン碍子になっています。


開閉器の引き下げ線も耐塩皿碍子です。


最新装柱の一部にはなんとダークブラウンの耐塩皿碍子を使っています。
赤いラインもなく、一見別の新型碍子に見えます。
よく見ると耐張碍子もダークブラウンで、
環境調和のためにこの色を採用しているのだと思われます。

東京電力の耐塩皿碍子と中部電力の耐塩皿碍子の比較
こちらは中部電力の耐塩皿碍子です。
皿の形が円筒形に近く、電線を支持している碍子は中実碍子です。
こちらは中部電力のダークブラウン耐塩皿碍子です。
構造的には通常タイプとほぼ同じです。
こちらは東京電力の耐塩皿碍子です。
皿がお猪口状に上部に広がっていて、中の碍子はピン碍子です。

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