
電柱装柱用語一覧(ま〜わ)
●巻広告(まきこうこく)

電柱下部に巻きつけるように取り付ける広告。
広告の他に現在地名などが記載されている。
●巻き付けグリップ(まきつけぐりっぷ)

吊架線を電柱や建物に接続する際、
吊架線終端部とバンド、架線金物などを接続する器具。
●マジックシート

電柱に広告等の貼り紙などをされないよう、
電柱の下部に巻きつけるシート。
表面が凸凹しているため、
接着剤で貼り紙を接着させても、接着面に空気が入って貼り紙が外れてしまう。
●水トリー現象(みずとりーげんしょう)
CVTケーブルなどの架橋ポリエチレンが劣化し、
隙間から水の分子が枝状に浸み込み、絶縁破壊すること。
●無停電工事(むていでんこうじ)
需要家への電気の供給を止めずにする工事。
●無電柱化(むでんちゅうか)
架空線を地中線化して、電柱を無くすこと。
景観の向上や、災害時の電柱倒壊による、
緊急車両の通行妨害がなくなるメリットがある一方、
莫大な建設費がかかり、事故復旧にも時間とコストがかかると言うデメリットもある。
●木柱(もくちゅう)
木の電柱。コールタールや硫酸銅をしみこませて腐食しないようにしている。
最近は使われないので、なかなか見られない。
●槍出(やりだし)
電柱から一方向側に腕金などが突き出た装柱。
●槍出金具(やりだしかなぐ)

バンドで電柱に取り付けるタイプの腕金で、
建物や木々などで電柱から離れてかけてある電線を支持するときに使う。
●Uバンド

腕金を取り付けるときに使う、
U字状のバンド。
強度面で不安があるので最近はあまり使われない。
●弓支線アーム(ゆみしせんあーむ)

電柱下が狭く、支線を斜め下にかけられない時に使うアーム。
アームを使うことで、アームから先は支線を垂直にすることが出来る。
●養生(ようじょう)
電柱、配送電機器、または電線などが、
自動車や重機などの激突で倒壊、破損、破断しないよう、
シートなどで防護すること。
または、新設した電柱の根元の土壌が安定するまで、一定の処置をすること。
●ラインポスト碍子

通称、LP碍子。
一方を腕金に固定し、
一方に電線を支持する長細いひだの付いた碍子。
●ラッシング止め金具(らっしんぐどめかなぐ)

CVTなど撚った線の端に取り付けて解けないようにするための金具。
●ラッシングロッド

スパイラルハンガーとほぼ同じだが、
スパイラルハンガーよりケーブルと吊架線の締め付けがきつく、
撚った線が解けないようにする目的もある。
●リアクタンス
交流電気を妨げる要素のこと。
その要素を持った機器をリアクトルと言う。
●リアクトル
通電中にある程度電気を確保しておき、
電気が必要な時に確保しておいた電気を流す装置。
瞬間的に大きな電気を使うことがある場合や、
モーターの回転を円滑化したい場合などに使う。
●離隔(りかく)
建物等から電線を離す距離。
または、それぞれの電線同士を離す距離。
●輪番停電(りんばんていでん)
発電所等で異常があり、
電力需要が電力供給を上回った場合、
エリア毎に分けて順番ずつ停電させ、電力需要を低減させる方式。
●ループ受電
変電所と複数の需要家間で送電線や配電線をループ状に組むこと。
1箇所が使えなくなっても、別の経路から受電出来るので、
停電になる可能性が低くなる。
●零相変流器(れいそうへんりゅうき)
一次側(測定する電線)に地絡事故が起きると、
二次コイルに電気が流れる変流器。
地絡事故の検出に使う。
●漏電(ろうでん)
地絡事故により大地上などに電気が漏れている状態のこと。
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