電柱装柱用語一覧(あ〜お)
ここでは電柱装柱関係で特によく出る用語の紹介と解説をいたします。
なお、あくまでも「電柱趣味」観点ですので、
正式名称と異なる部分もあります。
また、解説は簡略化しております。
●アーク放電
電極間の電位差により、電気が空気などの気体の中を連続的に通ること。
アーク放電中は弧を描いた稲妻状の閃光が走る。
単に「アーク(意味は弧)」、「電弧」とも言う。
●アークホーン
高圧の碍子の両端についている金属性の角。
異常電流が流れた時、ホーン(角)同士でアーク(放電)させ、
碍子の破損を防止する。
高圧の碍子でも特に特別高圧線の碍子などによく見られる。
●アース
日本語では「接地」。
電位の異常上昇や高圧の電気による感電を防止するために、
必要な箇所には設置されている。
電柱から地面に向けてひょろひょろ向かっている1本の電線がアース。
途中までは電柱の中、下の方は電柱の外と言うアースもある。
●アームタイ
横方向の腕金と電柱を接続し、
腕金の傾きを防止する金具。
●アイビーガード
ツタ植物が支線を伝って伸びないようにするための防具。
蛇が登らないようにする目的や支線を保護する目的もある。
同様な防具に葛返しがある。
●赤うわ薬(あかうわぐすり)
高圧碍子に施す赤いライン。
現在は省略可能なので無いものも多い。
●足場ボルト(あしばぼると)
電柱作業員が電柱に登るためにつけてあるボルト。
一般人が登らないように1.8メートル以下には取り付けていない。
●雨覆(あめおおい)
ケーブルの端子部から水がしみこまないようにするためのカバー。
●アンカ
支線が地面から抜けないよう、
支線の端(地面方)に取り付ける器具。
●安全距離(あんぜんきょり)
機器に近付いても感電しない最低限の距離。
電圧によって安全距離が異なり、法律で定められている。
●井型碍子(いがたがいし)
玉碍子が角ばったような形をしたもの。
溝が「井」の字に似ていることから。
玉碍子と同様支線に使われる。
●一般電気事業者(いっぱんでんきじぎょうしゃ)
電気事業者のうち、発電から送電、配電まで総合的に行う会社(またはHD)のこと。
日本では北海道電力、東北電力、東京電力、中部電力、北陸電力、関西電力、
中国電力、四国電力、九州電力、沖縄電力及び電源開発(Jパワー)の11社がある。
●イヤー碍子
吊架線とトロリー電線を結ぶハンガーに挟む碍子。
吊架線に電気が流れないようにするためにある。
●インバータ
直流を交流に変換する装置。
●インピーダンス
電気抵抗のこと。単位はオーム。
●腕金(うでがね)
電線を支持する碍子などを取り付けるために、
電柱に固定する棒状の鋼。
●SVR
電圧降下を防止するため、自動で電圧を調整する機器。
●M座(えむざ)
腕金を取り付けるときに使う座金。
M字の形になっている。
●屋内配線(おくないはいせん)
建物内の電線、支持物、器具及び、
それに伴う装置(安定装置、保安装置など)の総称。
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