短距離鋼索線・箱根十国鋼索線2


さて出発します。今回は山頂側の撮影です。
もう十国峠駅の建物が見えます。


両側にはツツジの木が立ち並んでいます。
線路幅はケーブルカーでは珍しく国際標準軌(1435ミリ)になっています。
駒ケ岳ケーブル(廃止)は日本の標準の1067ミリなので、
同じ会社線でも軌間が異なっていました。
国際標準軌のケーブルカーはここと能勢電鉄鋼索線(妙見ケーブル)のみです。


1分半ほどで交換地点にさしかかります。
「日金」と交換です。


交換地点を過ぎます。


まもなく十国峠駅です。あっという間です。

02、十国峠(じっこくとうげ)Jikkoku-Toge


十国峠駅に到着しました。


十国峠駅から十国登り口駅をのぞみます。景色がいいです。
十国峠の名は、旧国名の10国が見渡せたことから付きました。


十国峠駅にある簡易切符自動券売機です。
切符といっても「十国登り口駅まで」しかないので、ボタンはありません。


十国峠駅駅舎です。駅舎自体は古いですが、中は綺麗にされていて、
1階にみやげ物店と眺望ロビーが、2階にはギャラリーがあります。



〜おまけコラム・ケーブルカーの線路幅は?〜

普通鉄道のレール幅は1067ミリが多いのですが、ケーブルカーはどうなっているのでしょうか。
ケーブルカーも1067ミリが多いようですが、かなり特殊なレール幅の路線もあります。
関東のケーブルカーで分類してみました。

路線名 レール幅
箱根登山鉄道鋼索線 983ミリ
御岳登山鉄道 1049ミリ
高尾登山電鉄・大山観光電鉄・筑波観光鉄道 1067ミリ
伊豆箱根鉄道十国鋼索線 1435ミリ

関東は4種類にも分類できますが、その他の地方は殆ど1067ミリです。

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