超ローカル線!箱根駒ケ岳鋼索線1
※この路線は2005年8月に廃止されています。
伊豆箱根鉄道駒ケ岳鋼索線(以下、箱根駒ケ岳ケーブル)は、
駒ケ岳登り口駅から駒ケ岳頂上駅までの0.7qを結んでいるケーブルカーです。
かつては箱根の重要観光ルートの路線としてかなりの賑わいがあったようです。
しかし、後述の箱根駒ケ岳ロープウェーが開通すると乗客が減り始め、
利用する乗客は殆どいなくなってしまいました。
01、駒ケ岳登り口(こまがたけのぼりぐち)Komagatake-Noboriguchi
駒ケ岳登り口駅です。国道1号線の寂れた裏道沿いにあります(現在は通行止め)。
駅舎には「歓迎」の文字がありますが、建物がボロくて歓迎しているようには見えません。
駅舎前にはバス停がありますが、一日2本しかありません。
駒ケ岳登り口駅横にあるトイレ。
外壁はがれまくっているんですけど(OL?)・・・。駅舎とともに荒れ放題です。
駅舎内にある「駒ケ岳ケーブルカー」について。
なんか独特な文字でケーブルカーの安全性について延々と語られています。
しかし、看板作成者の気分にムラがあるのか、
後半に行くほど字体が大きくなっています。
時刻表です。
利用客の少ないケーブルカーなのに15分間隔で運転されています(一部不定期)。
都市近郊路線並です!こんなに運転して採算が取れているのでしょうか・・・。
改札口&窓口です。殺風景な感じです。
駒ケ岳ケーブルの11形車両です。
「湯の花」(地元の温泉名)と「駒ケ岳」の2両があります。
車内はなんとロングシート(車端部は除く)で、
階段ごとにこまぎれでシートが配列されています。
吊革もあり、通勤電車のようです。
車掌室には椅子がなく、車掌は終始立っています。
車掌台に大型円形ブレーキハンドルがあるのが特徴です。
車掌室上にはまたケーブルカーの安全性について書かれている看板が・・・。
この路線に乗る客は心配性が多いのでしょうか。
さて、駒ケ岳登り口駅を出発します。
最初は低い切通しの中を緩やかな勾配で登っていきます。
架線柱は全体にわたって木製でローカルです。
登るにつれ、前方の二子山(電波塔のある山)がよく見えるようになります。
次第に砕石軌道からコンクリート道床に変わります。
砕石軌道の区間はわずかです。
切通しが終わり、開けてくるとまもなく交換地点です。
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