大パノラマ、箱根駒ケ岳ロープウェー1
伊豆箱根鉄道駒ケ岳ロープウェー(以下、箱根駒ケ岳ロープウェー)は、
芦ノ湖畔の箱根園駅から、
駒ケ岳頂上駅までの1.8qを結んでいるロープウェイです。
芦ノ湖の遊覧船から気軽に立ち寄れるところなので、
国内外問わず結構観光客が乗っているロープウェイです。
なお、箱根駒ケ岳へはかつてこのロープウェイの他、
ケーブルカーもあったのですが、ケーブルカーの方は利用客が減少したため、
2005年8月に廃止されてしまいました。
01、箱根園(はこねえん)Hakoneen
箱根園駅です。駅舎は若干古めです。
箱根園駅は芦ノ湖畔にある駅で、
周囲は西武系のレジャー施設やホテル、レストランのオンパレードです。
3階にある切符売り場です。
比較的殺風景です。
改札口手前にガラス窓があり、ロープウェイの滑車を見ることができます。
箱根駒ケ岳ロープウェーに使っているロープが改札口横に置いてあります。
おなじみの東京製綱製です。
手前から平衡索・曳索・支索緊張索・支索の順に置いてあります。
箱根駒ケ岳ロープウェーの搬器です。
製造年の割りにかなり大きい客室です。
定員101名は開通当時日本一だったそうです。
写真の搬器は「駒ケ岳」ですが、
もう一つの搬器は「芦ノ湖」と言う愛称がついています。
塗装は西武鉄道の子会社伊豆箱根鉄道なので、西武ライオンズカラーです。
西武系のロープウェーなどはここに限らず、
殆ど西武ライオンズカラーの塗装にしてあるようです。
製造は・・・。ワンパターンのスイスのCWA製です。
スイスの搬器製造会社は「CWA」しかないのか!!
たまには別の国の別の会社のものにしてほしいです。
最近はすっかり日本製の新型搬器が登場しなくなりました。
客室内です。
かなり前の製造なので、現在のCWA製と比べて、
吊革の形状や窓の配置、窓の黄色い遮光フィルムがないなどの違いがあります。
しかし、天井の安っぽさは現在のものとあまり変わりません。
客室内はかなり広々していますが、
混雑することが多い同ロープウェイはすぐに人が埋まってしまいます。
では、箱根園駅を出発します。
ずっとむこうに駒ケ岳頂上駅の黒っぽい建物が見えます。
今回は例外的に山頂側に乗りました。山麓側は芦ノ湖が見えて絶景なのですが、
芦ノ湖は箱根ロープウェイでも紹介したからです。
箱根園駅をでて少しの間は別荘地の上を通ります。
曳索たるみ受け付近。
広葉樹林と針葉樹林が混ざり合って独特の風景です。
木の背が低くなり、高原らしい雰囲気になっていきます。
1番支柱です。
この支柱を横から見ると、かなり巨大な支柱だと言うことが分かります。
まるで角の生えた怪獣のようです。
大型搬器でかつ、路線長が長い割りに支柱が2本しかない路線なので、
このようなビックな支柱になったのだと思われます。
地面はなだらかになり、雄大な風景が広がります。
針葉樹林の林の上を通ります。くだり搬器が見えてきました。
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