最新老舗・箱根登山鉄道鋼索線1

箱根登山鉄道鋼索線(通称・箱根登山ケーブル)は、関東で最も古いケーブルカーで、
大正10年に開通しています。
このケーブルカーの特徴は、やたら中間駅が多いことで、4駅もあります。
そのため、沿線観光地利用客にとっては大変利用しやすいです。
路線は強羅駅から、早雲山駅の1.2qを結んでいて、
各々の駅の営業キロは以下の通りになります。
強羅 0.000q
公園下 0.245q
公園上 0.495q
中強羅 0.745q
上強羅 0.995q
早雲山 1.240q



01(OH57)、強羅(ごうら)Gora


いつも観光客でいっぱいの強羅駅です。
日本唯一の粘着式運転の登山鉄道、箱根登山鉄道の終点です。
強羅自体は特に目立った観光地はなく、
箱根地区のそれぞれの観光地に行くつなぎ的役割の駅です。
大部分はみやげ物店めぐりをしたあと、バスやケーブルカーに乗り換えています。
なお、強羅駅の標高は553mです。


箱根登山ケーブルの車両ケ100形車両+ケ200形車両です。
関東では唯一の2両連結式大型ケーブルカー車両で、かなりの定員を誇ります。
しかし、毎週末混雑しているこの線は、
2両でもラッシュ並みの混雑になってしまいます。
超最新型ケーブル車両で、
スイスのガングロフ社で製造されています。


ガングロフ社の銘板です。


車掌席です。
機器類は最新のメカニック調で、
ブレーキハンドルや古臭い通信受話器などは一切見られません。
電圧計や圧力計の計器類もちゃんとあり、
普通鉄道車両の運転台と遜色ありません。


車内です。
(撮影時間があまりなかったので、人ががちゃがちゃいる写真で申し訳ございません。)
車内はゆったりしています。
シートは紫陽花(あじさい)の柄で派手です。


強羅駅は乗降分離しています。
写真右が乗車ホーム、左が降車ホームです。
箱根登山ケーブルは、鋼体枕木とかなり重みのあるレール使っていて、
軌道敷きががっちりしています。
大型車両が走る関係だと思います。


強羅駅を出ます。
強羅付近は比較的普通の民家沿いを走ります。
線路脇には歩道もあり、ケーブルカーの車両がじっくり見られます。


あっという間に次の公園下駅です。

02(OH58)、公園下(こうえんしも)Koen-Shimo


強羅公園の最寄り駅です。
「こうえんした」と言いそうになりますが、「こうえんしも」が正式名称です。
ホームは左右両方にあり、どちらからでも乗降できるようになっています。
中間駅は全部この方式で便利ですが、
左右降りる方向を間違えると悲惨なことになります。
沿線は、踏み切りはもちろんガードなども少ないので、
降りる方向は間違えないよう気をつける必要があります。
強羅公園は写真右側のホームです(強羅方向)。


新緑の中を行きます。
色々な木々が目を楽しませてくれます。


坦々と登っていきます。


まもなく、公園上駅です。

最新老舗・箱根登山鉄道鋼索線2

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