超最急勾配!高尾登山電鉄4

〜付録特集2・エコーリフト〜

高尾登山電鉄の特集をしたときはこっちも紹介しないと・・・ね?


エコーリフト山上乗降場です。帰り客が並んでいました。
ケーブルカーは年配の客が多かったのですが、
こちらはカップルや家族連れが多かったです。
なお、エコーリフトも高尾登山電鉄が運営しています。


山上乗降場の乗降場名板です。上にはリフトの乗り方の説明があります。
乗降場名板のデータでケーブルカーと比較すると下の表になります。
ケーブルカー
エコーリフト
全長
1020m
872m
高低差
271m
237m
所要時間
5〜6分
12分
最急勾配
31度18分
29度06分


乗降場に進入する搬器(一般的にゴンドラ)です。
搬器は2人乗りになっています。
数十秒ごとに進入してきます。


ロープを動かしている駆動滑車です。かなり大きいです。
ウィーンウィーンと唸っています。


乗車風景。
ムービングウォークに乗りながら、後ろから来る搬器に腰をあわせて座ります。
緊張の一瞬です。


山麓乗降場に向かって進みます。それにしても支柱のスパン(間隔)が短いですね。
支柱は31番支柱まであります。


沿線には警告板があります。
よく読むとエコーリフトはテレビ監視しているそうです。


山麓乗降場です。清滝駅から少し登ったところにあります。



おまけ


高尾山駅から少し清滝方向へ戻ると、景色の良い所に出ます。
下は高尾登山電鉄(ケーブルカー)のトンネルです。


薬王院です。高尾山は神社でなくお寺が山上にあります。


高尾山山頂。
高尾山駅から30分くらい歩くと着きます。



ケーブルカーコラム

その1「高尾登山電鉄が日本鉄道最急勾配?」

このサイトでは、高尾登山電鉄に日本鉄道最急勾配があると書きましたが、
人によっては「大井川鉄道だ」とか「箱根登山鉄道だ」と思う方もいるかもしれません。
実は「日本鉄道最急勾配」は見方によって色々第1位が出来てしまいます。

「レールの上を走る、鉄道路線日本最急勾配」
高尾登山電鉄(608パーミル)

「自力走行でレールの上を走る、鉄道路線日本最急勾配」
大井川鉄道井川線(90パーミル)

「{ケーブル}や{ラックレール}などの補助がなく、
粘着運転だけでレールの上を走る、鉄道路線日本最急勾配」
箱根登山鉄道(80パーミル)

そのほかロープウェイやジェットコースター、リフト、ラックピニオン式モノレール、インクライン、
エレベータなども鉄道とみなすときりがありません。

その2「パーミルを角度に直すと?」

鉄道勾配で使われるパーミルを角度に直すには、三角関数を使います。
関数電卓をお持ちの方はお試しください。
注!モードは「DEG」にして計算しましょう!ラジアンなどを使うと答えが変わってしまいます!

〜例1、√3メートルで1メートル登る場合〜
tan-1(1/√3)=30°

〜例2、1000メートルで1000メートル登る場合〜
tan-1(1000/1000)=45°

〜例3、高尾登山電鉄の場合〜
1000メートルで608メートル登ることから、
tan-1(608/1000)=約31°

注・tan-1は、タンジェントの逆です。

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