山岳架け橋・野岩鉄道2

08、男鹿高原(おじかこうげん)Ojika-Kogen


家が全くないところにある駅です。
野岩鉄道会津鬼怒川線では一番乗降人員が少ないです。
「高原」とありますが、高原らしい雰囲気は全くなく、
イメージアップのためだけに「高原」をつけているような気がします。


男鹿高原駅を出るとすぐに山王トンネルに入ります。
いよいよ栃木県&関東地方とおさらばです。

09、会津高原尾瀬口(あいづこうげんおぜぐち)AizuKogen-Ozeguchi


福島県に入ってしばらく走ると野岩鉄道の終点、会津高原尾瀬口駅に到着します。
AIZUマウントエクスプレス号停車駅です。
国鉄会津線の駅だったころは「会津滝ノ原」駅と言う駅名でした。
野岩鉄道がここまで開通したときに会津高原駅に変更され、
2006年に現在の駅名に再度変更されています。
駅は島式2線の単純な駅ですが、
「会津滝ノ原」駅時代はもっと構内が広く、貨物用引込み線などがあったようです。
会津高原尾瀬口駅は尾瀬ハイキングの玄関駅で、ハイカーの利用客が多い駅です。
そのため、(不定期ですが)東武の尾瀬夜行電車がここまで運転されています。


会津高原尾瀬口駅にて東武6050系電車を撮影。
この駅は上下線の方向が逆で、右側通行になっています。


会津高原尾瀬口駅の駅舎です。駅周辺は小さな集落があるだけですが、
観光地の玄関駅なので、そこそこの大きさがあります。



さて、会津高原尾瀬口駅を後にして、会津鉄道会津線に入ります。
電車の場合は野岩鉄道の運転士と車掌が引き続き乗務して、
会津鉄道の運転士・車掌と交代しません。
会津鉄道の運転士はディーゼル車運転専門で、
電車の運転は野岩鉄道の運転士に委託しているようです。
会津鉄道線内はディーゼル車の速度に電車が合わせているので、
時速60〜70KMでのんびりと走ります。


会津高原尾瀬口〜七ヶ岳登山口間にアーチ橋があります。
超ローカル盲腸線になんでこんなモダンな橋を造ったのでしょうか・・・。


会津鉄道会津線内もこんなかんじで自然の中を走ります。
野岩鉄道と明らかに違うのは枕木で、
野岩鉄道がPC(コンクリート製)なのに対して会津鉄道は殆ど木です。
一部やたらレールのつなぎ目が多い区間があり、
ダンダンダンダンダン・・・と間接通過音がひっきりなしに聞こえます。
なんでこんなに短いレールを使うのか不思議です。
アーチ橋と言い、会津線はどこか変です。

10、七ヶ岳登山口(ななつがだけとざんぐち)Nanatsugadake-Tozanguchi


片面ホームだけの寂しい駅です。会津鉄道になる前は「糸沢」駅でした。
集落はやや会津高原尾瀬口駅よりにあります。
「登山口」ですが、有名でない山なのかハイカーらしき人の乗降はありませんでした。

11、会津山村道場(あいづさんそんどうじょう)Aizu-SansonDojo


最近できた新しい駅です。山村道場って何?
ここまでくるとやや平地が広がってきます。


会津山村道場駅の駅名板です。
最近できた駅なので、駅名板のデザインが他の会津鉄道の駅と異なります。

12、会津荒海(あいづあらかい)Aizu-Arakai


会津山村道場駅から道路をくぐるとすぐに着いてしまう駅です。
この駅は相対式2線になっていて交換可能です。
駅周辺は比較的家がまとまってあります。


会津荒海駅の駅舎です。水色塗装で爽やかな感じがします。
「荒海」だからでしょうか・・・。でも内陸部なので海はありません。

山岳架け橋・野岩鉄道3

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