ロングローカル線・秩父鉄道5

32、秩父(ちちぶ)Chichibu


秩父の市街地にある駅で、
島式2線のほか、電車留置・貨物専用の側線が沢山あります。
ホームと改札のある駅ビル(写真左)は地下道で結ばれています。
西武秩父線開通後はあまり駅自体の利用客は多くありませんが、
一応秩父代表駅なので、急行「秩父路」が停車します。
かつて側線の一部はデルタ状の線形を描いて、
秩父セメント(現・太平洋セメント)の工場に入っていましたが、
つい最近それが撤去されてしまい、ここでの貨物発着はなくなってしまいました。
しかし、廃線跡は今でも確認でき、
国道140号線の陸橋のところはその名残がはっきり分かります。


駅ビルは秩父地域地場産業振興センターで、
秩父の特産品などが販売されています。
秩父神社などの最寄り駅となっていて、
駅前には商店街が広がっています。


秩父駅を出ます。側線が合流します。


秩父駅を出ます。緩いくだり勾配になるので、
隣のレベル(水平)の引き上げ線と少し高低差がつきます。


横の引き上げ線が終わります。


真っ直ぐです。直線はだいたい時速70q〜80q出します。


国道140号線が近付くので、
大型店の裏側のようなところを走ります。


線路がわかれると大野原駅の構内になります。
構内が広いので、なんだか複線区間のように見えます。

31、大野原(おおのはら)Onohara


2面3線の駅で、秩父の市街地の北にあります。
近くに高校があるため、学生の利用があります。
また、周囲に工場が点在しているため、通勤客もそこそこ利用しています。


大野原駅を出るとカーブになります。
かつては本線の横に、
秩父セメント(現・太平洋セメント)の引込み線が平行してあったのですが、
今は途中で線路が切られています。


引き込み線跡とともにカーブが続きます。


構内が広がります。

30、武州原谷(ぶしゅうはらや)Bushu-Haraya


貨物専用の駅で、一般旅客電車は停車しないのですが、
SL急行が次発の普通電車通過待ちに待避することがあります。
JR外鉄道では規模も発着量も最大の貨物駅です。
構内はかなり広く、一番端に本線が、そして電化の貨物側線が数本あった先に、
非電化の貨車用側線が数本あります。
その先に大きい太平洋セメントの工場があり、
工場横からは今は使われていない電化の高架貨物支線が大野原駅方向にのびています。
秩父鉄道自体太平洋セメントの系列会社なので、
同社との貨物面での結びつきは大きいです。


武州原谷駅の末端部になります。


武州原谷駅構内が終わり、カーブを曲がります。


そして、再び直線になります。


ここら辺は見通しの良い区間なので、
よく鉄道カメラマンが鉄道写真を撮影しています。


横瀬川を渡ります。


カーブを曲がると和銅黒谷駅です。

ロングローカル線・秩父鉄道6

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