潮騒ロードひたちなか海浜鉄道1
ひたちなか海浜鉄道は、勝田から阿字ヶ浦までの14.3kmのミニ非電化私鉄です。
ミニ私鉄ですが、色々な気動車が走っています。
かつては国鉄の列車も乗り入れていましたが、
気動車と電車の速度差がJR常磐線のダイヤに影響するため、
現在、JRからの乗り入れはありません。
日中は単行気動車が走っていますが、かつての乗り入れ列車の関係で、
どの駅もホーム有効長が長くなっています。
今までこの路線は茨城交通の路線だったのですが、
経営難のため平成20年4月に第三セクター化され、
ひたちなか海浜鉄道になりました。
01、勝田(かつた)Katsuta
ひたちなか海浜鉄道の中間窓口です。
勝田駅の改札口はJRと共通なので、
無人駅からの乗車客のために窓口が設けられています。
ダイヤです。約40分サイクルになっています。
スピードアップして終着駅の折り返しを早くすれば30分毎の運転も可能なのですが、
まだ旧型車が在籍しているので、難しいのかと思われます。
ひたちなか海浜鉄道の勝田駅は片面1線のみです。
JRの上りホームと共用していて、黒い柵で仕切られています。
写真は勝田駅で発車待ちのキハ3710型気動車です。
キハ3710型気動車の車内。新しい車両なので綺麗です。
オールロングシート構造です。
運転室は半室構造になっているので、いささか狭いです。
軽快気動車ですが、運転台は重厚なつくりになっています。
さて、勝田駅を発車します。
JR常磐線との渡り線と分岐合流します。写真右2線がJR常磐線です。
かつてはJRからの臨時列車がこの渡り線を通っていたのですが、
今は車両搬入以外使われないので、レールは錆びています。
JR常磐線と分かれます。
02、工機前(こうきまえ)Koki-mae
片面1線の駅です。
駅名のとおり、駅すぐ横には工機ホールディングスの工場があります。
かつては臨時停留場扱いでしたが、現在は一般停留場に昇格しています。
ただ、今でも早朝・深夜の一部列車は通過します。
工機ホールディングスの工場のほか、
近くには大型量販店もあるので、ショッピング客の利用もあります。
なお、この駅はかつて「日工前」と言う駅名だったのですが、
2018年に日立工機が日立グループから外れて工機ホールディングスになったため、
駅名を変更しています。
両側道路に挟まれた区間を走ります。
ずっと真っ直ぐ行きます。
右手は日立工機から陸上自衛隊学校の敷地になります。
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