団地一周新交通・山万1
山万は不動産会社で、
千葉県のユーカリが丘で大規模住宅開発を行っています。
その山万が開発の一環で新交通システムを走らせています。
路線はラケット状になっていて、環状部分は反時計回りに運転されています。
全営業キロは4.1qですが、ユーカリが丘地区の住民の足として機能しています。
関東では一番古い新交通システムで、日本唯一の中央案内軌条式になっています。
そのため、他の新交通システムと少し雰囲気が異なっています。
01、ユーカリが丘(ゆーかりがおか)Yukarigaoka
京成電鉄ユーカリが丘駅の北口を出てすぐ右手に、
山万ユーカリが丘線の連絡通路があります。
屋根は繋がっているので、乗り換えに傘を差す必要はありません。
山万ユーカリが丘駅の下には山万のインフォメーションセンターがあります。
券売機です。つい最近斜め型に交換されました。
運賃は均一料金なので、ボタンは単純に大人、小人だけです。
改札口は自動改札になっています。
山万はユーカリが丘駅と公園駅以外無人駅ですが、
全駅自動改札になっています。
ただ、パスモなどは使えません。
山万のダイヤです。平日の朝夕は本数が多いですが、
それ以外は概ね20分毎なので、本数が少ないです。
20分毎の時は車両1本だけの運用です。
一方、平日ラッシュ時の7分30秒毎の時間帯は2本運用になっています。
2本運用時は公園駅で交換のような形になっています。
山万のユーカリが丘駅のホームです。
片面1線のホームになっています。
ホームは殺風景ですが、待合室と缶飲料の自動販売機があります。
線路には750V電圧の電気が流れています。
車両は日本車輌製の1000系電車で、3両編成になっています。
ユーカリが丘にちなんで、こあら号と名づけられています。
車内です。乗車時間が短いため、オーソドックスなロングシートになっています。
車内にはこんな表示があります。
サラリーマンの多い住宅団地用の新交通らしいです。
運転台はワンハンドルタイプです。
全面窓がさほど大きくないため、
メーター関係の高さを極力抑えて斜めにしています。
山万は古い新交通システムなので、自動運転ではありません。
なお、前面窓と運転台後ろの窓の位置がずれていて、しかも窓が小さいため、
前面展望は非常に悪いです。
駅名板は緑基調の単純なものです。
さて、ユーカリが丘駅を出発します。
カーブを描きながら国道296号線をわたり、
しばらく高層マンションの中を走ります。
山万の線路は一般の側方案内軌条式と異なり、
線路の中央にガイドレールがある、
ちょっとモノレールっぽい新交通システムです。
この方式はここの他、愛知県の桃花台新交通でも見ることが出来たのですが、
廃止されてしまい、ここが唯一になってしまいました。
大型量販店横を走ります。
駅前は結構店が充実しています。
少し坂をくだると、地区センター駅です。
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