雷都を貫く・宇都宮ライトレール8


坂を上っていきます。


坂を上り終えます。


左カーブを曲がり、交差点を過ぎると、かしの森公園前電停です。

18、かしの森公園前(かしのもりこうえんまえ)Kashinomori-Park


島式2線の電停です。
芳賀町工業団地管理センター前電停寄りは急勾配なのでホームが設置できません。
そのため、
上下線とも交差点から見て芳賀・高根沢工業団地電停寄りにのりばがあります。
電停の西側はかしの森公園、
東側には本田技研工業とその体育館があります。
ここら辺は工業団地として開発が始まったばかりなので、
本田技研工業関係の工場以外の工場誘致はあまり進んでいません。
そのため、この電停は本田技研工業の関係者と、
公園に遊びに来た家族連れの利用客が殆どになっています。


左カーブを曲がります。
右手は本田技研工業の工場です。
何故か1カ所だけセンターポールではなく、
ライトラインでは珍しい管型トラスビーム支持の架線柱があります。
おそらく、将来的に道路標識を設置するためかと思われます。


本田技研工業の工場に沿って走ります。


左手のかしの森公園の敷地が終わります。


終点の芳賀・高根沢工業団地電停が近付きます。


シーサスクロッシングを過ぎると、
終点、芳賀・高根沢工業団地電停です。
シーサスクロッシング部はセンターポールが建てられないので、
架線は管型トラスビームの架線柱で支持されています。

19、芳賀・高根沢工業団地(はが・たかねざわこうぎょうだんち)
HagaTakanezawa-IndustrialPark


島式2線の電停です。
本数の多い時間帯を除いて電車は2番線に停車します。
ライトラインでは珍しく、横断歩道の他、
歩道橋も設置されています。
電停名の芳賀・高根沢工業団地は芳賀郡芳賀町と、
塩谷郡高根沢町にまたがる工業団地なのですが、
電停自体は芳賀町にあります。
またこの工業団地は殆ど本田技研工業の工場です。
電停の東側は本田技研工業の敷地で、
電停前には同工場の北門があります。
西側は本田技研工業の社員駐車場や車両置き場になっています。
しかし、それ以外なーんにも無い所なので、
この電停を利用する人は、
本田技研工業の関係者と鉄道ファン、
物見遊山で来ている家族客、それと、僅かな周辺住民だけです。
それ故、電車が10分〜20分間隔の高頻度で来るのが不思議です。
開通時点ではトイレどころか自動販売機も無いので、
喉が渇いている方や催している方は、
手前のかしの森公園前電停で降りるよう運転士から促されます。
なお、この電停の北方2キロメートルの所に、
宮内庁御料牧場があります。



おまけ


HU300形電車です。
HUは、芳賀・宇都宮の頭文字です。
開通時点ではこの形式が唯一です。
電車は3両編成で、
編成長は法律制限ギリギリの30メートルになっています。
これは、広島電鉄の5000形グリーンムーバーの
30.5メートル(特例)に次ぐ長さです。
グリーンムーバーは5両編成の関係でデッドスペースが多いのですが、
HU300形電車は3両編成でデッドスペースが少ないので、
定員は日本の路面電車一の160人を誇っています。
(路面区間がある鉄道線の車両は除く。江ノ電や京阪京津線など。)


自動車と並ぶと、威圧感が結構感じられます。


運転席です。
モニターが結構ありますが、計器類はアナログ式です。
左のモニターは車内の様子を映し、
スピードメーター周りのモニターは左右車両側面、下面(ホーム面)を映します。
編成長の長い車両なので、
安全な乗降のため、モニターは欠かせません。


ハンドルはレバー式で、ノッチ(刻み)はありません。
ただ、引きが力行、押しが制動なので、
操作は一般的ワンハンドルと同じです。
このハンドルの後ろに逆転ハンドルがあります。
なお、ハンドルの操作は左手で、
右手は通常、姿勢維持用に黄色いグリップを握ります。


整理券発券機です。
現金利用者はホームに設置している整理券発券機で整理券を取ります。
車内ではないので注意が必要です。

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