
帝都高速度交通・東京メトロ丸ノ内線7
23(M23)、茗荷谷(みょうがだに)Myogadani

相対式2線の駅です。
小石川検車区に隣接しているため、
この駅始発終着の電車が設定されています。
文教地区で周囲には拓殖大学、お茶の水女子大学、
教育の森公園があります。
また、少し離れていますが、小石川植物園の最寄り駅でもあります。
駅勢圏が広いのでそこそこ利用客があります。
24(M24)、新大塚(しんおおつか)Shin-Otsuka

相対式2線の駅です。
駅は護国寺裏手にあります。

新大塚駅は比較的最近リニューアル工事を行なったのですが、
一部にサインカーブが施されています。

これは丸ノ内線の保存車両ですが、
サインカーブはこのようになっていました。

新大塚駅から次の池袋駅までは駅間距離が長いです。
途中、都電荒川線と交差しますが接続駅はありません。
池袋ウォーカーにはおなじみのサンシャイン60通りの下を通り、
西武百貨店とパルコの下を通ると、
終点池袋駅です。
25(M25)、池袋(いけぶくろ)Ikebukuro

島式2線の駅です。
池袋駅は相互直通客を含めない場合、
東京メトロで一番利用客の多い駅になります。
有楽町線と副都心線に乗り換え出来ますが、
それぞれの駅が離れていて便利とは言えません。
ただ、副都心線は改札内で乗り換え出来ます。
丸ノ内線は始発駅なので、
朝夕ラッシュ時は非常に混雑します。

車止めです。
計画では向原・成増方面に延伸する予定だったのですが、
途中で有楽町線に変えたため、延長計画はなくなりました。
車止めの先は副都心線の連絡通路になっています。

池袋駅には4体のマーキュリー像があるらしいのですが、
どれも目立たない位置にあり、探しにくいです。
暇な方は是非探してみてください。
〜地下鉄コラム「東京メトロと都営地下鉄を一体化?」〜
東京の地下鉄は東京地下鉄(東京メトロ)と東京都交通局(都営地下鉄)の二業者あるのですが、
最近、この2つの地下鉄を一体化できないかという議論が行なわれています。
理由はマチマチで、
東京都交通局側は経営の苦しい交通事業から撤退したいと言う希望があります。
一般利用者は一体化によって運賃が安くなるのを期待しています。
なぜ東京都交通局はこんなに苦しい経営状態なのかと言うと、
二つ理由があります。
1、バスなどの赤字事業を抱えていて、その赤字を地下鉄の収益で補填している。
2、都営大江戸線の負債額が莫大である。
都心部は地下鉄が充実していて、
渋滞で定時運行が困難なバスは敬遠されています。
そのため、都営バスは閑古鳥が鳴いていて赤字事業になっています。
(なお、この都営バスは都電荒川線も含まれていて、
荒川線も赤字でなかなか新型車両が導入できない状態になっています。)
地下鉄の浅草線、三田線、新宿線は黒字なのですが、
それらの黒字をバスなどの赤字事業が食いつぶしてしまうのです。
もう一つは大江戸線の負債です。
大江戸線の建設費は1兆円を超えています。
大江戸線は都営地下鉄で一番収益が高い路線だと言われていますが、
それは減価償却費を含めない計算で、
しかも収益が高いのは単に路線が長いだけだからです。
石原東京都知事は「一生ペイ(完済)出来ない路線。」と言う爆弾発言もしています。
じゃあ、こんな赤字付けの交通を東京メトロが引き受けるかと言えば、
もちろん「ノー。」です。
株式上場すれば当然収益をあげなければならなくなるので、
赤字状態の事業を増やすわけにはいかないのです。
仮に一体化しても、一般利用者が期待している「運賃値下げ」はありえません。
収益をあげるために逆に運賃が値上げされる可能性が高いのです。
東京都交通局が純粋に浅草線、三田線、新宿線だけだったら一体化していたかもしれません。
6の字運転する路線を造ってしまったせいで、
東京の地下鉄は二事業者のままになってしまったのです。
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