
アジア最古地下鉄・東京メトロ銀座線2
03(G03)、外苑前(がいえんまえ)Gaien-mae

相対式2線の駅です。
併走する半蔵門線には駅がありません。
この駅は開通時「青山四丁目」駅だったのですが、
青山六丁目駅が神宮前駅に改称した時、
今の「外苑前」駅に改称しました。
神宮外苑の入口に駅があり、
神宮球場などの最寄り駅になっています。

外苑前駅を出ます。
開通が古いためか、トンネルの支柱に年期が感じられます。
04(G04)、青山一丁目(あおやまいっちょうめ)Aoyama-Itchome

相対式2線の駅になっています。
この駅も半蔵門線に乗り換えられるのですが、
半蔵門線と同一ホームになっていません。
「青山一丁目」駅と言いながら今は青山一丁目と言う地名はありません。
しかし、お洒落な街「青山」の中心地に位置しています。
また北東側には赤坂御用地があります。

青山通りの下をひたすら走ります。
しかし、その通りから分かれる赤坂見附駅直前に急カーブがあります。
05(G05)、赤坂見附(あかさかみつけ)Akasaka-Mitsuke

赤坂見附駅は2層式になっていて、
丸ノ内線池袋駅方面と銀座線浅草駅方面、
丸ノ内線荻窪駅方面と銀座線渋谷駅方面は同一ホームで乗り換えられます。
また、前者が地下1階、後者が地下2階にホームがあります。
このような便利な構造になっているのは、
東京高速鉄道が赤坂見附駅まで開通した時、
将来開通予定だった新宿分岐線用にホームを準備していたためです。
なお、ホームは扇状に広がっていて、
車両の寸法が若干長い丸ノ内線の方がホームが長くなっています。

こちらは渋谷駅方面ホームです。
半蔵門線開通後、赤坂見附駅は永田町駅と同一駅になったのですが、
永田町駅の乗り換えは結構歩き、
特に南北線、有楽町線の乗り換えは不便です。

赤坂見附駅を出ます。
丸ノ内線の連絡線が合流します。
この連絡線を通って、銀座線の車両を丸ノ内線の中野工場、
小石川CR工場に回送することができます。
しかし、逆に丸ノ内線の車両をこの連絡線を使って銀座線に走らせることはできません。
丸ノ内線の車両は銀座線の車両より寸法が長く、車体幅も広いからです。
06(G06)、溜池山王(ためいけさんのう)Tameike-Sanno

南北線開通時に連絡駅として新設した駅です。
もともと駅のなかったところなので、工事は大工事になりました。
駅名の「溜池山王」は古くからの地名から来ているのですが、
溜池駅にするか山王駅にするかでもめたそうです。
結局双方を入れる形で決着しています。
駅は島式2線ホームで、駅に入る前後で、
ホームを造るためにトンネルを拡幅した形跡が見られます。
国会議事堂駅とは同一駅扱いされていますが、
千代田線、丸ノ内線ともにのりかえが不便で、
特に、銀座線から丸ノ内線の乗り換えは、
東京の地下鉄で一番乗り換え距離が長くなっています。
しかし、銀座線と丸ノ内線の乗り換えは手前の赤坂見附駅ですれば良いことなので、
物好きな方以外はこの駅で乗り換えをしません。

溜池山王駅を出るとトンネルの拡幅した様子が分かります。
07(G07)、虎ノ門(とらのもん)Toranomon

霞ヶ関の官庁街のはずれにある駅ですが、
結構利用客の多い駅です。
駅は相対式2線になっています。
虎ノ門駅の渋谷駅よりで日比谷線と交差していますが、
この場所に駅は無く、
南に400メートル程離れた位置に日比谷線の虎ノ門ヒルズ駅があります。

(渋谷駅方向撮影)
虎ノ門駅渋谷駅行きホームです。
日比谷線の虎ノ門ヒルズ駅開業に合わせて駅のリニューアルが進んでいます。
08(G08)、新橋(しんばし)Shimbashi

新橋駅は2面2線になっています。
元々は島式2線だったのですが、
ホームの混雑緩和に浅草駅方面ホームを増設し、
A線B線ホームが分離しました。
なお、新橋駅渋谷駅方面ホームは、
当時の東京地下鉄道のホームを使っていて、
虎ノ門駅よりにあった、東京高速鉄道のホームは廃止されています。
しかし、今でも留置線として使っていてホームも残っています。
通常、一般乗客は立ち入ることの出来ないホームなので、
「幻のホーム」と言われています。
なお、東京高速鉄道のホームは相対式2線でした。

浅草駅方面ホームから見た渋谷駅方面ホーム。

新橋駅を出ます。
ここからは東京地下鉄道だった区間になるので、
トンネル構造が若干変わり、
トンネルを支える支柱がH鋼になります。
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