
大特集・グアム島の配電線6

高圧配電線が3相4線式になっているのですが、
引通碍子がバラバラで統一感がありません。
分岐側には電気が流れていないようで、ジャンパー線が接続されていません。

この配電線柱も1線だけ碍子が異なります。
小さなピン碍子なことから、この線が中性線だと思われます。

新しくポリマー碍子にしたところは、
中性線も同じ碍子を基本使っています。
地中の引き下げ線の部分も、
日本のような開閉器ではなく、断路器になっています。
余談ですが、
配電線に詳しくない方は後ろのトヨタのカーディーラーの看板で、
日本で撮影した写真と勘違いしてしまうのでしょうか?

耐張碍子がポリマー碍子に対して、
ジャンパー線支持が古い大きなピン碍子と言うのが特徴的な配電線柱です。
特に中性線の碍子はダークブラウンで、
特に碍子が大きいです。

1回線から2回線に切り替わる配電線柱です。
しかし、よく見ると、下の回線同士はジャンパー線で繋がってなく、
地中に引き下げています。
引き下げ線に開閉器、断路器は挟まれてなく、
避雷器のみ接続されています。

ここの地中引き下げも、開閉器、断路器は無く、
避雷器のみ接続されています。
それにしても、グアム島の配電線柱はコンクリート柱が多いのに対し、
アームは腕木が多いのがミスマッチです。

この八角柱の電柱は、縦方向横方向同じ規格のアームが使えるため、
腕木でなく、専用の腕金が使われていることが多いです。

槍り出しタイプもアームは腕金になっています。
そのため、この八角柱用の腕金はいくつかの規格があるようです。

上の特別高圧線が撚架しています。

よく分からない配電線柱です。
下の配電線は断路器を通して何かの機器に接続されています。
計器用変成器か??

グアム島は日本の配電線のような開閉器はなく、
このような断路器が多いです。

変電所から分岐している、
3万4500ボルト特別高圧線と高圧配電線です。
この変電所は崖の上を通っている、
11万5千ボルト特別高圧線が上流側になっています。
グアム島は送電線(急行線)が接続しているハガニア変電所以外は、
11万5千ボルト特別高圧線が接続している配電用変電所か、
3万4500ボルト特別高圧線が接続している配電塔が殆どです。
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