大特集・利根川水系の水力発電所３

ＴＡＫＥ６、東京電力・水上
最大出力18,600kW/昭和２８年完成


水上発電所はみなかみ町水上の東のはずれにあります。


水上発電所の水は、洞元湖と藤原湖の間で取水しています。
導水管は１本だけですが、かなり太いです。
ポイントは導水管途中にある、
水上発電所の門型看板でしょうか。


発電関係の装置や機器は地下にあるため、
発電所の建物は一段掘り下げた所にあります。


水上発電所の変電所です。
水上発電所で出力した電力の他、
奈良俣、須田貝、藤原各発電所からの送電線も合流しているので、
比較的大きい変電所になっています。


変電所裏では烏帽子型鉄塔が見られます。
おそらく藤原発電所からの送電線かと思われます。


水上発電所と道路を挟んで反対側にも電力設備があります。
しかし、この設備入り口には、プレートや看板などがないため、
何の設備かよく分かりません。


見た感じでは変電設備のようです。
手前には木の板に覆われた長幹碍子があります。

ＴＡＫＥ７、東京電力・上牧
最大出力31,500kW/昭和３３年完成


道路と山の斜面に挟まれた狭い場所にある発電所です。
建物は工場のような簡単な作りになっています。
変電所から出る送電線は１回線で、
小松発電所まで続いています。


手前の太くて茶色い管が、発電用の導水管です。
奥の銀色の管は余水管です。


上牧発電所の余水口。ドドドっと大量の水が出ています。

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