電線・発電ファン必見!秘境広瀬4

今度はAの送電線柱から上流側にのびている線(右方向の線)を追います。
右方向の線は若干距離があります。
途中までは下流側と同じような装柱の送電線柱が続きます。

しかし、途中から2本の柱支持になり、耐張碍子ばかりになります。
架空地線のある柱の方を長くして、GWキャップなどは付けていません。
余談ですが、電線秘境シリーズの取材時はいつも天気が悪いのですが、
珍しく晴天になり、すがすがしいです。

送電線柱にある注意書き。新しいので目立ちます。
ここの送電線柱はパンザマストになっています。
パンザマストは果樹園の中でも設置しやすいため採用したのだと思われます。

送電線柱のプレートを見ると、この送電線は藤木送電線と言うらしいです。
設置年月が55年12月なので、この線が出来てから25年は経っているようです。
また、下にも字がかすれてよく見えないのですが、
小屋敷○○というプレートもあります。
なぜでしょう?昔は路線名が異なっていたのでしょうか?

この送電線の終点近くは、土砂置き場になっている関係で、
絶縁保護管がしてあります。
短冊形の赤い注意書きがかわいらしいです。

この線の終点は変電所です。
この藤木送電線のほか、2回線送電線も見られます。

この変電所も鉄塔の土台が新しく、近年改装したようです。

内部の構成は比較的シンプルで規模が小さいです。

なお、この変電所の脇にも発電所があり、藤木発電所と言います。
小屋敷の2つの発電所とこの藤木発電所の電気をかき集めたのが、
山の上に向かっている2回線送電線なのだと思います。
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