フェンスセンサーの電線
人は侵入禁止のところでも侵入してしまう好奇心を持っています。
しかし、侵入した先は危険な箇所だったり、
機密情報を扱う場所かもしれません。
単に柵を設置しただけでは乗り越えられたとき、
その行為をすぐに知ることは出来ず、
侵入者を取り押さえることが出来ません。
そのため、侵入禁止箇所にはあらゆる装置を設けて、
侵入者を検知しています。
一般的には赤外線などのレーザーを使うのが一般的ですが、
屋外の場合、雨や雪、風などの影響を受けやすいため、
有線式の検知装置を使うところもあります。
とある百貨店の屋上にて、
柵の上に怪しい線があります。
しかし、この線は怪しい線ではなく、
怪しい人間を感知する線です。
この線はフェンスセンサーと言い、
外部からの侵入者を検知する線です。
所々「TAKEX」と言うロゴが散見されますが、
このロゴからこのフェンスセンサーは、
竹中エンジニアリング製だと分かります。
終端部では何かの器具に接続されています。
これは、侵入者がフェンスセンサーの線に引っかかったときの
線の引っ張りを検知する器具です。
竹中エンジニアリングのサイトを見ると、
この器具はアジャスターと言うらしいです。
アジャスターは線の終端部に設けるのが一般的のようです。
何か筒のような器具も散見されますが、
これはテンションセンサーと言うものです。
この器具は、侵入者が侵入して線が引っ張られることにより、
テンションセンサーのキャップも引っ張られ、
それにより電光式のマーカーが顔を出す仕組みになっています。
このマーカーにより、侵入箇所を特定し、
侵入防止の改善を行います。
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