最近の構内配電線の傾向1
最近は構内配電線も規格化が進んでいます。
とある場所の構内配電線です。
架空地線付きで、支持はGWキャップになっています。
高圧線支持は耐塩ピン碍子になっています。
この構内配電線は近年設備を更新したようで、
各配電線柱は比較的新しくなっています。
最近の構内配電線は耐塩ピン碍子(または中実碍子)が多いのですが、
東電管内で普通に使用されているクランプ碍子は、
放電(アーク)機能付きなので、
碍子が高価になっています。
とは言え、通常のピン碍子よりはある程度長期使用に耐えうるようにするため、
あえて耐塩ピン碍子を採用しているのだと思います。
耐張碍子の装柱は先端カバーの形状が東電のものと若干異なっています。
ジャンパー線支持も耐塩ピン碍子になっています。
変電設備の近くの配電線柱です。
地中から電線を引き上げて各方面に配電線を延ばしています。
下には太陽光パネルがあるのですが、
これは照明用で、配電線とは無関係です。
後ろの槍出し装柱はだいぶ腕金が前に出ています。
張力が偏るので、支柱付きです。
低圧線は100ボルトの電灯線が殆どですが、
配置は横型になっていて、低圧線用の腕金も設けられています。
この配電線柱の低圧線は横型と縦型の両方ありますが、
動力線と電灯線の分類ではなく、
2路線分の低圧線を効率よく装柱するため、縦横を混ぜているようです。
(縦だけだと縦方向に場所をとってしまうし、
横だけだとアームタイの関係でやはり縦方向に場所をとってしまいます。)
その2路線の低圧線の分岐地点がこの配電線柱です。
高圧線は東西方向、南北方向に普通に交差しています。
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