NTTの遠隔局収容機能設備
最近は携帯電話やインターネットの普及により、
従来のメタルケーブル(電線)だけでは沢山の大容量回線を送るのが難しくなってきました。
また、NTTの中継局から遠隔地になると伝送損失が発生します。
そこで、地下に光ケーブルを敷設して、
遠隔地利用者近くの場所で遠隔加入者収容モジュールにより、
従来のメタルケーブルに流す方法を採る場合があります。
光ケーブルは管(シース)に沢山の光ファイバーケーブルが収容出来る為、
沢山の回線を細い光ケーブルで送る事が出来るだけでなく、
伝送損失も低減する事が出来ます。
沢山の電話線が地中から出ています。
ここは?
架空引き上げ部の電話線柱には接続端子函がずらりとあります。
メインの電話線は全部で6回線で、
4回線は接続端子函を通している普通の電話線、
1回線は接続端子函を通していない普通の電話線、
あと1回線は光回線です。
その他通信線と思しき線が1線あります。
引き上げ電話線柱には「V9中継」と言う表示がされています。
地中から電話線を引き上げている場所には4台の機械があるだけです。
機械のメータ確認窓の上に「RSF−○」と言う表示がされています。
先の写真の4台の機械は左から、
RSF−L、RSF−N、RSF−O、RSF−Pと表示されています。
ハイフンの後ろはおそらく回線表示だと思いますが、
RSFとは?
・・・で、この「RSF」、いくら調べても分からず、
散々調べた結果、
遠隔加入者専用モジュール(RSbm<Remote SuBscriber Moduel>)のうち、
配線点(地中線から架空線に立ち上がる場所)に設置する、
RSbm−F型を略したものだと分かりました。
まあ、通信趣味者の方は簡単に分かる事なのかもしれませんが、
送電趣味者は分野外なので、なかなか電話線に関しては分かりにくい部分があります。
地中を通っている光ケーブルはこの遠隔加入者専用モジュールによって、
メタルケーブルに変換されます。
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